ホフマン物語 6/20 fri.- 6/26 thu.
ホフマン物語
1951年/イギリス/124分/カラー/スタンダード/ケーブルホーグ
○制作・監督・脚本:マイケル・パウェル&エメリック・プレスバーガー/撮影:クリストファー・チャリス/作曲:ジャック・オッフェン・バッハ/振り付け:フレデリック・アシュトン ○出演:ロバート・ランズウィル、モイラ・シアラー、ロバート・ヘルプマン、レオニード・マシーン

バレエ映画「赤い靴」のパウェル&プレスバーガーが贈る、バレエ・オペラ・映画が三位一体となった芸術的作品。酒に酔ったホフマンが語る、過ぎ去った恋の物語。パリのオランピアとの恋、ヴェネチアの高級娼婦ジュリエッタとの出会い、ギリシアでのアントニアとの別れを、オッフェンバッハの音楽にのせて綴る。とりわけ第1場でみせるオランピアの踊りはバレエ映画として最高の見せ場。


ヌレエフ I am a dancer 6/27 fri.- 7/ 3 thu.
ヌレエフ I am a dancer
1972年/フランス=イギリス合作/92分/カラー/スタンダード/ケーブルホーグ
○監督:ピエール・ジョーダン/制作:エヴドロス・デメトリウ/撮影:ミシェル・ケルベール/ナレーション:ジョン・バーシヴァル ○出演:ルドルフ・ヌレエフ、マーゴ・フォンティン、カルラ・フラッチ、リン・シーモア

20世紀の天才バレエダンサー、ルドルフ・ヌレエフは生まれ育ったロシアから61年に公演先のパリで亡命。その後「客間に放たれた野獣のよう」と評されバレエ界を席巻。本作はインタビュー、リハーサル、世界の名だたるプリマ達との共演舞台など、彼の最高潮の時期を捉えたドキュメンタリー。野生的でダイナミック、かつ繊細さを持ち合わせたヌレエフの踊りは観る者を釘付けにする。


ピーターラビットと仲間たち/ザ・バレエ 7/ 4 fri.- 7/10 thu.
ピーターラビットと仲間たち/ザ・バレエ
1971年/イギリス/90分/カラー/スタンダード/ケーブルホーグ
○監督:レジナルド・ミルズ/制作:ジョン・プレイボーン/撮影:オースティン・デンプスター/原作:ビアトリクス・ポター/振り付け:フレデリック・アシュトン/演奏:ロイヤル・オペラ管弦楽団 ○出演:フレデリック・アシュトン、ロイヤルバレエ団

世界中で愛される絵本「ピーターラビット」を、アシュトン振付、ロイヤルバレエ団出演で3年の歳月をかけて実写映画化し大ヒットとなる。「ジェレミ−・フィッシャ−どんのおはなし」など、5つの物語をメドレー式に追っていく。ダンサーたちの被った着ぐるみは、まるで本物の絵本と見紛うほど精巧。カエルの華麗なジャンプや、ネズミたちの可愛いダンスなど、誰もが楽しめるバレエ映画。


センターステージ 7/11 fri.- 7/17 thu.
センターステージ
2000年/アメリカ/115分/カラー/シネマスコープ/メディアボックス
○制作:ニコラス・ハイトナー/制作:ローレンス・マーク/脚本:キャロル・ハイキネン/撮影:ジェフリー・シンプソン/音楽:ジョージ・フェントン/振付け:スーザン・ストローマン ○出演:アマンダ・シェル、ゾーイ・サルダナ、スーザン・メイ・ブラッド、イーサン・スティーフェル

ニューヨークの名門バレエスクールにやってきた主人公のジョディは、クラスメートとの実力の差に思い悩む。そんな時ジョディはバレエ団のプリンシパル、ク−パーと親しくなるが…。友情や恋の悩み、バレエの魅力や厳しさが描かれた青春映画。ダンスや卒業公演の舞台が物語を盛り上げ、観る側も踊り出したくなるだろう。ABT現プリンシバルのI・スティーフェルがク−パー役で好演。