●伝説の美女、魅惑の独演● 昭和の銀幕に輝くヒロイン【第16弾】 京マチ子スペシャル

【モーニングショー】朝10:30〜 1回のみ上映
8月1日(日)ー9月25日(土)'04 / ラピュタ阿佐ヶ谷

『偽れる盛装』'51・吉村公三郎 『甘い汗』'64・豊田四郎 『娘の冒険』'58・島耕二 『馬喰一代』'51・木村恵吾 『夜の蝶』'57・吉村公三郎 『現代インチキ物語 ど狸』'64・田中重雄 『鍵』'59・市川崑 『沈丁花』'66・千葉泰樹

▼ インフォメーション

京マチ子 ココロも体もグラマラス。
 

偽れる盛装

(c)角川映画
偽れる盛装   ※8/2(月)休館 8月1日(日)−7日(土)
1951年(S26)/大映京都/白黒/103分

■製作:亀田耕司/監督:吉村公三郎/脚本:新藤兼人/撮影:中井朝一/美術:水谷浩/音楽:伊福部昭 ■出演:藤田泰子、小林桂樹、柳恵美子、北河内妙子、牧千草、菅井一郎、進藤英太郎

京都の花街・宮川町を舞台に、人情にとらわれずドライに、奔放に生きていく芸者の姿を描きながら、女の幸福とは何かを問う。芸者・君蝶を演じる京マチ子の体当たり的演技は終始スクリーンに躍動して見事である。 


甘い汗

(c)東宝
甘い汗 8月8日(日)−14日(土)
1964年(S39)/東京映画/白黒/120分

■製作:佐藤一郎、椎野英之/監督:豊田四郎原作・脚本:水木洋子/撮影:岡崎宏三/美術:水谷浩/音楽:林光 ■出演:佐田啓二、池内淳子、桑野みゆき、小沢栄太郎、山茶花究、名古屋章、小沢昭一

十代で私生児を生み、水商売を転々としながら家族を抱えて生きる中年女。下町の雑多な風景のなか、京マチ子が大映作品ではみせないような凄まじい演技、岡崎宏三のカメラがその存在を生々しくとらえている。 


娘の冒険

(c)角川映画
娘の冒険 8月15日(日)−21日(土)
1958年(S33)/大映東京/カラー/107分 ※16mm

■製作:永田雅一/監督:島耕二/脚本:長谷川公之/原作:中野実/撮影:小原譲治/美術:下河原友雄/音楽:大森盛太郎 ■出演:中村鴈治郎、野添ひとみ、上原謙、北林谷栄、川口浩、山本富士子、若尾文子

早くに妻を亡くした父・宏二は小唄の師匠・田村ますにゾッコン。娘の京子はその師匠の弟子になりすまし、なんとか父の恋を成就させようと画策するが…。大映オールスター・キャストによる青春明朗篇。 


馬喰一代

(c)角川映画
馬喰一代 8月22日(日)−28日(土)
1951年(S26)/大映東京/白黒/113分 ※16mm

■監督・脚本:木村恵吾/脚本:成澤昌茂/原作:中山正男/撮影:峰重義/美術:柴田篤二/音楽:早坂文雄 ■出演:三船敏郎、志村喬、市川春代、菅井一郎、左卜全、杉狂兒、潮万太郎、星光

大正末から昭和にかけて、北海道・北見の大高原を舞台とした父と息子の物語。“北海の虎”の異名をとる乱暴者の馬喰が、ひとり息子を男手ひとつで育てあげる。京マチ子は、荒っぽい馬喰に想いをよせる酌婦を熱演。 


夜の蝶

(c)角川映画
夜の蝶 8月29日(日)−9月4日(土)
1957年(S32)/大映東京/カラー/92分 ※16mm

■製作:永田雅一/監督:吉村公三郎/脚本:田中澄江/原作:川口松太郎/撮影:宮川一夫美術:間野重雄/音楽:池野成 ■出演:山本富士子、穂高のり子、船越英二山村聰、小沢栄太郎、芥川比呂志

当時大映の二大看板女優だった京と山本の顔合わせ。舞台はきらびやかな銀座の夜の世界。二人のバーのマダムが男がらみの激しい商売合戦を繰り広げる。驕慢なマダムを京マチ子が貫録たっぷりに演じている。 


現代インチキ物語 ど狸

(c)角川映画
現代インチキ物語 ど狸 9月5日(日)−11日(土)
1964年(S39)/大映京都/カラー/88分

■監督:田中重雄/脚本:藤本義一/原作:北条秀司/撮影:高橋通夫/美術:上里忠男/音楽:北村和夫 ■出演:船越英二、中村玉緒、高千穂ひづる丸井太郎、大辻伺郎、小林勝彦、中村鴈治郎

琵琶湖畔の老舗の料亭“魚吉楼”の主人は無類の女好き。この料亭を舞台に繰り広げられる大騒動。狸も顔負けのばかし合いが展開する。京マチ子は、女好きの主人を心配し、新興宗教にのめりこむ後妻という役どころ。 


鍵

(c)角川映画
9月12日(日)−18日(土)
1959年(S34)/大映東京/カラー/107分

■製作:永田雅一/監督・脚本:市川崑/脚本:和田夏十、長谷部慶治/原作:谷崎潤一郎 撮影:宮川一夫/美術:下河原友雄 ■出演:叶順子、仲代達矢、中村鴈治郎、北林谷栄、菅井一郎、倉田マユミ、潮万太郎

谷崎潤一郎の同名小説を映画化。初老の夫と妖艶な妻、その娘と婚約者という四人がおりなす異常な関係。当時としては大胆で刺激的なベッドシーンや浴場シーンが話題に。ラストのどんでんがえしは監督のアイデア。 


沈丁花

(c)東宝
沈丁花 9月19日(日)−25日(土)
1966年(S41)/東宝/カラー/92分

■製作:藤本真澄/監督・脚本:千葉泰樹/原作・脚本:松山善三/撮影:中井朝一/美術:阿久根巌/音楽:黛敏郎 ■出演:司葉子、団令子、星由里子、田辺靖雄杉村春子、高島忠夫、小泉博、三木のり平

女性の家族問題や結婚問題をテーマに、明るく喜劇的なタッチでつづる娯楽作。中心となるのは京マチ子、司葉子、団令子、星由里子の四人姉妹。婚期のおくれた娘と母親とのあたたかい人間関係を描く。 


■料金
一般/1,200円 学生・シニア/1,000円 会員/800円 水曜日サービスデー/1,000円均一

■インフォメーション
フィルム状態により、作品によって画面、音声が必ずしも良好でない場合がございますのでご了承下さい。
敬称略。
8/2(月)は、全館メンテナンスのため休館致します。あらかじめご了承下さい。