トークイベント

  • 5月3日(日)10:30『素晴らしい悪女』上映後 
    ゲスト:恩地日出夫監督 聞き手:轟夕起夫さん(映画評論家)

『目白三平物語 うちの女房』写真

©TOHO CO.,LTD.

3月22日(日)〜28日(土)

目白三平物語 うちの女房

1957年(S32)/東宝/白黒/72分

■監督:鈴木英夫/原作:中村武志/脚本:井手俊郎/撮影:山崎一雄/美術:小川一男/音楽:宅孝二
■出演:佐野周二、望月優子、佐原健二、杉葉子、久慈あさみ、杉本修、日吉としやす、如月寛多、南美江

庶民生活で起こる小さな事件をユーモラスに綴ったホームドラマ。お人好しの目白三平(佐野)は近所に住むドライ娘・雪子(団)に振り回されてしまい…。団令子のデビュー作で、フレッシュなお色気ぶりが可愛い。

『若い獣』写真

©TOHO CO.,LTD.

3月29日(日)〜4月4日(土)

若い獣

1958年(S33)/東宝/白黒/101分

■監督・原作・脚本:石原慎太郎/撮影:栗林実/美術:浜上兵衛/音楽:黛敏郎
■出演:久保明、新珠三千代、河津清三郎、佐原健二、佐藤允、東野英治郎、白石奈緒美、浜村純、夏木陽介、田島義文

小説家として一躍時代の寵児となった石原慎太郎が、自らの原作・脚本で監督に挑んだ話題作。プロボクサーを目指す若者の青春と挫折を乾いたタッチで描く。非情な恋人を演じる団令子がクールな美しさをみせる。

『風流温泉日記』写真

©TOHO CO.,LTD.

4月5日(日)〜11日(土)

風流温泉日記

1958年(S33)/宝塚映画/白黒/92分

■監督:松林宗恵/脚本:須崎勝弥/撮影:鈴木斌/美術:植田寛/音楽:宅孝二
■出演:三益愛子、小林桂樹、加東大介、山茶花究、上原謙、水野久美、司葉子、宝田明、中北千枝子、環三千世、笹るみ子、北尾はるみ

とある温泉旅館を舞台に、女中と客が織りなす人生の悲喜交々を描いた風俗喜劇。ワケありの過去を抱える女中役の団令子をはじめ、東宝の名優らが適役で勢ぞろい。息の合った演技で楽しませてくれる。

『沙羅の門』写真

©TOHO CO.,LTD.

4月12日(日)〜18日(土)

沙羅の門

1964年(S39)/宝塚映画/白黒/98分

■監督:久松静児/原作:水上勉/脚本:新藤兼人/撮影:梁井潤/美術:加藤雅俊/音楽:崎出伍一
■出演:森繁久彌、草笛光子、船戸順、木村功、加藤治子、菅井きん、宮口精二、遠藤辰雄、田武謙三

女なしではいられない住職の父、男を渡り歩く娘、しきたりから籍を置けない後妻。京都の禅寺を背景に、愛を求める人々の姿を浮き彫りにする。性愛を官能的に紡いだ名篇で、娘役の団令子はしっとりと情熱的に演じている。

『裸の重役』写真

©TOHO CO.,LTD.

4月19日(日)〜5月2日(土)

裸の重役ニュープリント

1964年(S39)/東宝/カラー/103分

■監督:千葉泰樹/原作:源氏鶏太/脚本:井手俊郎/撮影:西垣六郎/美術:阿久根巌/音楽:團伊玖磨
■出演:森繁久彌、星由里子、草笛光子、児玉清、有島一郎、加東大介、東野英治郎、宮口精二、柳永二郎

仕事の鬼と呼ばれる男やもめの重役・日高(森繁)。出世への希望を失い、街娼の咲子(団)と心を通わせていく──。原作は源氏鶏太の「東京一淋しい男」。森繁のサラリーマンものには珍しいビターで切ない物語。

『素晴らしい悪女』写真

©TOHO CO.,LTD.

5月3日(日)〜9日(土)

素晴らしい悪女

1963年(S38)/東宝/白黒/89分

■監督:恩地日出夫/原作:石原慎太郎/脚本:白坂依志夫/撮影:内海正治/美術:阿久根巌/音楽:武満徹
■出演:久保明、田村奈己、鹿内タカシ、宮口精二、神山繁、小池朝雄、タロー関本、内田裕也、藤原釜足

人を愛さず、お金がすべて。ナイトクラブのホステス・ミカ(団)の自由な生き方に、大学生の大庭(久保)は憧れを抱き始める──。当時の俊英スタッフを揃え、モラルにとらわれない魅惑の女を鮮烈に描き出した一篇。

『青春白書 大人には分らない』写真

©TOHO CO.,LTD.

5月10日(日)〜16日(土)

青春白書 大人には分らない

1958年(S33)/東宝/白黒/85分

■監督・脚本:須川栄三/脚本:森谷司郎/撮影:小泉一/美術:阿久根巌/音楽:宅孝二
■出演:夏木陽介、柳永二郎、佐原健二、白川由美、江原達怡、杉葉子、佐藤允、瀬木俊一、環三千世

須川栄三監督のデビュー作。政治家の父とジャズバンドに打ち込む息子とのモラルの対立を軸に、エネルギッシュな若者の青春像をスクリーンに叩き付ける。バンド歌手として登場する団令子はキュートな魅力全開!

『女体』写真

©TOHO CO.,LTD.

5月17日(日)〜23日(土)

女体

1964年(S39)/東宝/白黒/95分

■監督・脚本:恩地日出夫/原作:田村泰次郎/撮影:内海正治/美術:育野重一/音楽:武満徹
■出演:楠侑子、坂本スミ子、千之赫子、南原宏治、村田嘉久子、稲垣昭三、岩崎豊子、山田彰、小栗一也

戦後の街を娼婦として生き抜き、今は平穏な結婚生活を送るマヤ(団)の数奇な人生を描く。「肉体の門」「埴輪の女」を原作に、女の性を鋭く追及した力作。過激なシーンに体当たりで臨んだ団令子の演技は圧巻。

■料金

一般/1,200円 シニア・学生/1,000円 会員/800円 水曜日サービスデー/1,000円均一

■インフォメーション

  • チケットは当日10時15分より販売致します。定員48名。
  • 上映開始後10分を過ぎてのご入場はお断りさせていただきます。
  • 作品によって画面、音声が必ずしも良好でない場合がございますのでご了承下さい。

トップ写真: 『沙羅の門』1964/久松静児 ©TOHO CO.,LTD.