『花嫁三重奏』写真

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10月21日(日)〜27日(土)

花嫁三重奏

1958年(S33)/東宝/白黒/86分

■監督:本多猪四郎/脚本:若尾徳平/撮影:小泉一/美術:北辰雄/音楽:佐藤勝
■出演:根岸明美、団令子、小泉博、土屋嘉男、佐原健二、清川虹子、柳家金語楼、中村是好、堺左千夫、井上大助

江戸っ子気質のがんこ親父と、年頃の三姉妹が織りなす結婚騒動。しっかり者の長女・草笛光子、レビューガールの次女・根岸明美、ドライな末娘・団令子……と三女優の個性をいかした、あたたかい味わいのコメディ篇。

『脱獄囚』写真

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10月28日(日)〜11月3日(土)

脱獄囚

1957年(S32)/東宝/白黒/86分

■監督:鈴木英夫/原案:石川年/脚本:村田武雄/撮影:玉井正夫/美術:小川一男/音楽:芥川也寸志
■出演:池部良、藤田進、佐藤允、家田佳子、岸田翠、河内桃子、尾上九朗右衛門

脱獄した死刑囚が、報復のため自分を逮捕した警部の自宅に籠城する──。復讐の鬼と化した犯人、標的となった警部の妻、妻を囮にして彼を捕えようとする警部。息づまる攻防をスリリングに描いた極上のサスペンス。

『悪魔の接吻』写真

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11月4日(日)〜10日(土)

悪魔の接吻

1959年(S34)/東宝/白黒/87分

■監督:丸山誠治/脚本:高木隆、加藤俊雄/撮影:中井朝一/美術:中古智/音楽:池野成
■出演:佐原健二、河津清三郎、坪内美詠子、笹るみ子、樋口年子、中丸忠雄、伊藤久哉、沢村いき雄

ギャンブルに溺れる会社社長が、愛人にそそのかされ妻の殺害を計画。手筈は整い、すべてが順調に進んでいるように思われたが、果たして完全犯罪は成立するか──? 草笛光子の悪女ぶりがみごとなスリラー篇。 

『夜の流れ』写真

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11月11日(日)〜17日(土)

夜の流れ

1960年(S35)/東宝/カラー/111分

■監督:成瀬巳喜男、川島雄三/脚本:松山善三、井手俊郎/撮影:安本淳、飯村正/美術:松山崇、北辰雄/音楽:斎藤一郎
■出演:司葉子、宝田明、白川由美、山田五十鈴、三橋達也、志村喬

東京下町の花柳街が舞台。雇われ女将とその娘の確執を中心に、それぞれの事情を抱えて生きる芸者衆の哀歓を描いたもの。旧世代を成瀬巳喜男、若い世代を川島雄三が担当するという、かつてない共同監督が試みられた。

『銀座の恋人たち』写真

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11月18日(日)〜24日(土)

銀座の恋人たち

1961年(S36)/東宝/カラー/100分

■監督:千葉泰樹/脚本:井手俊郎/撮影:内海正治/美術:河東安英/音楽:斎藤一郎
■出演:団令子、原知佐子、宝田明、水原弘、北あけみ、三橋達也、加山雄三、小泉博、浜美枝

華やかな街・銀座。隣りあわせの小料理屋と喫茶店を舞台に、くっついたり離れたり……多彩な登場人物が織りなす愛のもつれ──。お正月映画らしい豪華な顔ぶれがみものの、洒落た都会派群像劇。

『猫と鰹節 ある詐話師の物語』写真

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11月25日(日)〜12月5日(水)

猫と鰹節 ある詐話師の物語ニュープリント

1961年(S36)/東宝/カラー/106分

■監督:堀川弘通/原作:佐川桓彦/脚本:沢村勉、東善六/撮影:完倉泰一/美術:河東安英/音楽:黛敏郎
■出演:森繁久彌、伴淳三郎、三木のり平、団令子、中島そのみ、乙羽信子

話術巧みにカモを誘いこみ、ゼニを巻きあげるという変わった商売「詐話師」の世界を描いた爆笑篇。原作は佐川桓彦『東京駅』で、天才詐話師・森繁をはじめ芸達者がずらり。草笛光子も金と情に弱いバーのマダムを好演。

『放浪記』写真

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12月6日(木)〜12日(水)

放浪記

1962年(S37)/宝塚映画/白黒/124分

■監督:成瀬巳喜男/原作:林芙美子/脚本:井手俊郎、田中澄江/撮影:安本淳/美術:中古智/音楽:古関裕而
■出演:高峰秀子、宝田明、加東大介、小林桂樹、田中絹代、仲谷昇、伊藤雄之助

行商人の子として各地を歩き、東京でカフェーの女給などやりながら文学を志す──。林芙美子の自伝的小説を高峰秀子主演で映画化。田中絹代の母親、ライバル草笛光子、作家仲間の伊藤雄之助など脇にも名優がそろう。

『ホノルル・東京・香港』写真

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12月13日(木)〜19日(水)

ホノルル・東京・香港
HONOLULU-TOKYO-HONGKONG

1963年(S38)/東宝、キャセイ・オーガニゼーション/カラー/102分

■監督:千葉泰樹/脚本:松山善三/撮影:西垣六郎/美術:阿久根巌/音楽:松井八郎
■出演:宝田明、尤敏、加山雄三、星由里子、王引、林冲、三木のり平、藤木悠、上原謙、東郷晴子、飯田蝶子

常夏の島ハワイに、マンモス都市東京に、夢の香港に──。勝気なミス・ハワイと御曹司兄弟の恋のやりとりを、大規模なロケを敢行して描く国際ロマンチック・コメディ。セクシーなフラダンスを披露する草笛光子!

『沙羅の門』写真

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12月20日(木)〜26日(水)

沙羅の門

1964年(S39)/宝塚映画/白黒/98分

■監督:久松静児/原作:水上勉/脚本:新藤兼人/撮影:梁井潤/美術:加藤雅俊/音楽:崎出伍一
■出演:森繁久彌、団令子、木村功、船戸順、加藤治子、宮口精二、菅井きん、田武謙三

煩悩の深い住職・森繁、男行脚を続ける娘・団令子、しきたりで正式に妻の座につけない後妻の草笛光子。琵琶湖にほど近い禅寺を舞台に、それぞれが愛を求め、赤裸々に生きる姿を浮き彫りにした水上勉原作の佳篇。

■料金

一般/1,200円 シニア・学生/1,000円 会員/800円 ※水曜日サービスデー/1,000円均一

■インフォメーション

  • チケットは当日10時15分より販売いたします。定員48名。
  • 混雑状況により、販売開始時刻を早める場合がございます。
  • 上映開始後10分を過ぎてのご入場はお断りさせていただきます。
  • 作品によって、画面が必ずしも良好でない場合がございますのでご了承ください。

トップ写真:『悪魔の接吻』1959年/丸山誠治 ©東宝

トップ写真:『放浪記』1962年/成瀬巳喜男 ©東宝