6月26日（日）〜7月2日（土）
若い傾斜
1959年（S34）／日活／白黒／78分
■監督：西河克己／原作：船山馨／脚本：池田一朗、小川英／撮影：伊佐山三郎／音楽：池田正義
■出演：川地民夫、清水まゆみ、赤木圭一郎、山根寿子、二本柳寛、信欣三、柳永二郎、北林谷栄
弁護士を目指す勤労学生が、会社の大きな汚職を知る。偽善と悪徳、弱肉強食の現実に立ち向かっていく若い世代──。船山馨原作の社会派青春映画で、浅丘ルリ子＆清水まゆみのダブルヒロインが華を添える。
©日活
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7月3日（日）〜9日（土）
十六歳
1960年（S35）／日活／白黒／96分 ※16mm
■監督：滝沢英輔／原作：打木村治／脚本：三木克巳／撮影：横山実／音楽：佐藤勝
■出演：葉山良二、長門裕之、渡辺美佐子、白木マリ、殿山泰司、山岡久乃、東恵美子、西村晃、浜村純
遠く秩父山脈をのぞむ基地周辺の農村、そのなかで思春期を過ごす貧しい美少女の愛と悲しみの記録──。原作は打木村治。十六歳のヒロイン・せん子に浅丘ルリ子が扮して体当たりの演技をみせる。
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7月10日（日）〜16日（土）
でかんしょ風来坊
1961年（S36）／日活／カラー／82分
■監督：斎藤武市／原作・脚本：松浦健郎／脚本：今村文人／撮影：高村倉太郎／音楽：小杉太一郎
■出演：小林旭、中原早苗、宮城千賀子、北林谷栄、藤村有弘、金子信雄、殿山泰司、近藤宏
元総理の初恋相手が銀座界隈を買収。この問題に“銀座の次郎長”ことキッチン「ジロー」の若旦那がひと肌脱ぐ──！ 「暴れん坊」シリーズ第二弾。のびのびと喜劇を楽しむ旭&ルリ子のコンビが◎。
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7月17日（日）〜23日（土）
どじょっこの歌
1961年（S36）／日活／白黒／88分
■監督：滝沢英輔／原案：土山忠滋／脚本：植草圭之助、後藤望／撮影：横山実／音楽：斎藤高順
■出演：高橋英樹、葉山良二、小沢昭一、下元勉、波多野憲、三津田健、奈良岡朋子、南風夕子
保母として働く戦災孤児の娘が、入院先で院長の弟と知り合う。二人は急速に親しくなり将来を固く誓うのだが…。境遇差、純潔問題、そして難病──。若い男女が様々な困難に直面しながらも純愛をつらぬく物語。
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7月24日（日）〜30日（土）
憎いあンちくしょう
1962年（S37）／日活／カラー／105分
■監督：蔵原惟繕／脚本：山田信夫／撮影：間宮義雄、岩佐一泉／音楽：黛敏郎
■出演：石原裕次郎、長門裕之、川地民夫、芦川いづみ、小池朝雄、草薙幸二郎、佐野浅夫、高品格、山田禅二
遠距離カップルの純愛を成就させるため九州までおんぼろジープをとばす人気タレントと、それを追う恋人兼マネージャーの女──。二人が日本列島を南下、阿蘇に辿りつくまでを活写した傑作ロードムービー。
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7月31日（日）〜8月6日（土）
執炎
1964年（S39）／日活／白黒／120分
■監督：蔵原惟繕／原作：加茂菖子／脚本：山田信夫／撮影：間宮義雄／音楽：黛敏郎
■出演：伊丹一三、芦川いづみ、松尾嘉代、宇野重吉、平田大三郎、細川ちか子、信欣三、奈良岡朋子
平家落人集落の娘が、網元の息子と知り合い結婚。だが、戦争が二人を別ち、妻はぎりぎりの世界に追いつめられていく──。浅丘ルリ子の「一〇〇本記念映画」として製作された文芸大作。愛の情念を全身にみなぎらせて熱演。
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8月7日（日）〜13日（土）
夜明けのうた
1965年（S40）／日活／白黒／97分
■監督：蔵原惟繕／脚本：山田信夫／撮影：間宮義雄／音楽：いずみたく
■出演：浜田光夫、松原智恵子、岸洋子、小高雄二、藤村有弘、岡田真澄、藤木孝、小松方正、戸浦六宏、江角英明
退廃的な情事に乱れたパーティー、荒む心。しかし純真無垢なカップルとの出会いが、焦燥に悶える女優の人生を新たな出発へと導いていく──。レコード大賞歌唱賞受賞、岸洋子のヒット曲を映画化した歌謡映画。
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8月14日（日）〜20日（土）
華やかな女豹
1969年（S44）／日活／カラー／85分
■監督：江崎実生／原作：中西隆三／脚本：加藤彰／撮影：姫田真佐久／音楽：坂田晃一
■出演：松原智恵子、川津祐介、鹿内タカシ、河原崎長一郎、川口恒、二谷英明、弘田三枝子、ピーター
著名な芸術家の追悼パーティーに現れたパリ帰りの美女。彼女は故人の一人娘を取り囲む男性たちに近づき誘惑していく。果たしてその狙いは──？数々のトップモードに身を包んだ浅丘ルリ子が謎の女を艶やかに演じる。
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8月21日（日）〜27日（土）
愛の渇き
1967年（S42）／日活／パートカラー／99分
■監督・脚本：蔵原惟繕／原作：三島由紀夫／脚本：藤田繁夫／撮影：間宮義雄／音楽：黛敏郎
■出演：山内明、中村伸郎、楠侑子、小園蓉子、紅千登世、石立鉄男、小高雄二
蔵原作品で演技派として開眼した浅丘ルリ子が、三島文学の官能描写に挑んだ。老義父の愛撫を受けながらも、下男の若い肉体と素朴な心に溺れていく未亡人──。絶望的な愛の探索が、鮮烈に描かれる。
■料金
一般／1,200円 シニア・学生／1,000円 会員／800円 ※水曜日サービスデー／1,000円均一
トップ写真： 『憎いあンちくしょう』1962／蔵原惟繕 ©日活