3月20日(水) 〜26日(火)

そよかぜ

1945年(S20)/松竹大船/白黒/60分

■監督:佐々木康/脚本:岩澤庸徳/撮影:寺尾清/美術:本木勇/音楽:万城目正
■出演:並木路子、上原謙、佐野周二、斎藤達雄、高倉彰、三浦光子、若水絹子、奈良真養、霧島昇、二葉あき子

劇場の照明係として働く歌好きの少女・並木路子が、バンドマンたちに励まされ、やがて歌手としてデビューする──。敗戦直後の昭和二十年十月に封切られた音楽映画で、劇中で明るく歌われる「リンゴの唄」が大流行。

『「黒い落葉」より 青春を吹き鳴らせ』写真

(c)日活

3月20日(水) 〜26日(火)

「黒い落葉」より 青春を吹き鳴らせ

1959年(S34)/日活/白黒/57分

■監督:舛田利雄/脚本:中西隆三/原作:松浦健郎/撮影:藤岡粂信/美術:佐谷晃能/音楽:中村八大
■出演:岡田真澄、和田浩治、稲垣美穂子、香月美奈子、下条正巳、ペギー葉山、水原弘、柳瀬志郎

悪徳ボスの罠により麻薬中毒となった名サックス奏者・岡田真澄が復帰、新しいメンバーを集めて楽団を結成する。しかし、またしてもヤクザの魔の手が──。人気歌手・水原弘のヒットソングを織りこんだ歌謡アクション。

『東京ドドンパ娘』写真

(c)日活

3月20日(水) 〜26日(火)

東京ドドンパ娘

1961年(S36)/日活/白黒/64分

■監督・脚本:井田探/脚本:高橋二三/撮影:山崎安一郎/美術:千葉一彦/音楽:馬渡誠一
■出演:沢本忠雄、渡辺マリ、香月美奈子、田代みどり、由利徹、南利明、三国一朗、森川信、逗子とんぼ、小園蓉子、嵯峨善兵

日本全国に爆発的なブームを巻き起こした大ヒットナンバー「東京ドドンパ娘」の映画化。斜陽レコード会社に迫るのっとりの魔手…、起死回生のウルトラC──。狂熱娘・渡辺マリがデビューを目指す新人歌手役で登場。

『雲の上団五郎一座』写真

(c)東宝

3月24日(日) 〜30日(土)

雲の上団五郎一座

1962年(S37)/宝塚映画/カラー/84分

■監督:青柳信雄/脚本:長瀬喜伴、新井一/原作:菊田一夫/撮影:鈴木斌/美術:北猛夫/音楽:松井八郎
■出演:フランキー堺、三木のり平、八波むと志、丘寵児、水谷良重、高島忠夫、榎本健一、森川信、沢村いき雄

菊田一夫原作の同名舞台劇を映画化した爆笑篇。エノケン率いる貧乏一座が、新進気鋭の若き演劇人フランキーとタッグを組んで大奮闘──。ドサ回り劇団のサクセス・ストーリーもさることながら、劇中で演じられる芝居も絶品。

『嵐を呼ぶ男』写真

(c)日活

3月24日(日) 〜30日(土)

嵐を呼ぶ男

1966年(S41)/日活/カラー/95分

■監督:舛田利雄/脚本:池上金男/原作:井上梅次/撮影:萩原憲治/美術:千葉和彦/音楽:伊部晴美
■出演:渡哲也、芦川いづみ、宇野重吉、山岡久乃、殿岡ハツエ、由美かおる、橘和子、藤竜也、山田真二、朝丘雪路

敏腕女性マネージャーに才能を見出された主人公は、人気バンドのドラマーに抜擢される──。石原裕次郎主演の大ヒット作を渡哲也で再映画化。本家に劣らず魅力満載、もちろん「世紀のドラム合戦」はおおいに盛りあがる。

『ロマンス祭』写真

(c)東宝

3月27日(水) 〜4月2日(火)

ロマンス祭

1958年(S33)/宝塚映画/カラー/104分

■監督:杉江敏男/脚本:須崎勝弥/撮影:完倉泰一/美術:北辰雄/音楽:神津善行
■出演:江利チエミ、雪村いづみ、小泉博、宝田明、環三千世、山田真二、花菱アチャコ、柳家金語楼、有島一郎、フランキー堺、フランク永井

ヒロインの江利チエミは、ジャズ・シンガーを夢みる中華料理店の出前持ち──。彼女が憧れのリサイタルを開くまでの紆余曲折に、友人令嬢・雪村いづみのロマンスを織りこんで描くにぎやかな音楽コメディ。

3月27日(水) 〜4月2日(火)

藤圭子 わが歌のある限り

1971年(S46)/松竹/カラー/88分

■監督:長谷和夫/脚本:宮川一郎/撮影:小杉正雄/美術:鳥居塚誠一/音楽:木下忠司
■出演:藤圭子、田村亮、長門勇、天知茂、伴淳三郎、左とん平、扇千景、牧紀子、穂積隆信、三角八郎、吉田栄子、坂上二郎

旅回りをしていた子供時代、歌で生計を助けた少女時代、血のにじむようなレッスンを重ねた内弟子のころ、そして念願の歌謡界デビュー。演歌の星・藤圭子、そのひたむきな青春の遍歴を本人主演で描いたファンには堪らない一本。

『続 雲の上団五郎一座』写真

(c)東宝

3月31日(日) 〜4月6日(土)

続 雲の上団五郎一座

1963年(S38)/宝塚映画/カラー/93分

■監督:青柳信雄/脚本:蓮池義雄、矢田良/原作:菊田一夫/撮影:安本淳/美術:加藤雅俊/音楽:松井八郎
■出演:榎本健一、三木のり平、フランキー堺、森川信、八波むと志、瑳峨三智子、浜美枝

雲の上団五郎一座は、座長が交通事故で療養中──。花形座員のり平&むと志のおかしな恋のエピソード、劇場主母子の確執などが描かれる。エノケン右大腿部切断手術後の再起の物語ということで、盟友・徳川夢声もゲスト出演して激励。

『銭のとれる男』写真

(c)1966 角川映画

3月31日(日) 〜4月6日(土)

銭のとれる男

1966年(S41)/大映東京/カラー/84分

■監督:村野鐵太郎/脚本:石松愛弘/撮影:小林節雄/美術:渡辺竹三郎/音楽:三保敬太郎
■出演:田宮二郎、藤巻潤、佐藤慶、江波杏子、水谷良重、高毬子、山本耕一、夏木章、北城寿太郎、村上不二夫、早川雄三

昼は自動車のスピードに命を賭け、夜は音楽のリズムに生き甲斐を感じる男──。スポーツカーとトランペット。二足のわらじをはくスタア・田宮二郎が挫折を経験。バンドの復活を願って、再びチャンピオン・レースに挑戦する。