『牛乳屋フランキー』写真

©日活

8月14日(日) 〜16日(火)

牛乳屋フランキー

1956年(S31)/日活/白黒/84分

■監督・脚本:中平康/原作:キノトール、小野田勇/脚本:柳沢類寿、西河克己/撮影:姫田真佐久/美術:佐谷晃能/音楽:馬渡誠一
■出演:南寿美子、市村俊幸、利根はる恵、中原早苗、坪内美詠子、宍戸錠、岡田真澄、柳谷寛

祖父の激励をうけて上京した青年が、遠縁にあたる牛乳屋の苦境を救うため大奮闘。中平康の遊び心がいっぱいつまった伝説のスラップスティック・ムービー。白いツナギにガンベルト、二挺拳銃式に牛乳を配達するフランキーの活躍ぶり!

『倖せは俺等(おいら)のねがい』写真

©日活

8月14日(日) 〜20日(土)

倖せは俺等(おいら)のねがい

1957年(S32)/日活/白黒/82分 ※16mm

■監督:宇野重吉/原作:真山美保/脚本:新藤兼人/撮影:荒牧正/美術:平川透徹/音楽:佐藤勝
■出演:左幸子、高野通子、草山英明、高田敏江、滝沢修、清水将夫、草薙幸二郎、中原早苗、柳谷寛、伊達信、殿山泰司

結婚目前の工員カップルがやっとの思いで手に入れた小さなマイホーム。ところが新居で過ごす初めての夜、四人のみなしごたちが転がりこんできた──。真山美保の舞台劇『あゝばらの花は何処に咲く』を原作に、庶民の哀歓を描いた珠玉篇。

『僕は三人前』写真

©TOHO CO.,LTD.

8月14日(日) 〜20日(土)

僕は三人前

1958年(S33)/東京映画/白黒/85分

■監督:瑞穂春海/脚本:井上薫、新井一/撮影:岡崎宏三/美術:小島基司/音楽:松井八郎
■出演:香川京子、藤木悠、中田康子、吉川満子、河内桃子、左卜全、増田順二、ジョージ・ルイカー、田武謙三、十朱久雄

求職中の青年に舞いこんだ三つのお仕事。新薬のモルモット代用に、金融会社の外交員、倉庫の夜警……と三社かけもちで大活躍!のはずが珍騒動続出──。われらがフランキー、まさにフル回転!就職難の世相を描いたライトコメディ。

『グラマ島の誘惑』写真

©TOHO CO.,LTD.

8月17日(水) 〜23日(火)

グラマ島の誘惑

1959年(S34)/東京映画/カラー/106分

■監督・脚本:川島雄三/原作:飯沢匡/撮影:岡崎宏三/美術:小島基司/音楽:黛敏郎
■出演:森繁久彌、三橋達也、桂小金治、宮城まり子、淡路恵子、岸田今日子、八千草薫、久慈あさみ、春川ますみ、浪花千栄子、轟夕起子

昭和二〇年、南海の孤島に漂着した皇族二人と御付武官、そして慰安婦たちが繰り広げる奇妙な共同生活──。そこに起こる珍事・情事・惨事の数々を思いきった諷刺とウィットで描く、川島雄三の型破り大喜劇。原作は飯沢匡の戯曲『ヤシと女』。

『フランキーの宇宙人』写真

©日活

8月17日(水) 〜23日(火)

フランキーの宇宙人

1957年(S32)/日活/白黒/85分

■監督:菅井一郎/原案:キノトール/脚本:棚田吾郎/撮影:中尾利太郎/美術:小池一美/音楽:仁木他喜雄
■出演:菅井一郎、安部徹、清水将夫、高友子、藤代鮎子、浜村純、高品格、柳谷寛、井東柳晴、光沢でんすけ

突如日本に出現した空飛ぶ円盤と人工衛星人の謎をめぐって地球はてんやわんやの大騒ぎ──!天体マニアの煙突掃除夫、女流舞踊家、大博士、怪人宗教家、有名ドラム奏者など、フランキーが凝りに凝った扮装で一人多役にチャレンジ。

『幕末太陽傳』写真

©日活

8月21日(日) 〜27日(土)

幕末太陽傳

1957年(S32)/日活/白黒/110分

■監督・脚本:川島雄三/脚本:田中啓一、今村昌平/撮影:高村倉太郎/美術:中村公彦、千葉一彦/音楽:黛敏郎
■出演:南田洋子、左幸子、石原裕次郎、芦川いづみ、岡田真澄、二谷英明、市村俊幸、金子信雄、殿山泰司

「居残り佐平次」などの古典落語に材をとり、幕末の騒乱のなかを軽快に泳ぐ自由人・佐平次と、彼に関わる人々を描いた傑作時代劇コメディ。廓で繰り広げられるドタバタに、ふとみえ隠れするニヒリズム。フランキー、渾身の名演技!

『ぶっつけ本番』写真

©TOHO CO.,LTD.

8月21日(日) 〜27日(土)

ぶっつけ本番

1958年(S33)/東京映画/白黒/99分

■監督:佐伯幸三/原作:水野肇、小笠原基生/脚本:笠原良三/撮影:遠藤精一/美術:北辰雄/音楽:神津善行
■出演:淡路恵子、小沢栄太郎、佐野周二、仲代達矢、吉行和子、増田順二、堺左千夫、天津敏、内田良平

戦後の混乱と荒廃の真只中に復員してきた主人公。妻と二人ささやかな生活を築きながら、彼のニュースの鬼としての情熱が甦ってくる──。実在の報道キャメラマン・松本久弥の生涯を映画化した感動篇。劇中に挿入される記録映像も貴重。

『愛妻記』写真

©TOHO CO.,LTD.

8月24日(水) 〜30日(火)

愛妻記

1959年(S34)/東京映画/白黒/107分

■監督:久松静児/原作:尾崎一雄/脚本:長瀬喜伴/撮影:栗林実/美術:石田良之/音楽:斎藤一郎
■出演:司葉子、白川由美、乙羽信子、藤木悠、平田昭彦、清川玉枝、三島耕、織田政雄、藤原釜足、市村俊幸

貧乏小説家が若い娘と結ばれ、みすぼらしい下宿屋での新婚生活が始まった。家賃滞納、質屋通い……それでも明るいフランキー&司葉子夫婦。私小説作家・尾崎一雄の『芳兵衛物語』を映画化したハートウォーミングな一篇。

『特急にっぽん』写真

©TOHO CO.,LTD.

8月24日(水) 〜30日(火)

特急にっぽん

1961年(S36)/東宝/白黒/85分

■監督:川島雄三/原作:獅子文六/脚本:笠原良三/撮影:遠藤精一/美術:小川一男/音楽:真鍋理一郎
■出演:団令子、白川由美、中島そのみ、小沢栄太郎、柳川慶子、横山道代、太刀川寛、沢村貞子、滝田裕介

舞台は東京から大阪へ向かう特急列車「こだま」。食堂車のコック助手フランキー&ウェイトレス団令子の恋を中心に、お見合い、スリ、爆弾騒ぎと珍事件続出の車内風景をユーモラスに描いた群像劇。原作は獅子文六の『七時間半』。

/ / /