11月22日(日) 〜28日(土)、1月13日(水) 〜23日(土)

人生とんぼ返り ある日活大部屋俳優の駆け抜けた昭和の記録

2020年(R2)/人生とんぼ返り製作協会/カラー/63分 ※Blu-ray

『人生とんぼ返り』写真

■監督:末永賢/製作:椎名次郎/撮影・編集:鳥野そらね/録音:臼井勝/美術:佐々木記貴/音楽:加藤千晶/制作:内藤愛
■主題歌:寒空はだか『人生とんぼ返り』
■出演:近江大介、寒空はだか
■話題に出る皆さん……市川右太衛門、北大路欣也、深水藤子、大内龍生、マキノ正博、沢村国太郎、長門裕之、津川雅彦、牧野智子、森英恵、石原裕次郎、中平康、北原三枝、赤木圭一郎、和田浩治、水島道太郎、小坂一也、月丘夢路、小林旭、南田洋子、西河克己、三億円事件の真犯人、萬屋錦之介、高橋明、榎木兵衛、宮下順子、高品格、山口百恵、三浦友和、なべおさみ、宍戸錠、長嶋茂雄、浅丘ルリ子(順不同、敬称略)

昭和ヒト桁、世界恐慌、太平洋戦争、太陽族──を渡り歩いた男の痛快人生。 近江大介。昭和三年京都の織物問屋に生まれる。実家の没落とともに海軍少年航空兵に志願、信号兵をはじめ様々な部隊を経験し、四国の特攻隊にて十六歳で終戦を迎える。終戦後は妹の借金返済のため旅回りの一座の文芸部に在籍し、ひょんなことから剣劇役者に転身。道端で出会ったマキノ正博監督に拾われ、撮影所の斬られ役に。持ち前の機転で立ち回り、花の東京へ進出。そして迎えた日活黄金時代、ロマンポルノ黎明期へと時代は移り変わる……。 嘘のような実話が織りなす、一人の男が生き抜いた昭和の時代の物語です。

11月22日(日) 〜24日(火)

完全な遊戯

1958年(S33)/日活/白黒/93分

『完全な遊戯』写真

©日活

■監督:舛田利雄/原作:石原慎太郎/脚本:白坂依志夫/撮影:横山実/美術:坂口武玄/音楽:真鍋理一郎、河辺公一
■出演:小林旭、芦川いづみ、葉山良二、岡田真澄、武藤章生、柳瀬志郎、梅野泰靖、白木マリ、大森義夫

何不自由なく暮らしているボンボン大学生たちが、ゲーム感覚ではじめた競輪詐欺。しかし彼らの企てが、痛ましい悲劇を呼ぶ──。小林旭のほか、リーダー格の梅野泰靖、柳瀬志郎、武藤章生、岡田真澄が学生グループを巧演して強い印象を残す。

11月22日(日) 〜28日(土)

力道山物語 怒涛の男

1955年(S30)/日活/白黒/84分 ※DVD

『力道山物語 怒涛の男』写真

©日活

■監督:森永健次郎/脚本:菊島隆三/撮影:山崎安一郎/美術:中村公彦/音楽:古賀政男
■出演:力道山、美空ひばり、河津清三郎、坂東好太郎、南寿美子、坪内美詠子、飯田蝶子、澤村國太郎、柳谷寛、安部徹、武藤章生

九州の貧しい家に生まれた少年が相撲界に身を投じ、やがてプロレスに転向。持ち前の根性で次々に激闘を展開する──。国民的ヒーロー、力道山の半生を本人主演で映画化。新人・武藤章生が十五歳から十八歳までを演じて広く知られるように。
※こちらの作品はプリント状態不良のため、上映素材をDVDに変更させていただきます。お客様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

11月25日(水) 〜12月1日(火)

「テント劇場」より 盗まれた欲情

1958年(S33)/日活/白黒/92分

『「テント劇場」より 盗まれた欲情』写真

©日活

■監督:今村昌平/原作:今東光/脚本:鈴木敏郎/撮影:高村倉太郎/美術:中村公彦/音楽:黛敏郎
■出演:長門裕之、南田洋子、喜多道枝、香月美奈子、滝沢修、西村晃、小沢昭一、柳沢真一、菅井きん、武藤章生、高原駿雄

大阪河内地方のドサまわり一座を舞台に、旅役者と村人たちが繰り広げる色と欲の人間模様。今東光原作『テント劇場』を今村昌平が第一回監督作品として映画化。イマヘイ好みの、ひとクセもふたクセもありそうな連中がうようよ蠢めく。

11月25日(水) 〜12月1日(火)

暗黒街の美女

1958年(S33)/日活/白黒/87分

『暗黒街の美女』写真

©日活

■監督:鈴木清順/原作・脚本:佐治乾/撮影:中尾利太郎/美術:坂口武玄/音楽:山本直純
■出演:水島道太郎、白木マリ、二谷英明、芦田伸介、安部徹、近藤宏、高品格、山田禅二、加原武門、雪丘恵介、深江章喜、宮崎準

本名鈴木清太郎から清順に改名し、気合いの入った超娯楽活劇篇。密輸ダイヤをめぐるギャング同士の内ゲバを描く。芦田伸介、安部徹、高品格、近藤宏(最高!)らおなじみの悪役たちに、ヴァンプ女優・白木マリが妖しい華を添える。

11月29日(日) 〜12月1日(火)

地下から来た男

1956年(S31)/日活/白黒/78分 ○国立映画アーカイブ所蔵作品

『地下から来た男』写真

©日活

■監督:吉村廉/脚本:川内康範、真弓典正/撮影:中尾利太郎/美術:柳生一夫/音楽:原六朗
■出演:フランキー堺、市村俊幸、牧真介、丹下キヨ子、東谷暎子、桂典子、相原巨典、青木富夫、花村典克、黒田剛、玉村俊太郎

名コンビによる人情風刺喜劇。フランキー堺はスリで、市村俊幸は刑事。追いつ追われつ、掏ったり掏られたりの騒動が、地下鉄で、デパートで巻きおこり、最後は脇役陣が大挙出演のスリ・コンクールが華々しく開催される。

11月29日(日) 〜12月5日(土)

東京の孤独

1959年(S34)/日活/白黒/105分

『東京の孤独』写真

©日活

■監督・脚本:井上梅次/原作:井上友一郎/脚本:松浦健郎/撮影:高村倉太郎/美術:中村公彦/音楽:大森盛太郎
■出演:小林旭、宍戸錠、芦川いづみ、清水まゆみ、大坂志郎、月丘夢路、安部徹、西村晃、三島雅夫

プロ野球の世界に飛びこんだ二人の青年が、新人王と恋の栄冠を賭けて真剣勝負──!小林旭VS宍戸錠の対決に加え、ベテラン監督・大坂志郎の生き様や、周囲の人々とのやりとりを活写。珍しく悪役ではない安部徹、人のいいヘッドコーチ役。

12月2日(水) 〜5日(土)、9日(水) 〜12日(土)

学生野郎と娘たち

1960年(S35)/日活/白黒/91分

『学生野郎と娘たち』写真

©日活

■監督:中平康/原作:曽野綾子/脚本:山内久/撮影:山崎善弘/美術:松山崇/音楽:黛敏郎
■出演:長門裕之、芦川いづみ、中原早苗、清水まゆみ、伊藤孝雄、岡田真澄、楠侑子、武藤章生、殿山泰司、仲谷昇、清水将夫

芝居の鬼に麻雀狂、女たらしの学生社長、コールガールの女学生──。とある私立大学を舞台に、多種多様なキャラクターが織りなす青春の悲喜劇。曽野綾子『キャンパス110番』の映画化で、日活スタア、民藝、文学座の若手演技陣が総出演。

12月2日(水) 〜8日(火)

幌馬車は行く

1960年(S35)/日活/カラー/79分

『幌馬車は行く』写真

©日活

■監督:野口博志/脚本:直居欽哉、窪田篤人/撮影:永塚一栄/美術:小池一美/音楽:山本直純
■出演:赤木圭一郎、笹森礼子、水島道太郎、芦田伸介、楠侑子、小園蓉子、堀恭子、郷鍈治、待田京介、武藤章生、大町文夫

移動養蜂隊に助けられた過去のある男が、改心し、悪党たちに立ち向かう──。幌馬車、列車強盗……西部劇的要素をふんだんに盛りこんだ日活お得意の無国籍アクション。芦田伸介が養蜂隊のリーダーを貫禄たっぷりに演じ、物語を締める。

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