伝説の美女、魅惑の饗宴
 昭和の銀幕に輝くヒロイン [第五弾]
2002年9月1日(日)〜10月12日(土)
モーニングショー
◆スケジュール ※朝10:30より一回上映

9月1日(日)〜9月7日(土)
八千草薫『夏目漱石の三四郎』
東宝/1955(S30)/81分/白黒
監督:中川信夫/脚本:八田尚之/原作:夏目漱石/出演:山田真二 笠智衆 土屋嘉男 岩崎加根子 金子信雄 平田昭彦

●奇才中川信夫が監督した数少ない文芸作品の中の一本。夏目漱石原作物は、虞美人草以来2本目となる。時は大正の頃、若い2人、三四郎と美弥子のつつましやかな愛の物語。八千草薫が初々しい。

9月8日(日)〜9月14日(土)
美空ひばり『二人の瞳』
大映/1952(S27)/81分/白黒/16ミリ
監督:仲木繁夫/脚本:小国英雄/出演:マーガレット・オブライエン 三浦光子 杉狂児 星ひかる 岡村文子

●ハリウッドの天才名子役マーガレット・オブライエン(若草物語他に出演)と、これまた日本一の名子役美空ひばりの顔合わせで大ヒットした作品。青い瞳と黒い瞳、まさしく二人の瞳がくり広げる泣いて泣かせる友情物語。

9月15日(日)〜9月21日(土)
佐久間良子『五番町夕霧楼』
1962年 東宝 117分
監督:田坂具隆/脚本:鈴木尚之 田坂具隆/原作:水上勉/出演:木暮実千代 河原崎長一郎 千秋実 岩崎加根子 丹阿弥谷津子

●水上勉原作の同名小説の映画化。家が貧しかったため、京都・西陣・五番町の夕霧楼に身を売り芸妓になった夕子と、彼女の幼なじみで修行僧の身でありながら楼に上がる正順との禁断の恋の物語。クライマックスが悲愴。

9月22日(日)〜9月28日(土)
中村玉緒『王将』
東宝/1973(S48)/101分/カラー
監督:堀川弘通/脚本:笠原良三/原作:北條秀司/出演:勝新太郎 音無美紀子 仲代達矢 藤田まこと 佐々木孝丸 頭師孝雄

●大映作品で阪妻の坂田三吉はあまりにも有名だが、こちらも負けずおとらずアクの強さは天下一品。勝負の世界に執念もやし、女房泣かせる勝新の三吉である。その女房小春を本当の女房玉緒が演じている。適役の名コンビ。

9月29日(日)〜10月5日(土)
浅丘ルリ子『執炎』
日活/1964(S39)/120分/白黒/ニュープリント
監督:蔵原惟繕/脚本:山田信夫/原作:加茂菖子/出演:伊丹一三 芦川いづみ 平田大三郎 松尾嘉代 細川ちか子 宇野重吉

●蔵原惟繕監督の代表作であると共に、浅丘ルリ子出演100本目となる記念作品。女と男が愛し合う、しかし男の死がその愛を引き裂く。その時残された女は・・・。この純愛作品によって浅丘ルリ子は女優として大きく飛躍する。

10月6日(日)〜10月12日(土)
倍賞千恵子『あねといもうと』
松竹/1965/90分/カラー
監督:川頭義郎/脚本:楠田芳子/原作:佐多稲子/出演:岩下志麻 中村晃子 久我美子 山村聰 轟夕起子 景山哲也

●高岡家の3姉妹は近所でも評判の娘たちであるが、長女はもうすぐ結婚というところで他の男性からプロポーズを受ける。次女は恋人がこの世を去る。3女は未亡人になった兄嫁の事ばかり気遣う。3人3様の恋物語。

《料金》
一般・学生 1200円 / シニア 900円 / 会員 800円 / 水曜割引 1000円


八千草薫


美空ひばり


佐久間良子


中村玉緒


浅丘ルリ子

更新:02/08/19