アッバス・キアロスタミの世界
3月4日(日)〜3月30日(金) レイト・ショー

『友達のうちはどこ?』『そして人生はつづく』『オリーブの林をぬけて』の“ジグザグ道三部作”で 世界の映画人や映画ファンを熱狂させた映画監督キアロスタミ。「神のいたずら」かのようなストーリー展開。素人を起用した演出で、フィクションでさえ、あたかもドキュメンタリーのようにしてしまう彼独自の撮影法。そして、市井の人々のイキイキした表情に、観るものは魅了されてやまない。

トラベラー
A・キアロスタミ初めての長編劇映画。落ちこぼれの10歳のガッセムはサッカーに夢中の男の子。 テヘランで行われる大事なサッカーの試合には何としても行きがたいのだが、次々と難関が立ちはだかる・・


クローズアップ
サブジアンは有名な映画監督モフセンと名乗り、老夫婦一家を偽りの映画制作に巻き込んでいく。 実話を元に、モフセン監督自身も出演。映画はドキュメント部分と再現映像で構成される。どこまでが真実か?


桜桃の味
多類の報酬と引き換えに自殺を手伝ってくれる人を探す男、バディ。自殺をいうテーマにも関わらず重い雰囲気ではなく、淡々と美しい映像で綴られる。
カンヌ映画祭バルム・ドール大賞受賞


ホームワーク
小学生一人一人に「なぜ宿題をしてこなかったのか?」と、子供にとっては尋問のようなインタビューをしていく。子供達の言い訳は姿は、本当に可愛らしい。しかし、そこからイランの家庭や教育の実情を 暴こうとしている。