『花弁のしずく』写真

©日活

11月4日(土)〜10日(金)

花弁のしずく

1972年(S47)/日活/カラー/70分

■監督:田中登/脚本:久保田圭司/撮影:山崎善弘/音楽:月見里太一
■出演:白川和子、三田村玄、牧恵子、大泉隆二、長弘

鎌倉を舞台に、不感症の人妻が性の悦びを回復するまでを描いた田中登の監督デビュー作。和服姿の中川梨絵の艶やかで楚々たるイメージ!二人は翌年『㊙女郎責め地獄』という伝説を生みだすことに。

『エロスの誘惑』写真

©日活

11月11日(土)〜17日(金)

エロスの誘惑

1972年(S47)/日活/カラー/69分

■監督:藤田敏八/脚本:松田昭三/撮影:山崎善弘/音楽:J・S・バッハ
■出演:川村真樹、地井武男、小松方正、天坊準、福地健太郎

東京デルタ地帯に建ちならぶ倉庫街。中川梨絵扮する女事務員が、不思議な魅力を発散させながら、男たちを虜にしていく。吹きだまりに集う男女のやるせない日常と性を描いた藤田敏八監督作品。

『OL日記 牝猫の情事』写真

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11月18日(土)〜24日(金)

OL日記 牝猫の情事

1972年(S47)/日活/カラー/75分

■監督・脚本:加藤彰/撮影:姫田真佐久/音楽:月見里太一
■出演:山田克朗、宮下順子、絵沢萠子、葵三津子、織田俊彦

情緒不安定なOLが憧れの上司を自室に監禁、強制的な同棲生活が始まる。男を弄ぶ悪女の顔と、包みこむような優しさ。中川梨絵のエキセントリックな魅力が発揮されたロマンポルノ初期の傑作。

『恋人たちは濡れた』写真

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11月25日(土)〜12月1日(金)

恋人たちは濡れた

1973年(S48)/日活/カラー/76分

■監督・脚本:神代辰巳/脚本:鴨田好史/撮影:姫田真佐久/音楽:大江徹
■出演:絵沢萠子、薊千露、大江徹、堀弘一、高橋明

うらぶれた港町、映画館でフィルム運びをする青年の無為な日々を通して、七〇年代初頭のあてどない空気や虚脱感を鮮烈に浮かびあがらせた青春映画。アンニュイな雰囲気で魅せる中川梨絵。

『まる秘女郎責め地獄』写真

©日活

12月2日(土)〜8日(金)

㊙女郎責め地獄

1973年(S48)/日活/カラー/77分

■監督:田中登/脚本:田中陽造/撮影:高村倉太郎/音楽:月見里太一
■出演:山科ゆり、堂下繁、高橋明、織田俊彦、絵沢萠子、あべ聖

交わった男が次々と変死し「死神」と恐れられた百文女郎おせんを、中川梨絵が気っ風のいい江戸言葉でいきいきと演じた揺るぎない傑作。人形振りで踊る名場面の様式美は語り草に。

『女地獄 森は濡れた』写真

©日活

12月9日(土)〜15日(金)

女地獄 森は濡れた

1973年(S48)/日活/カラー/65分

■監督・脚本:神代辰巳/原作:マルキ・ド・サド/撮影:前田米造/音楽:春野新一
■出演:山谷初男、伊佐山ひろ子、山科ゆり

深い森のとあるホテル。主人とその妻は、自らの悦楽のために宿泊客を弄んでは惨殺する──。神代辰巳がサドの『ジュスティーヌ』を翻案。衝撃的な内容に、数日で上映禁止処分を受けた背徳絵巻。

『まる秘女郎残酷色地獄』写真

©日活

12月16日(土)〜23日(土)

㊙女郎残酷色地獄

1973年(S48)/日活/カラー/69分

■監督:白鳥信一/脚本:大工原正泰/撮影:畠中照夫/音楽:山野狩人
■出演:吉野あい、丘奈保美、真湖道代、坂本長利、橘田良江

大奥女中がたどる転落艶話。御年寄の不始末の犠牲に吉原へと送りだされたヒロインは「将軍さまが抱いた身体」を売り文句に一躍人気女郎へ──。中川梨絵、迫真の妖艶ロマンポルノ時代劇。

『竜馬暗殺』写真

©映画同人社、ATG

1月5日(金)〜12日(金)

竜馬暗殺

1974年(S49)/映画同人社、ATG/白黒/118分 ※20:40 START

■監督:黒木和雄/脚本:清水邦夫、田辺泰志/撮影:田村正毅/音楽:松村禎三
■出演:原田芳雄、石橋蓮司、松田優作、桃井かおり

幕末の志士・坂本竜馬が暗殺されるまでの最後の三日間。セクト同士の争いや内ゲバなど、七〇年代という時代が反映された異色の時代劇。中川梨絵がヒロイン幡に抜擢され鮮烈な印象を残す。

『喜劇 女の泣きどころ』写真

©1975松竹株式会社

1月13日(土)〜19日(金)

喜劇 女の泣きどころ

1975年(S50)/松竹/カラー/92分

■監督・脚本:瀬川昌治/脚本:下飯坂菊馬/撮影:丸山恵司/音楽:青山八郎
■出演:太地喜和子、湯原昌幸、小沢昭一、坂上二郎

男に捨てられた二人の女旅役者が、レズビアン・コンビのストリッパーとなって破天荒な旅を繰り広げる──。瀬川昌治監督の傑作艶笑喜劇。太地喜和子&中川梨絵の体当たり演技バトルがみもの。

■料金(当日)

一般/1,200円 シニア・学生/1,000円 会員/800円 ※水曜サービスデー/1,000円均一

■インフォメーション

  • 各回定員入れ替え制
  • 午前10時15分より当日の全回分の整理番号付き入場券を発売します。定員48名になり次第、締め切らせていただきます。
  • 混雑状況により、販売開始時刻を早める場合がございます。
  • 上映開始後10分を過ぎてのご入場はお断りさせていただきます。
  • 作品により画像、音声が必ずしも良好でない場合がございます。あらかじめご了承下さい。

※1月5日(金)〜12日(金)『竜馬暗殺』のみ20:40 START
※12月24日(日)〜1月4日(木)は休映いたします。

トップ写真: 『花弁のしずく』1972年/田中登 ©日活