『やっちゃ場の女』写真

(c)角川映画

7月15日(日) 〜17日(火)

やっちゃ場の女

1962年(S37)/大映東京/カラー/91分

■監督:木村恵吾/脚本:田口耕/撮影:宗川信夫/美術:柴田篤二/音楽:小川寛興
■出演:若尾文子、叶順子、藤巻潤、根上淳、宇津井健、紺野ユカ、村田知栄子、水戸光子、清川玉枝、信欣三、潮万太郎

仕事一途な若い娘に、ふと訪れた青春の哀歓──。築地の青果市場、通称やっちゃ場を舞台に展開する女性映画。恋に関してはちょっと不器用、男まさりが売りものの下町娘を若尾文子がいきいきと好演。コップ酒イッキ飲みも秀逸。

『孤島の太陽』写真

(c)日活

7月15日(日) 〜21日(土)

孤島の太陽

1968年(S43)/日活/カラー/106分

■監督:吉田憲二/脚本:千葉茂樹/原作:伊藤桂一/撮影:萩原憲治/美術:川原資三/音楽:真鍋理一郎
■出演:樫山文枝、勝呂誉、芦川いづみ、宇野重吉、前田吟、浜村純、桑山正一、二木てるみ、浦辺粂子

高知県の離島・沖の島に派遣された実在の保健婦・荒木初子さんの献身的な活動を描いた感動篇。保健衛生医療の普及と向上のため、昼夜を分たず働くヒロインに樫山文枝。彼女をサポートする県庁の保健婦係長・芦川いづみも素晴らしい。

『大空に乾杯』写真

(c)日活

7月15日(日) 〜21日(土)

大空に乾杯

1966年(S41)/日活/カラー/97分

■監督:斎藤武市/脚本:白坂依志夫、中野顕彰/原作:若山三郎/撮影:萩原憲治/美術:坂口武玄/音楽:小杉太一郎
■出演:吉永小百合、浜田光夫、和泉雅子、十朱幸代、川地民夫、葉山良二、小高雄二、清水将夫

吉永小百合が快活な新米スチュワーデスに扮し、彼女をみそめた金持ちの御曹司と、植物研究に情熱を燃やす大学生を相手に明るいラブ・ロマンスを繰り広げる。吉永の爽やかな魅力が存分に発揮された青春明朗娯楽篇。

『特急にっぽん』写真

(c)東宝

7月18日(水) 〜24日(火)

特急にっぽん

1961年(S36)/東宝/白黒/85分

■監督:川島雄三/脚本:笠原良三/原作:獅子文六/撮影:遠藤精一/美術:小川一男/音楽:真鍋理一郎
■出演:フランキー堺、団令子、白川由美、中島そのみ、柳川慶子、横山道代、太刀川寛、沢村貞子、小沢栄太郎

東京から大阪へ向かう特急「こだま」が舞台。食堂車のコックとウェイトレスの恋を中心に、列車内の人間模様を巧みに描いたコメディ篇。原作は獅子文六の『七時間半』。ウェイトレス・団令子VS美人乗務員・白川由美の対立も可笑しい。

『女は抵抗する』写真

(c)角川映画

7月18日(水) 〜24日(火)

女は抵抗する

1960年(S35)/大映東京/カラー/85分

■監督:弓削太郎/脚本:長谷川公之/原案:石松愛弘/撮影:小林節雄/美術:柴田篤二/音楽:中村八大
■出演:若尾文子、川口浩、高松英郎、宮川和子、片山明彦、山下敬二郎、北原義郎、滝田裕介、平尾昌章

ナベプロの渡辺美佐をモデルに、若尾文子扮する敏腕女性プロモーターの奮闘を描いたバックステージもの。男性中心のショービズ界で、恋に、仕事に全力で邁進するヒロイン、そのバイタリティ溢れるキャラクターがみごと。

『おヤエのママさん女中』写真

(c)日活

7月22日(日) 〜28日(土)

おヤエのママさん女中

1959年(S34)/日活/白黒/52分

■監督:春原政久/脚本:高橋二三/撮影:峰重義/美術:小池一美/音楽:村山芳男
■出演:若水ヤエ子、柳沢真一、高友子、森川信、弘松三郎、武智豊子、清川虹子、関口悦郎、堺美紀子、三船好重、小林和子

東北の片田舎から女中奉公のために上京したおヤエさん。奉公先の一家を訪ねると、激しい夫婦喧嘩の真っ最中で──。若水ヤエ子が調子っぱずれのユーモラスな“自家製東北弁”で笑いをふりまくコメディシリーズの第一作。

『おヤエの家つき女中』写真

(c)日活

7月22日(日) 〜28日(土)

おヤエの家つき女中

1959年(S34)/日活/白黒/58分

■監督:春原政久/脚本:高橋二三/撮影:峰重義/美術:小池一美/音楽:村山芳男
■出演:若水ヤエ子、柳沢真一、小沢昭一、高友子、中島そのみ、森川信、武智豊子、西村晃、弘松三郎、堺美紀子、榎木兵衛

十年間女中奉公した博士一家がアメリカに永住。退職金がわりに家を貰うことになったおヤエさんは、残りのローンを払うため三部屋を間貸しすることに。クセ者揃いの住人たちにさすがのおヤエも大わらわ──。シリーズ第二作。

『若い季節』写真

(c)東宝

7月22日(日) 〜28日(土)

若い季節

1962年(S37)/東宝/カラー/88分

■監督:古沢憲吾/原作・脚本:小野田勇/脚本:田波靖男/撮影:飯村正/美術:小川一男/音楽:中村八大、宮川泰
■出演:植木等、ハナ肇、坂本九、団令子、浜美枝、谷啓、淡路恵子、ジェリー藤尾、有島一郎

飲む白粉、液体口紅など、画期的(?)な新製品の開発をめぐって争う二つの会社、プランタン化粧品VSトレビアン化粧品──。NHKの人気ドラマの映画化。銀座の化粧品会社を舞台に、歌あり笑いありのドタバタ騒動が繰り広げられる。

『東京の女性』写真

(c)角川映画

7月25日(水) 〜31日(火)

東京の女性

1960年(S35)/大映東京/カラー/100分

■監督:田中重雄/脚本:舟橋和郎/原作:丹羽文雄/撮影:小原譲治/美術:後藤岱二郎/音楽:古関裕而
■出演:山本富士子、叶順子、菅原謙二、片山明彦、菅井一郎、市川春代、山茶花究、沢村貞子、見明凡太朗

自動車会社のタイピスト・山本富士子は、戦闘的な営業職に魅力を感じ、一流のセールスレディを志す。大都会・東京で、男性と肩を並べて働く女性の姿──。1939年に伏水修監督・原節子主演で映画化された丹羽文雄原作のリメイク。