11月6日(木)〜12日(水)

悲しき60才

1961年(S36)/大映東京/カラー/71分 ※16mm

『悲しき60才』写真

©KADOKAWA 1961

■監督:寺島久/脚本:高橋二三/撮影:渡辺徹/美術:仲美喜雄/音楽:木下忠司
■出演:坂本九、森山加代子、ジェリー藤尾、渡辺トモコ、弓恵子、潮万太郎、倉田マユミ、安部徹、ダニー飯田とパラダイスキング

エジプトの歌手が歌った中東のポップスを青島幸男が奇想天外に訳詞、坂本九がコミカルに歌った『悲しき60才』を映画化したミュージカル・コメディ。森山加代子と九ちゃんの『じんじろげ』などの60年代ポップスがカラフルなヴィジュアルで展開する。

11月13日(木)〜19日(水)

アワモリ君乾杯

1961年(S36)/東宝/白黒/77分

『アワモリ君乾杯』写真

©TOHO CO.,LTD.

■監督:古澤憲吾/原作:秋好馨/脚本:新井一/撮影:逢沢譲/美術:小川一男/音楽:神津善行
■出演:坂本九、森山加代子、ジェリー藤尾、丘寵児、田武謙三、都家かつ江、渡辺トモコ、有島一郎、加東大介

秋好馨原作、人気漫画の映画化第二作。アワモリ(九)とダイガク(ジェリー)が銀行ギャングとドタバタを繰り広げる。後半の舞台は東宝撮影所。併映の『世界大戦争』撮影中のセットに飛び込んだり、モスラや大怪獣バラン、八岐大蛇、ナタール人などが登場。

11月20日(木)〜26日(水)

上を向いて歩こう

1962年(S37)/日活/カラー/92分

『上を向いて歩こう』写真

©日活

■監督:舛田利雄/脚本:山田信夫/撮影:山崎善弘/美術:木村威夫/音楽:中村八大
■出演:坂本九、浜田光夫、吉永小百合、高橋英樹、渡辺トモコ、梅野泰靖、平田大三郎、芦田伸介、清水将夫

永六輔、中村八大、坂本九=「六八九トリオ」の大ヒット曲をモチーフに、剛腕・舛田利雄が青春群像劇として映画化。九ちゃん、浜田光夫、吉永小百合、高橋英樹たちが60年代の若者をイキイキと演じる。ラストには『上を向いて歩こう』の幻の歌詞も歌われる。

11月27日(木)〜12月3日(水)

九ちゃん音頭

1962年(S37)/松竹大船/カラー/77分

『九ちゃん音頭』写真

©1962 松竹株式会社

■監督:市村泰一/脚本:山田洋次、不破三雄/撮影:小杉正雄/美術:熊谷正雄/音楽:ダニー飯田
■出演:坂本九、桑野みゆき、ジェリー藤尾、森山加代子、渡辺トモコ、山下洵二、十朱幸代、桂小金治

1961年にリリースされた青島幸男作詞、ダニー飯田作曲によるペシミズム溢れる傑作『九ちゃん音頭』が主題歌。漁師町から上京して八百屋で働き、夜は夜学に通う一八、愛称九ちゃんが、金森家のお手伝いさん・さよ子(桑野みゆき)に淡い恋心を抱くが……。

12月4日(木)〜10日(水)

パラキンと九ちゃん 申し訳ない野郎たち

1962年(S37)/松竹大船/カラー/88分

『パラキンと九ちゃん 申し訳ない野郎たち』写真

©1962 松竹株式会社

■監督:市村泰一/脚本:高橋二三/撮影:小杉正雄/美術:平高主計/音楽:ダニー飯田
■出演:坂本九、ダニー飯田とパラダイスキング、鰐淵晴子、桑野みゆき、渡辺トモコ、ジェリー藤尾、南原宏治

「申し訳ない」は九ちゃんの決め台詞で、当時、子供から大人まで大流行。映画は、東洋放送協会御曹司の九ちゃんが、富裕な家を飛び出して、神田の学生街のレストランでコックとなり、さまざまな悲喜交々の物語が展開。ヒロインは17歳の可憐な鰐淵晴子!

12月11日(木)〜17日(水)

九ちゃん刀を抜いて

1963年(S38)/東映京都/カラー/87分

『九ちゃん刀を抜いて』写真

©東映

■監督:マキノ雅弘/原作:岡本一平/脚本:城のぼる、吉川透/撮影:山岸長樹/美術:吉村晟/音楽:中村八大
■出演:坂本九、南田洋子、進藤英太郎、大村文武、西村晃、原田甲子郎、東千代之介

マキノプロ時代から映画化されてきた岡本一平『刀を抜いて』四度目のリメイク。飯を食うのも面倒な、ものぐさ三五郎(九)が勘当されて江戸へ。幡随院長兵衛(進藤英太郎)の子分・権兵衛(東千代之介)の子分になるが……。六八九トリオによる主題歌が楽しい!

12月18日(木)〜24日(水)

男嫌い

1964年(S39)/東宝/カラー/83分

『男嫌い』写真

©TOHO CO.,LTD.

■監督:木下亮/原作:八木柊一郎、西島大、伊奈洸/脚本:井手俊郎、八木柊一郎、伊奈洸/撮影:逢沢譲/美術:育野重一/音楽:山本直純
■出演:越路吹雪、淡路恵子、岸田今日子、横山道代、坂本九

1963年から64年、日本テレビで放映された人気ドラマの映画化。「カモね」「そのようョ」「ムシる」が流行語となった。豪邸に住む高村家の四人の独身姉妹(越路、淡路、岸田、横山)と一人の男の子・修(九)がおりなすブラックユーモアいっぱいのコメディ。

12月25日(木)〜30日(火)、1月2日(金)

見上げてごらん夜の星を

1963年(S38)/松竹大船、マナセプロダクション、ビデオ・プロモーション/カラー/93分

『見上げてごらん夜の星を』写真

©1963 松竹株式会社

■監督:番匠義彰/原作:永六輔/脚本:石郷岡豪/撮影:生方敏夫/美術:逆井清一郎/音楽:いずみたく
■出演:坂本九、榊ひろみ、山本豊三、中村賀津雄、清水まゆみ、九重佑三子、菅原文太、伴淳三郎

永六輔といずみたくによる定時制高校を舞台にしたミュージカルの映画化。昼間は工場で働きながら定時制に通う太平(九)が、同じ机で勉強している全日制の由美子(榊ひろみ)と文通。高度成長を支えたブルーカラーの若者たちを瑞々しく描く番匠演出が味わい深い。

1月3日(土)〜10日(土)

“調子のいい奴” いたずらの天才

1965年(S40)/松竹、マナセプロダクション/カラー/79分

『“調子のいい奴” いたずらの天才』写真

©1965 松竹株式会社

■監督・脚本:二本松嘉瑞/脚本:若井基成/撮影:倉持友一/美術:宇野耕司/音楽:いずみたく
■出演:坂本九、香山美子、谷幹一、E・H・エリック、ジェリー藤尾、堺駿二、三原葉子、桂小金治、長門勇

生まれながらの「いたずらの天才」藤島洋(九)が、学生時代からの憧れの中原道子(香山美子)目当てに入社した貿易会社で、ライバル・河野(谷幹一)と道子を張り合い、さらにあの手この手のビジネス作戦で出世街道を目指すサラリーマン・コメディ。

1月11日(日)〜17日(土)

ハイウェイの王様

1965年(S40)/松竹、マナセプロダクション/カラー/89分

『ハイウェイの王様』写真

©1965 松竹株式会社

■監督:市村泰一/原作:阿川弘之/脚本:若井基成、桜井義久/撮影:大越千虎/美術:梅田千代夫/音楽:小川寛興
■出演:坂本九、香山美子、谷幹一、菅原文太、勝呂誉、園井啓介、加賀まりこ、桑野みゆき、長門勇

原作は阿川弘之の『銀のこんぺいとう』。大東京。市川源三郎(九)は、交通機動警ら隊として、日夜、違反車を取り締まっていた。1960年代の交通戦争をカリカチュアしたコメディ。源三郎憧れの歌手に九重佑三子が本人役で出演。ヒロイン香山美子は敏腕カメラマン役。

1月18日(日)〜24日(土)

坊っちゃん

1966年(S41)/松竹、マナセプロダクション/カラー/90分

『坊っちゃん』写真

©1966 松竹株式会社

■監督:市村泰一/原作:夏目漱石/脚本:柳井隆雄/撮影:小杉正雄/美術:浜田辰雄/音楽:古賀政男
■出演:坂本九、加賀まりこ、古賀政男、牟田悌三、三波伸介、大村崑、藤村有弘、三木のり平

夏目漱石の名作を市村泰一が映画化。古賀政男が狸、牟田悌三が赤シャツ、NTVのバラエティ「九ちゃん!」でも共演していた三波伸介が山嵐、大村崑がうらなり、マドンナ役は加賀まりこが演じている。原作でお馴染みのエピソードの数々がテンポ良く展開する。

1月25日(日)〜31日(土)

九ちゃんのでっかい夢

1967年(S42)/松竹、マナセプロダクション/カラー/89分

『九ちゃんのでっかい夢』写真

©1967 松竹株式会社

■監督・脚本:山田洋次/原作:三木洋/撮影:高羽哲夫/美術:重田重盛/音楽:山本直純
■出演:坂本九、倍賞千恵子、竹脇無我、ジェリー藤尾、九重佑三子、谷幹一、佐山俊二、犬塚弘、有島一郎

駆け出しコメディアンの九太郎(九)が余命宣告を受ける。ならば殺された方がましと殺し屋を雇った九太郎だったが……。原作者・三木洋は小林信彦の筆名。倍賞千恵子のヒロインをパニョルの戯曲『ファニー』に見立てた山田演出。九ちゃんの至芸がタップリ味わえる。

作品解説 佐藤利明(娯楽映画研究家)