12月13日(土)〜2004年
2月14日(土)
ラピュタ阿佐ケ谷にて
モーニングショー

※連日10:30より、1回上映
※12/31、1/1、1/2は休館日です。ご注意ください。

【料金】
一般1,200円
シニア・学生1,000円
会員800円
水曜割引1,000円均一

 

ふんどし医者

12/13(土)〜12/20(土)

1960年(S35)/東宝/116分/白黒
■製作:田中友幸/監督:稲垣浩/脚本:菊島隆三/原作:中野実/撮影:山田一夫/音楽:團伊玖磨/美術:中古智
■出演:森繁久彌、山村聡、夏木陽介、江利チエミ、志村喬、田島義文、谷晃

日本が近代の夜明けを迎えた時代を背景に、医学をめぐって繰り広げられる人間の葛藤劇。原節子は蘭方医・小山慶斎の妻、博奕好きのいくを演じている。
 

ノンちゃん雲に乗る

12/21(日)〜12/30(火)

1955年(S30)/新東宝/84分/白黒
■製作:熊谷久虎、中田博二/監督:倉田文人/脚本:倉田文人、村山節子/原作:石井桃子/撮影:小原譲治/音楽:飯田信夫/美術:山手健
■出演:鰐淵晴子、藤田進、徳川夢声、大泉滉、小沢路子

雲の上の不思議な世界とノンちゃん一家を描いた感動物語。鰐淵晴子の本格デビュー作であり、原節子の復帰第一作としても話題に。
 

巨人伝

1/3(土)〜1/10(土)

1938年(S13)/東宝映画東京/127分/白黒
■製作:森田信義/監督・脚本:伊丹万作/撮影:安本淳/音楽:飯田信夫
■出演:大河内伝次郎、堤真佐子、片桐日名子、佐山亮、丸山定夫、汐見洋

ヴィクトル・ユゴーの「レ・ミゼラブル」を見事に日本の風土に展開した作品。原節子は原作のコゼット役を演じ、純潔な恥じらいの表現が忘れ難い深い印象を残した。
 



めし

1/11(日)〜1/17(土)

1951年(S26)/東宝/98分/白黒
■製作:藤本真澄/監督:成瀬巳喜男/脚本:井手俊郎、田中澄江/原作:林芙美子/撮影:玉井正夫/音楽:早坂文雄/美術:中古智
■出演:上原謙、島崎雪子、杉葉子、風見章子、杉村春子、花井蘭子、二本柳寛、小林桂樹

倦怠期にある夫婦を描いた成瀬巳喜男の初期の代表作。妻を演じた原節子はこの作品で演技者として大きく前進、微妙な表情の変化やたたずまい、すべてが圧巻である。
 

女であること

1/18(日)〜1/24(土)

1958年(S33)/東京映画/100分/白黒
■製作:滝村和男、永島一郎/監督:川島雄三/原作:川端康成/脚本:田中澄江、井手俊郎、川島雄三/撮影:飯村正/音楽:黛敏郎/美術:小島基司
■出演:森雅之、久我美子、香川京子、三橋達也、太刀川洋一、石浜朗、音羽久米子

川端康成文学の映画化。弁護士の妻、彼女が預かる受刑者の娘、家出してきた娘と三人の女性を主人公に、それぞれの生き方にスポットをあてる。
 

娘と私

1/25(日)〜1/31(土)

1962年(S37)/東京映画/124分/白黒
■製作:佐藤一郎、椎野英之/監督:堀川弘通/脚本:広沢栄/原作:獅子文六/撮影:中井朝一/音楽:池野成/美術:小島基司
■出演:星由里子、山村聡、山崎努、杉村春子、フランソワズ・モレシャン、小沢栄太郎

作家・獅子文六の自伝の映画化、親娘の愛情を描く。フランス人の妻が病死した後にくる後妻を演じるのが原節子。我が子のように前妻の娘を愛する母親を好演。
 

美しき母

2/1(日)〜2/7(土)

1955年(S30)/東宝/99分/白黒
■製作:堀江史朗/監督:熊谷久虎/脚本:浄明寺花子/原作:林房雄/撮影:山田一夫/音楽:中田喜直/美術:北川恵笥
■出演:佐分利信、磯村みどり、野口泰史、多々良純、清川玉枝、磯村登美恵

父親が鉱山に手を出し失敗したために、母親はひとり息子をつれて昔の雇人の家に厄介になる。夫と別れたくましく生きる母親を原節子が演じている。
 

驟雨

2/8(日)〜2/14(土)

1956年(S31)/東宝/91分/白黒
■製作:藤本真澄、掛下慶吉/監督:成瀬巳喜男/脚本:水木洋子/原作:岸田国士/撮影:玉井正夫/音楽:斎藤一郎/美術:中古智
■出演:佐野周二、香川京子、小林桂樹、根岸明美、恩田清二郎、加東大介

倦怠期にさしかかった夫婦が小さな諍いを繰り返しながらも、幸福を見い出してゆく姿を細やかな描写で綴る。玉井正夫のカメラが捉えた、夕立ちの中かすかに浮かぶ原節子のクローズアップは比類ない美しさをたたえている。
 
更新:03/12/08