鳴呼!!! 七〇年代劇画イズム FOREVER 2006年1月7日(土)〜3月3日(金) レイトショー連夜9:00〜
劇画を原作とした数々の名作、珍作を取り揃え、妙なテンションでお届けしてきた本シリーズ。忘れられないあの作品の続編や、待ってましたのこの作品がしのぎを削り、いよいよ迎える大団円。映画のパワーと劇画のパッションが交わる時、そこに生まれるものとは…。永遠なれ、七〇年代劇画イズム!

■ラインナップ
玉割り人ゆき 西の廊夕月楼 ボディガード牙 新・同棲時代 -愛のくらし ゴキブリ刑事 青春讃歌 暴力学園大革命 高校生無頼控 突きのムラマサ 不良姐御伝 猪の鹿お蝶 愛と誠 完結篇

▼ インフォメーション



玉割り人ゆき 西の廓夕月楼

(c)東映
玉割り人ゆき 西の廓夕月楼 1/7(土)〜13(金)
1976年/東映京都/カラー/64分
■監督:牧口雄二/脚本:田中陽造/原作:松森正/撮影:塩見作治/音楽:渡辺岳夫 ■出演:潤ますみ、坂口徹、中島葵、森崎由紀、長島隆一、成瀬正、島田秀雄

潤ますみ主演『玉割り人ゆき』の第二弾。京都島原から金沢へ流れついたゆきは、廓の主人たちの前で娼妓への性訓練を披露していた。そこで夕月楼の主人・清次郎と出会い、互いに惹かれあうのだが…。女を捨て“玉割り人”として生きるゆきの宿命を、壮絶に、そして切なく描く。


ボディガード牙

(c)東映
ボディガード牙 1/14(土)〜20(金)
1973年/東映東京/カラー/87分
■監督:鷹森立一/脚本:中西隆三/原作:梶原一騎、中城健/撮影:中島芳男/音楽:津島利章 ■出演:千葉真一、渥美マリ、内田良平、山本麟一、大山倍達

アメリカでの空手修行を終えた牙直人は、帰国後、ボディガード会社「神の手機関」をオープン。しかし、謎めいた美女と破格の値段で契約を交わしたその直後から、マフィアの手先が次々と二人に襲いかかり…。千葉真一のアクションが炸裂する本格空手映画。極真空手の創始者、大山倍達も出演!



新・同棲時代 −愛のくらし− 1/21(土)〜27(金)
1973年/松竹/カラー/86分
■監督・脚本:山根成之/脚本:石森史郎/原作:上村一夫/撮影:川又昂/音楽:青山八郎 ■出演:高沢順子、本郷直樹、赤座美代子、小坂一也、橋本功、桜むつ子

同棲をはじめてから一年が経った夕雨子と武男だが、ある日、夕雨子が妊娠していることがわかり…。何もかもが不確かな時代を生きる若者のフィーリングと新しい愛のモラルを、大胆な表現で鮮烈に描く。大ヒットした前作同様、山根成之監督のナウな感覚に注目したい。


ゴキブリ刑事

(c)東宝
ゴキブリ刑事 1/28(土)〜2/3(金)
1973年/石原プロ=東宝/カラー/83分
■監督:小谷承靖/脚本:剣持亘/原作:新岡勲/撮影:金宇満司/音楽:渡辺岳夫 ■出演:渡哲也、地井武男、加賀まりこ、大門正明、山添多佳子、深江章喜

麻薬を扱う暴力団・鮫島組が裏で実権をにぎっている臨海工業都市。そこに赴任してきた鳴神刑事は、ゴキブリ=暴力団退治が専門。殴る蹴るはあたりまえ、手錠をするのは手首と足首、反抗すれば撃ち殺す、という過激な男の非情な捜査がはじまる。渡哲也が荒々しい熱演をみせ、ハマリ役。


青春讃歌 暴力学園大革命

(c)東映
青春讃歌 暴力学園大革命 2/4(土)〜10(金)
1975年/東映東京/カラー/78分
■監督:内藤誠/脚本:波多雅史、田口勝彦/原作:本宮ひろ志/撮影:出先哲也/音楽:菊池俊輔 ■出演:星正人、長谷直美、佐藤佑介、林寛子、村野武範、ガッツ石松

城明第三高校の新番長に、成績優秀、スポーツ万能で正義感あふれる天田功が任命された。慈悲と残虐をもって学校を統括するという独自の番長道を掲げる天田に校長や生徒会は戸惑うが、女生徒たちには人気抜群。快男児・星正人が青春のエネルギーを爆発させる!


高校生無頼控 突きのムラマサ

(c)東宝
高校生無頼控 突きのムラマサ 2/11(土)〜17(金)
1973年/国際放映=東宝/カラー/84分
■監督:江崎実生/原作・脚本:小池一雄/原作:芳谷圭児/撮影:市原康至/音楽:佐藤允彦 ■出演:大門正明、ひし美ゆり子、加藤小代子、渡辺やよい、由利徹

“高校生無頼控”シリーズ第二作。過激派の兄を探してガクラン無宿を続けるムラマサこと村木正人だが、またしても行く先々で女に手をだしまくる。紛れこんだ高校で出会った才媛女生徒に、男意気をみせるべくムラマサが考案した「キッスくじ」とは…。


不良姐御伝 猪の鹿お蝶

(c)東映
不良姐御伝 猪の鹿お蝶 2/18(土)〜24(金)
1973年/東映京都/カラー/88分
■監督・脚本:鈴木則文/脚本:掛札昌裕/原作:凡天太郎/撮影:わし尾元也/音楽:荒木一郎 ■出演:池玲子、成瀬正孝、名和宏、河津清三郎、クリスチナ・リンドバーグ

数奇な出生の秘密をもつ女が、父の仇を討つため博徒の世界に殴りこんでいく。政界の黒幕や反体制の青年、女スパイが入り乱れ、荒唐無稽なおもしろさが炸裂する。池玲子とC・リンドバーグ、東西エロス女王の豪華競演に注目。荒木一郎による音楽も必聴だ。



愛と誠 完結篇 2/25(土)〜3/3(金)
1976年/三協映画/カラー/90分
■監督・脚本:南部英夫/脚本:山根成之、長尾啓司/原作:梶原一騎、ながやす巧/撮影:竹村博 ■出演:早乙女愛、加納竜、柴俊夫、大滝秀治、根上淳、白木万里

愛と誠が通う花園実業高校が、理事長の息子・砂土谷峻率いるヤングマフィア「緋桜団」に占拠された。愛の心配をよそに、誠は峻と果たし合いをするが…。三代目・誠に抜擢された加納竜が硬派な魅力で好演。原作者の梶原一騎も出演し、純愛山河の大波乱はついに完結へ!


■料金
一般/1,200円 学生・シニア/1,000円 会員/800円 水曜日サービスデー/1,000円均一

■インフォメーション
●連夜1回のみ上映
●整理番号付きチケットは当日の朝10:15より劇場窓口にて販売。
●作品によって画面、音声が必ずしも良好でない場合がございますのでご了承ください。