『村八分』写真

(c)北星

4月6日(日)〜12日(土)

村八分

1953年(S28)/近代映画協会、現代ぷろだくしょん/白黒/95分 ※16mm

■監督:今泉善珠/脚本:新藤兼人/撮影:宮島義勇/美術:小島基司/音楽:伊福部昭 ■出演:山村聰、乙羽信子、日高澄子、菅井一郎、藤原釜足、御橋公、殿山泰司

「私は間違っていましたでしょうか?」選挙違反を告発した女学生が一家ともども村八分に…。当時、全国的に話題となった静岡県上野村の事件を取りあげたもので、中原早苗の記念すべき銀幕デビュー作。不正選挙と闘う少女を好演している。

『紅の翼』写真

(c)日活

4月13日(日)〜19日(土)

紅の翼

1958年(S33)/日活/カラー/93分

■監督・脚本:中平康/脚本:松尾昭典/原作:菊村到/撮影:山崎善弘/美術:松山崇/音楽:佐藤勝、馬渡誠一 ■出演:石原裕次郎、芦川いづみ、二谷英明、峯品子、清水まゆみ、大坂志郎

民間航空のパイロットが、病の子供を救うべく八丈島へと空を急ぐ。だが、同乗していた男の恐ろしい素性が判明し…。息づまるサスペンスと緊迫感、雄大な航空シーン、そして女性記者中原早苗とのやりとりも楽しい石原裕次郎主演の傑作航空アクション。

『才女気質』写真

(c)日活

4月20日(日)〜26日(土)

才女気質

1959年(S34)/日活/白黒/87分

■監督:中平康/脚本:新藤兼人/原作:田口竹男/撮影:山崎善弘/美術:千葉一彦/音楽:黛敏郎 ■出演:轟夕起子、大坂志郎、長門裕之、葉山良二、渡辺美佐子、吉行和子

三十年の風雪に耐え暖簾を守ってきた勝気で賢い母・登代。そんな彼女も時代の流れには逆らえず…?京都の表具商一家に巻き起こる母と子のもつれあいを描いたホーム・コメディの逸品。老舗カフェ“イノダコーヒ”など、当時の京の町並みも楽しめる。

『学生野郎と娘たち』写真

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4月27日(日)〜5月3日(土)

学生野郎と娘たち

1960年(S35)/日活/白黒/91分

■監督:中平康/脚本:山内久/原作:曾野綾子/撮影:山崎善弘/美術:松山崇/音楽:黛敏郎 ■出演:長門裕之、芦川いづみ、清水まゆみ、岡田真澄、殿山泰司、仲谷昇、清水将夫

芝居の鬼に麻雀狂、女たらしの学生社長、コールガールの女学生…。とある私立大学を舞台に、多種多様なキャラクターが織り成す青春の悲喜劇──。曾野綾子『キャンパス110番』の映画化で、中原早苗がエネルギッシュな行動派女学生を熱演。

『海の情事に賭けろ』写真

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5月4日(日)〜10日(土)

海の情事に賭けろ

1960年(S35)/日活/カラー/83分

■監督:野口博志/脚本:滝口速太/撮影:永塚一栄/美術:小池一美/音楽:鏑木創 ■出演:赤木圭一郎、笹森礼子、南田洋子、近藤宏、三島雅夫、待田京介、高品格、深江章喜

自分と瓜二つのヤクザ者と間違われピストルで負傷した大学生の剛一は、真相を突き止めようとヤクザの根城に乗り込んだ…。赤木圭一郎が一人二役に挑戦したアクションドラマ。中原早苗がヒロインの社長令嬢に扮し、華を添える。

『当りや大将』写真

(c)日活

5月11日(日)〜17日(土)

当りや大将

1962年(S37)/日活/白黒/87分

■監督:中平康/脚本:新藤兼人/撮影:姫田真佐久/美術:大鶴泰弘/音楽:黛敏郎 ■出演:長門裕之、轟夕起子、浜村純、杉山俊夫、頭師佳孝、武智豊子、加藤武

舞台は大阪のドヤ街。車に当っても傷ひとつ負わぬ名人芸で、身体をはった商売をしている男“大将”の物語。ヴァイタリティ溢れる住人達をパワフルに演じる俳優陣がみごとで、とりわけ主人公が憧れる“ベンテンのお初”に扮した中原早苗が素晴らしい。

『真紅な海が呼んでるぜ』写真

(c)日活

5月18日(日)〜24日(土)

真紅な海が呼んでるぜ

1965年(S40)/日活/カラー/83分

■監督・脚本:松尾昭典/脚本:雨宮隆/芦沢俊郎/撮影:岩佐一泉/美術:中村公彦/音楽:嵐野英彦 ■出演:渡哲也、二谷英明、松原智恵子、金子信雄、郷えい治、菅井一郎、藤竜也

商船大学を卒業したばかりの主人公は、密輸組織に利用されている兄を救うため、同じ船に乗り込み真相を探る…。渡哲也のデビュー曲『純愛のブルース』にのせて描かれるムード・アクション。ダンサー役・中原早苗がセクシーな衣装で歌や踊りも披露する。

『狼と豚と人間』写真

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5月25日(日)〜31日(土)

狼と豚と人間

1964年(S39)/東映東京/白黒/95分

■監督・脚本:深作欣二/脚本:佐藤純弥/撮影:星島一郎/美術:藤田博/音楽:富田勲 ■出演:高倉健、北大路欣也、三國連太郎、江原真二郎、岡崎二朗、石橋蓮司

暴力団の幹部となった長男、生きるために一匹狼となった次男、そして、醜い世界を呪いつつ抵抗を試みる末弟。貧民窟で育った三兄弟の血で血を洗う対決を描いた深作欣二初期の傑作。後に結婚する深作と中原早苗の出逢いの作品でもある。

■料金

一般/1,200円 シニア・学生/1,000円 会員/800円 水曜日サービスデー/1,000円均一

■インフォメーション

  • チケットは当日10時15分より販売致します。定員48名。
  • 上映開始後10分を過ぎてのご入場はお断りさせていただきます。
  • 作品によって画面、音声が必ずしも良好でない場合がございますのでご了承下さい。