熱狂のグループサウンズ時代 1968-69 GSfilms

LATE SHOW 連夜9:00 START 2006.9.9 [SAT] −11.3 [FRI]

ラピュタ阿佐ケ谷

1960年代後半、日本中の若者を熱狂させたグループサウンズ。それは単なる音楽シーンの出来事ではなく、社会現象ともいえるブームだった――。かつてのヤングも、ナウなヤングもあの熱狂を、もう一度!!!のGS映画傑作選。

※9月25日[月]は全館メンテナンスのため休館いたします。

▼ 料金/インフォメーション

9.9[土]−15[金]

ザ・スパイダースの大進撃

1968年/日活/カラー/82分

■監督:中平康/脚本:伊奈洸、倉本聰/撮影:北泉成/音楽:かまやつひろし、脇野孝司
■出演:ザ・スパイダース、和泉雅子、真理アンヌ、草薙幸二郎、植村謙二郎

帰国したザ・スパイダースの周辺で巻きおこる物騒な事件の数々。どうやら謎の組織から狙われているらしい…。スパイダース主演映画第二作。お約束の演奏シーンも楽しく、鹿児島弁ヴァージョンの「なんとなくなんとなく」は必聴。組織の一味として存在感を放つ真理アンヌも素敵だ。  

『ザ・スパイダースの大進撃』写真

(c)日活


9.16[土]−22[金]

進め!ジャガーズ 敵前上陸

1968年/松竹/カラー/83分

■監督・脚本:前田陽一/脚本:中原弓彦/撮影:竹村博/音楽:いずみたく
■出演:ザ・ジャガーズ、中村晃子、尾崎奈々、内田朝雄、南道郎、三遊亭円楽

純金密輸事件に巻きこまれたジャガーズの信。秘密を知った彼は女殺し屋集団(ビキニ姿!)に狙われるハメに…。ジャガーズ唯一の主演映画。「虹色の湖」を歌う中村晃子は最高に可愛く、レイコとミツコ、青山ミチ、泉アキなどガール・シンガーの姿がみられるのも嬉しい。  


9.23[土]・24[日]、26[火]−29[金]

ザ・タイガース 世界はボクらを待っている

1968年/東宝、渡辺プロ/カラー/88分

■監督:和田嘉訓/脚本:田波靖男/撮影:長谷川清/音楽:森岡賢一郎、すぎやまこういち
■出演:ザ・タイガース、久美かおり、天本英世、小松政夫、小沢昭一、松本めぐみ

宇宙ドライブをしていたアンドロメダ星の王女シルヴィ。日劇上空でタイガースの強烈なサウンドに飛行不能となり不時着、ファンの波に巻きこまれ失神した彼女を助けたのは稀代のフロントマン、ジュリーだった!人気絶頂・タイガース主演でつくられたSFファンタジー。武道館が「シーサイド・バウンド」で揺れまくるラストは圧巻。  

『ザ・タイガース 世界はボクらを待っている』写真

(c)東宝


9.30[土]−10.6[金]

思い出の指輪

1968年/松竹、ホリプロ/カラー/85分

■監督・撮影:斎藤耕一/脚本:桜井義久/美術:平田逸郎/音楽:脇野孝司
■出演:ヴィレッジ・シンガーズ、水森亜土、尾崎奈々、ザ・スパイダース、ザ・ダーツ、山本リンダ

城南学園には、卒業生の中から最もいかした男子を選び指輪を贈る伝統が。(その名も“ナルシスの指輪”)全校女生徒の熱烈な推薦をうけた今年の候補者は五名。だが、肝心の指輪がなくなってしまい…。指輪をめぐる学園騒動を描いた明るい青春ドラマ。五名の候補者にヴィレッジ・シンガーズ。  


10.7[土]−13[金]

ザ・スパイダースの大騒動

1968年/日活/カラー/87分

■監督:森永健次郎/脚本:伊奈洸/撮影:松橋梅夫/音楽:かまやつひろし、脇野孝司
■出演:ザ・スパイダース、奈美悦子、川口恒、佐々木梨里、獅子てんや、瀬戸わんや

次のコンサート地へ向かうスパイダースの面々を乗せた車が衝突事故を起こしてしまう。被害者は絶世の美女!正章、順は色めきたって、公演そっちのけの大騒ぎ…。なにかと妄想に逃避しては暴れまくるマチャアキ、まさにひとり舞台。かまやつ主催「サイケデリック・デザイン展」(!)での妄想が最大のみせば。  

『ザ・スパイダースの大騒動』写真

(c)日活


10.14[土]−20[金]

ザ・タイガース 華やかなる招待

1968年/東京映画、渡辺プロ/カラー/87分

■監督:山本邦彦/脚本:田波靖男/撮影:村井博/音楽:すぎやまこういち、宮川泰
■出演:ザ・タイガース、久美かおり、西村晃、藤村有弘、小山ルミ、春川ますみ

ザ・タイガースがバンド活動に夢中な地方高校生に扮した主演第二作。ステージ演奏を夢みて東京へ出てきたメンバー達。とはいえ、現実は厳しく…。冒頭からラストまでメンバーの歌と踊りが満喫できる楽しい一篇。手違いで入れられた少年鑑別所、囚人服姿でノリノリに歌い踊る「ジンジン・バンバン」が最高。  

『ザ・タイガース 華やかなる招待』写真

(c)東宝


10.21[土]−27[金]

ザ・テンプターズ 涙のあとに微笑みを

1969年/東京映画/カラー/82分

■監督:内川清一郎/脚本:池田一朗/撮影:黒田徳三/音楽:池野成
■出演:ザ・テンプターズ、聖ミカ、新珠三千代、山岡久乃、名古屋章、横山道代、堺正章

ザ・テンプターズ唯一の主演映画。母と二人暮らしの高校生・健一は、飼っていた鳩を殺され意気消沈。元気のない彼を励まそうと、音楽好きの仲間が集まり“ザ・テンプターズ”を結成した。気弱な主人公の成長物語に、お涙頂戴母子ものと魔法ファンタジーの要素をプラス。特別出演マチャアキも神様役でいい味。  

『ザ・テンプターズ 涙のあとに微笑みを』写真

(c)東宝


10.28[土]−11.3[金]

落葉とくちづけ

1969年/松竹/カラー/87分

■監督・脚本・音楽:斎藤耕一/脚本:広瀬襄/撮影:小辻昭三/美術:宇野耕司
■出演:尾崎奈々、藤岡弘、ヴィレッジ・シンガーズ、香山美子、柳沢真一、オックス

演劇部のアイドル・信子に憧れていた五人の青年達(ヴィレッジ・シンガーズ)は、卒業後も彼女に近づく男をかたっぱしから粉砕。だが、ジュンという名の奇妙な青年が現れ…。斎藤耕一が音楽もてがけた青春ラブロマンス。多彩な挿入歌にのって、意表をつくストーリーが展開される。オックスの演奏シーンも貴重!  


料金

一般/1,200円 シニア・学生/1,000円 会員/800円 水曜サービスデー/1,000円均一

インフォメーション

●連夜一回のみ上映
●午前10時15分より当日全回分の整理番号付き入場券を発売します。定員48名。
●上映開始後10分を過ぎてのご入場はお断りさせていただきます。
●作品により画像、音声が必ずしも良好でない場合がございます。あらかじめご了承下さい。