八月十五日、その日まで(トップページに戻る)
上映スケジュール 作品解説1作品解説2/作品解説3/作品解説4

大日本帝国

(c)東映
大日本帝国 7.20[水]― 7.26[火]
1982年(S57)/東映東京/カラー/180分
■監督:舛田利雄/脚本:笠原和夫/撮影:飯村雅彦/美術:北川弘/音楽:山本直純 ■出演:丹波哲郎、あおい輝彦、三浦友和、西郷輝彦、関根恵子、夏目雅子、仲谷昇、篠田三郎

“大日本帝国”と呼ばれた三十六年から四十五年の敗戦までの時代を、政府、軍、民間人それぞれの視点で描いた大作。そのタイトルから、戦争賛美だと非難され、激しい上映反対運動も展開された。

日本戦歿学生の手記 きけわだつみの声]

(c)東映
日本戦歿学生の手記 きけわだつみの声 7.24[日]― 7.30[土]
1950年(S25)/東横映画/白黒/107分
■監督:関川秀雄/脚本:舟橋和郎/撮影:大塚新吉/美術:桂長四郎/音楽:伊福部昭 ■出演:伊豆肇、原保美、河野秋武、信欣三、杉村春子、英百合子、沼田曜一、上代勇吉

戦没学生の手紙や手記をあつめて出版された『きけわだつみの声』に想を得た反戦映画で、ビルマ戦線における学徒兵の痛ましい最期を中心に描いた作品。戦争に巻きこまれていった若者たちの真摯な訴えが痛烈に映しだされる。

野火

(c)角川映画
野火 7.24[日]― 7.30[土]
1959年(S34)/大映東京/白黒/104分
■監督:市川崑/脚本:和田夏十/原作:大岡昇平/撮影:小林節雄/音楽:芥川也寸 ■出演:船越英二、ミッキー・カーチス、滝沢修、星ひかる、稲葉義男、潮万太郎

戦時下という極限状況での人間性と神の問題を描いた大岡昇平の小説を映画化。第二次世界大戦末期、レイテ島。日本軍は山中に追いこまれ、飢餓に苦しんでいた…。絶食して役に備えたという船越英二が、鬼気迫る演技をみせる。

日本のいちばん長い日

(c)東宝
日本のいちばん長い日 7.27[水]― 8.2[火]
1967年(S42)/東宝/白黒/157分
■監督:岡本喜八/脚本:橋本忍/原作:大宅壮一/撮影:村井博/音楽:佐藤勝 ■出演:三船敏郎、山村聰、志村喬、笠智衆、宮口精二、戸浦六宏、佐藤允

題名の“日本のいちばん長い日”とは、四十五年八月十四日の正午から翌日正午の玉音放送に至るまでの一日。軍部や政府内部の状況が刻一刻と変化していく緊迫の二十四時間を、オールスターで再現した超大作。

南の島に雪が降る

(c)東宝
南の島に雪が降る 7.31[日]― 8.6[土]
1961年(S36)/東京映画/カラー/104分
■監督:久松静児/脚本:笠原良三/原作:加東大介/撮影:黒田徳三/美術:小島基司 ■出演:加東大介、伴淳三郎、有島一郎、西村晃大江俊輔、佐原健二、和田孝、渥美清

太平洋戦争下の西部ニューギニア。衰弱した兵士たちに希望を与えようと、杉山大尉は演芸班を組織することにした。各部隊から芸達者が集い、旗揚げ公演にむけて一同奮闘する…。加東大介の同名体験記の映画化。

殉愛

(c)東宝
殉愛 7.31[日]― 8.6[土]
1956年(S31)/東宝/白黒/101分
■監督・脚本:鈴木英夫/脚本:澤村勉/原作:山田照子/撮影:安本淳/美術:阿久根巌 ■出演:鶴田浩二、八千草薫、小林桂樹、笠智衆夏川静江、加東大介

特攻隊員・伊東敏郎には、照子という恋人がいる。やがて戦局は急迫し、特攻隊の体当たり戦法がとられた。照子は一日でもよいから妻にといい、二人は簡素な結婚式をあげるが…。戦争に翻弄される悲劇の愛を描く。

激動の昭和史 沖縄決戦

(c)東宝
激動の昭和史 沖縄決戦 8.3[水]― 8.9[火]
1971年(S46)/東宝/カラー/149分
■監督:岡本喜八/脚本:新藤兼人/撮影:村井博/美術:村木与四郎/音楽:佐藤勝 ■出演:小林桂樹、丹波哲郎、仲代達矢、森幹太川津祐介、橋本功、長谷川弘

太平洋戦争末期、敗色濃厚な日本軍は、連合軍を沖縄で食い止めるため大量の兵力を注ぎ込んだが…。壮大なスケールと骨太なタッチで沖縄戦のすべてを描いた。無数のエピソード、登場人物の全てが強烈な印象を残す。