1月4日（土）〜3月1日（土）
ラピュタ阿佐ケ谷にて
モーニングショー
※連日10：30より、1回上映
【料金】
一般・学生：1200円
シニア ：1000円
会員 ：800円
水曜割引 ：1000円均一
監督：山中貞雄／監督補：大岩弘明／脚色：三村伸太郎／原作：山中貞雄／撮影：町井春美
出演：河原崎長十郎 中村翫右衛門 山岸しづ江 高勢実乗 市川扇升 助高屋助蔵
◇若くして戦病死した天才監督・山中貞雄の現存する数少ない作品の1本。ご存事、河内山宗俊と地回りの市之丞が2人のマドンナ、お浪の窮地を救うという人情話。このお浪を、何と16才の原節子が初々しく演じている。
1/4（土）〜1/11（土）
監督：吉村廉／脚本：八住利雄／原作：森岡昇／撮影：蜂重義／美術：今井高一／録音：米津次男
出演：関千恵子 滝花久子 宮崎準 山口勇 吉川公一郎
◇東京都内のとある小学校では最近、池の鯉がしきりに盗まれたり、子供たちの言葉使いが悪くなったりで、その学校の女教師・雨本加代子はそんな行動の子供たちに悩んでいた。が、実はそれは浮浪者・常吉が関係していた。
1/12（日）〜1/18（土）
製作：藤本真澄 宇佐美仁／監督：佐分利信／脚本：井手俊郎／原作：今日出海／撮影：山田一夫／美術：北猛夫 清水喜代志／録音：宮崎正信／照明：石井長四郎
出演：小林桂樹 佐分利信 三船敏郎 八千草薫 藤間紫 塩沢登代路
◇俳優でもある佐分利信が監督・主演した作品。原節子演づる勝子は、戦死した夫の戦友・楢崎と再婚するが、同情されて結婚した事に屈辱感を持ち悩む。そこへもう一人の年下の戦友が表われる。彼女はじめての不倫妻役。
1/19（日）〜1/25（土）
製作：田中友幸／監督：熊谷久虎／脚本：八住利雄／原作：高村光太郎／撮影：小原譲治／美術：清水喜代志／録音：保坂有明／照明：大沼正喜
出演：山村聡 青山京子 太刀川洋一 三津田健 柳永二郎
◇原節子の姉の夫で、彼女を映画界に誘い入れた立役者、熊谷久虎監督作品。彼女は詩人・彫刻家の高村光太郎の妻・智恵子 を演じている。光太郎は智恵子との生活で、自分の生きる喜びを取り戻すが、智恵子は精神に変調をきたす。
1/26（日）〜2/1（土）
製作：滝村和男 永島一郎／監督：川島雄三／脚本：田中澄江 井手俊郎 川島雄三／原作：川端康成／撮影：飯村正／美術：小島基司／録音：酒井栄三／照明：今泉千仞
出演：森雅之 久我美子 香川京子 三橋達也 石浜朗 太刀川洋一
◇田園調布近くの多摩川辺りの高級住宅街に住む佐山弁護士と妻・市子の夫婦には子供が居ない。そこへ、ひょんなことからころがり込む市子の古い友だちの娘の面倒を見ることになる。ブルジョア家庭の中に変化があらわれる。
2/2（日）〜2/8（土）
製作：藤本澄江／監督：今井正／脚本：今井正 井手俊郎／原作：石坂洋次郎／撮影：中井朝一／美術：松山崇／録音：下永尚／照明：森茂
出演：池部良 伊豆肇 木暮実千代 龍崎一郎 若山セツコ 杉葉子
◇戦後の暗い世相を吹き飛ばす、石坂洋次郎の有名な「朝日新聞」連載小説の映画化。地方の女学校を舞台に戦後民主主義のもと、恋愛の自由を扱ったユーモラスな青春映画となっている。原節子は女教師・島崎雪子役を演じている。
2/9（日）〜2/15（土）
製作：藤本真澄／監督：今井正／脚本：今井正 井手俊郎／原作：石坂洋次郎／撮影：中井朝一／美術：松山崇／録音：下永尚／照明：森茂
出演：池部良 伊豆肇 木暮実千代 龍崎一郎 若山セツコ 杉葉子
◇彼女は、自らの性格と相まってか、前向きな確固たる思想を持ち、ラブレター問題で誤解された旧制高校生と女学生をかばい、古くさい考えにこだわる人たちと戦う知的な先生を輝くばかりの明るさと美しさで演じている。
2/16（日）〜2/22（土）
製作：藤本真澄／監督：成瀬巳喜男／脚本：水木洋子／原作：川端康成／撮影：玉井正夫／美術：中古智／録音：下永尚／照明：石井長四郎／編集：大井英史
出演：上原謙 山村聡 長岡輝子 杉葉子 中北千枝子 丹阿弥谷津子
◇性格破線気味で外に女をつくっている夫に冷たくされながらも義父の思いやりにははげまされ耐えている。成熟した女らしさと落ち着きをもって寂しく生きる人妻を好演している。この嫁と義父との関係に、見るものは嫉妬する。
2/23（日）〜3/1（土）