眼をみはれ 音に溺れろ 『荒野のダッチワイフ』阿佐谷ジャズストリート 2004 提携企画OFF BEAT JAZZ 狂ったビートに身をゆだね、心のままにわがままに、今夜もなんだかねむれナイトな8週間 2004.9.11[SAT]-11.5[FRI]
阿佐谷ジャズストリート2004 提携企画
OFF BEAT JAZZ 2004.9.11[SAT]-11.5[FRI]
LATE SHOW START/9:10〜
ラピュタ阿佐ヶ谷

黛 敏郎 黒い太陽 / 平岡精二 セクシー地帯 / 日野皓正 白昼の襲撃 / 山下洋輔トリオ 天使の恍惚 / 山本直純 殺しの烙印 /
佐藤允彦 豹は走った / 三保敬太郎・前田憲男 すべてが狂ってる/ 相倉久人・山下洋輔クァルテット 荒野のダッチワイフ

■ 料金・インフォメーション


黒い太陽…日活
(c)日活
9.11[SAT]ー9.17[FRI]
黛 敏郎『黒い太陽』  1964年/日活/白黒/95分
■監督:蔵原惟繕/原作:河野典生/脚本:山田信夫/撮影:金宇満司/美術:千葉和彦/音楽:黛敏郎 ■出演:川地民夫、チコ・ローランド、藤竜也、新田昌玄、千代侑子、山田禅二、大滝秀治

ジャズに取りつかれた青年は、白人を殺害した黒人逃走兵と出会う。それは、海への逃避行の始まりだった。ジャズジャイアンツ、マックス・ローチが冒頭で披露する演奏シーンは必見。

セクシー地帯…国際放映
(c)国際放映
9.18[SAT]ー9.24[FRI]
平岡精二『セクシー地帯』  1961年/新東宝/白黒/82分
■製作:大蔵貢/監督・脚本:石井輝男/撮影:須藤登/美術:宇寿山武夫/音楽:平岡精二 ■出演:吉田輝雄、三原葉子、三条魔子、池内淳子、細川俊夫、沖竜次、鳴門洋二、高城美佐

石井輝男の代表作“地帯シリーズ”第4作目。恋人殺しのぬれぎぬを着せられたヤサ男と、偶然出会った女スリが事件の謎を追うスタイリッシュなサスペンス。

白昼の襲撃…東宝
(c)東宝
9.25[SAT]ー10.1[FRI]
日野皓正『白昼の襲撃』  1970年/東京映画/カラー/89分
■製作:金子正且/監督・脚本:西村潔/脚本:白坂依志夫/撮影:黒田徳三/美術:小島基司/音楽:日野皓正 ■出演:黒沢年男、高橋紀子、岸田森、殿山泰司、出情児、石井くに子、緑魔子

少年院帰りの青年が犯罪をくりかえす様を、社会に受け入れられない若者たちの心情として痛切に描く。日野の染み入るようなトランペットの音色は、その心情に拍車をかけ響いている。

天使の恍惚…写真提供:イメージフォーラム
(c)写真提供:イメージフォーラム
10.2[SAT]ー10.8[FRI]
山下洋輔トリオ『天使の恍惚』
1972年/若松プロダクション=日本ATG/パートカラー/89分
■製作:葛井欣士郎/製作・監督:若松孝二/脚本・主題歌・作詞:出口出(足立正生)/撮影:伊東英男/音楽:山下洋輔トリオ ■出演:吉沢健、横山リエ、秋山ミチヲ、荒砂ゆき、山下洋輔、足立正生

若松がパレスチナ帰国後に監督した、ATG提携作品。革命軍の秋軍団は、首都総攻撃を企てるのだが…。山下洋輔トリオが演奏するシーンなどをもり込み“前衛”の空気が濃く漂う。

殺しの烙印…日活
(c)日活
10.9[SAT]ー10.15[FRI]
山本直純『殺しの烙印』  1967年/日活/白黒/91分
■製作:岩井金男/監督:鈴木清順/脚本:具流八郎/撮影:永塚一栄/美術:川原資三/音楽:山本直純 ■出演:宍戸錠、真理アンヌ、小川万里子、南原宏治、玉川伊佐男、大和屋竺

殺し屋のNo.3に位置する男は、さまざまな殺しのテクニックを駆使し依頼をこなすも、一度の失敗で組織に追われるはめに…。清順の特異なスタイルに、渋味のあるジャズが魅せる。

豹は走った…東宝
(c)東宝
10.16[SAT]ー10.22[FRI]
佐藤允彦『豹は走った』  1970年/東宝/カラー/93分
■製作:山田順彦/監督:西村潔/脚本:長野洋、石松愛弘/撮影:原一民/美術:村木忍/音楽:佐藤允彦 ■出演:加山雄三、田宮二郎、加賀まりこ、高橋長英、神山繁、中村伸介、草野大悟

日本に亡命した大統領の暗殺を依頼されたプロのスナイパーと、それを知った敏腕刑事が死闘をくり広げる。スナイパーを演じた田宮は、豹のごとくシャープで野性的に好演している。

すべてが狂ってる…日活
(c)日活
10.23[SAT]ー10.29[FRI]
三保敬太郎/前田憲男『すべてが狂ってる』
1960年/日活/白黒/72分
■監督:鈴木清順/原作:一条明/脚本:星川清司/撮影:萩原泉/美術:千葉一彦/音楽:三保敬太郎、前田憲男 ■出演:川地民夫、禰津良子、奈良岡朋子、守屋徹、吉永小百合、芦田伸介

不安定で破滅的な青年・次郎を中心に描いたストーリー。手持ちカメラの撮影や即興的ジャズの冴えた響きをとり込んだ作風は、当時の風俗を切りとり映画的価値を高めている。

荒野のダッチワイフ…国映
(c)国映
10.30[SAT]ー11.5[FRI]
相倉久人/山下洋輔クァルテット『荒野のダッチワイフ』
1967年/大和屋プロ= 国映/白黒/75分
■製作:矢元照雄/監督・脚本:大和屋竺/撮影:甲斐一/美術:朝倉俊博/音楽監修:相倉久人/演奏:山下洋輔クァルテット ■出演:港雄一、山本昌平、津崎公平、辰巳典子、麿赤児、大久保鷹

町の有力者に雇われた風采あがらぬ殺し屋は、自分の宿敵を消すように命じられる。時間感覚をマヒさせる大和屋の仕掛けに、アバンギャルドなジャズがきいている。


■当日料金:一般/1,200円 学生・シニア/1,000円 会員/800円
■連夜1回のみ上映 ■整理番号付きチケットは当日の朝10:15より劇場窓口にて販売
※作品によって画面、音声がかならずしも良好でない場合がございます。あらかじめご了承ください。