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ノルシュテイン映画の秘密パート2/ジャン・ヴィゴの『アタラント号』を語る

昨年好評を博した“エイゼンシュテインの『イワン皇帝』を語る”の第2弾!ノルシュテイン氏が映画の核心、アニメーションの神髄に迫ります。

ノルシュテイン氏が影響を受けたという、ジャン・ヴィゴ監督の代表作『アタラント号』をノルシュテイン氏自身が詳しく解説。映像をひとコマずつみて、映像と音楽・構図・動きの関係など、映画を構成する要素から優れた作品がどのようにつくられているのか分析。映画・アニメーションをつくる上で大切なこと、基本、姿勢を学びます。

※本ワープショップは終了しました。たくさんのご参加ありがとうございました。

上映作品

『アタラント号』 L'atalante(1934年/101分/モノクロ)

監督:ジャン・ヴィゴ
出演:ディタ・パルロ、ジャン・ダステ、ミシェル・シモン、ルイ・ルフェーヴル
セーヌ川を行き来する船アタラント号で、新婚生活をはじめた船長夫婦。幸福な生活を送っていたが、船がパリに近づいたとき、都会へのあこがれから妻が船を抜け出してしまう。怒った船長は妻を残して船を出航させるが・・・。

ジャン・ヴィゴ Jean Vigo(1905-1934)
フランスの映画監督。29歳の若さで敗血症により死亡。『ニースについて』、『Taris』、『操行ゼロ』、『アタラント号』と、生涯4本の映画を残す。
監督は『アタラント号』完成前に他界したため、当時大幅に変更されたかたちで公開された。そのためオリジナルバージョンは長らく幻の名作といわれていたが、1990年カンヌ国際映画祭で復元・上映される。監督の残した唯一の長篇であり、映画史における傑作である。

講師

ユーリー・ノルシュテイン Yuri Norshtein

 1941年生まれ。ロシアのアニメーション作家。1961年から1981年まで旧ソ連動画制作所で、アニメーターとして40本以上の作品に参加。『25日最初の日』(68年)で監督デビュー。以後、『霧の中のハリネズミ』(75年)、各国の映画祭で大賞を独占した『話の話』(79年)など独特の詩的なアニメで人々の心を魅了し、世界中のアニメーション作家達にも大きな影響を与え続けている。
 また、国内および海外で30以上の賞を受賞。1989年には、「映画芸術発展のための著作的貢献」に対しタルコフスキー記念賞受賞。「青少年向け映画・アニメ芸術発展への貢献」に対し国際ジャーナリスト連盟メダルを授与された。2004年日本の秋の褒章にて、「ロシアにおける日本文化紹介とアニメーション発展への貢献」が認められたため、国家に貢献した人に贈られる旭日章を授与された。現在は幾度もの中断を乗り越えて、ゴーゴリ原作の『外套』を制作中。

募集要項

【開催日】

2005年11月15日(火)

【定員】

350名(先着順/定員になり次第締切り)入金確認をもって受付完了とします。キャンセルは2週間前まで可能。定員オーバーの場合ご連絡いたします。

【受講料】

5,000円(消費税込み)

【会場】

武蔵野公会堂(パープルホール)

【申込方法】

HPの専用フォームからの申込み、またはFAXにて受付。FAXの方は、氏名・住所・電話番号・メールアドレスを明記の上、送信してください。申込み受付後、事務局より「申込み確認書」を返送します。確認書に記載された銀行口座に入金してください。入金が確認され次第ご連絡いたします。

※事前の入金による受付は、11月10日(木)振込分までとさせていただきます。お振り込みが11月10日までにできない場合は、当日受付にて受講料をお支払いください。
なお、当日の受付では事前に申し込みを済まされた方(受付番号をお持ちの方)を優先させていただきますのでご了承ください。

参加申込フォーム

【タイムスケジュール】

10:00 受付開始
10:30 開場
11:00 開始
 │
13:00 昼休憩
14:00 再開(途中休憩あり)
 │
19:00 終了予定

【会場案内・交通案内】

武蔵野公会堂(パープルホール)
東京都武蔵野市吉祥寺南町1-6-22
TEL/ 0422-46-5121
FAX/ 0422-79-4677
JR吉祥寺駅
井の頭線吉祥寺駅(公園口)下車
南へ向かって徒歩2分


応募先・お問い合わせ

ラピュタアニメーションフェスティバル事務局
〒166-0001 東京都杉並区阿佐谷北2-12-19 聖観ビル1F
【TEL】03-5327-3786 【FAX】03-5327-7655
【e-mail】n-workshop@laputa-jp.com 【HP】http://www.laputa-jp.com/laf/