モーニングショー「寺山修司の映画」

2026年7月1日[水]〜7月28日[火] 連日10:30より
ラピュタ阿佐ヶ谷

十代半ばから俳句・短歌・詩にずば抜けた早熟ぶりを発揮、長じては「演劇実験室◉天井棧敷」を主宰し、一大旋風を巻きおこした寺山修司。あり余る才能は一つのジャンルにとどまることなく、映画界にも大きな足跡を残しました。
自由な表現と、独特の映像美──。
映画監督・寺山修司による長篇劇映画四作品をぜひスクリーンで体感してください。

【上映作品】
『書を捨てよ町へ出よう』『田園に死す』『ボクサー』『さらば箱舟』

【上映日程】
7.1[水]-7[火]
書を捨てよ町へ出よう
1971年(S46)/人力飛行機プロダクション、ATG/カラー/137分
■原作・脚本:寺山修司/撮影:鋤田正義/美術:林静一、榎本了壱/音楽:下田逸郎、J・A・シーザー、柳田博義、クニ河内、加藤ヒロシ、荒木一郎
■出演:佐々木英明、斎藤正治、小林由紀子、平泉征
「映画館の暗闇で腰かけて待ってたって何も始まらないよ」と世の若者に語りかける寺山ワールド全開の長篇劇映画第一作。貧しい工員の「私」、万引き常習犯の祖母、負け犬の父、兎偏愛の妹と四人家族の「家畜小屋」。それぞれが幻想を持ちながら家族解体へと物語は展開していく。サンレモ映画祭グランプリ受賞。

7.8[水]-14[火]
田園に死す
1974年(S49)/人力飛行機舎、ATG/カラー/102分
■原作・脚本:寺山修司/撮影:鈴木達夫/美術:粟津潔/音楽:J・A・シーザー
■出演:高野浩幸、八千草薫、春川ますみ、新高恵子、菅貫太郎、斎藤正治、三上寛、原泉、ミスター・ポーン、原田芳雄、木村功
代表的歌集『田園に死す』にもとづく自伝的フィルム。青森県下北半島の荒涼とした風景。母親の過度な愛情と干渉。恐山の巫女と父親の霊。サーカスでみた空気女、怪力男、一寸法師。隣家の美しいお嫁さん──。懐かしくも忌まわしい少年時代の記憶が映画監督となった「私」に襲いかかる。圧巻のラストシーン。

7.15[水]-21[火]
ボクサー
1977年(S52)/東映東京/カラー/94分 
■脚本:石森史郎、岸田理生、寺山修司/撮影:鈴木達夫/美術:桑名忠之/音楽:J・A・シーザー
■出演:菅原文太、清水健太郎、小沢昭一、名和宏、春川ますみ、伊佐山ひろ子、新高恵子、唐十郎
一人はボクシングへの執着を断ち切れぬ元チャンピオン、もう一人は脚にハンデを抱えた新人ボクサー。社会からはみだした二人の男が、栄光の座を求めて過酷なトレーニングの日々を送る。寺山修司初、そして唯一の商業映画。具志堅用高、白井義男、ファイティング原田、輪島功一らも本人役で特別出演して話題に。

7.22[水]-28[火]
さらば箱舟
1984年(S59)/劇団ひまわり、人力飛行機舎、ATG/カラー/127分
■脚本:寺山修司、岸田理生/撮影:鈴木達夫/美術:池谷仙克/音楽:J・A・シーザー
■出演:山﨑努、小川真由美、原田芳雄、新高けい子、高橋洋子、石橋蓮司、高橋ひとみ、若松武、蘭妖子、三上博史
タブーを犯していとこ同士の結婚をした捨吉とスエ。だが二人が住む村も近代化の波に飲まれて変わりつつあった──。架空の土地「百年村」を舞台に、約一世紀にわたるある一家の興亡を描いた一大叙事詩。柱時計、この世とあの世をつなぐ穴。寺山ワールドのエッセンスが凝縮された渾身の遺作。

【料金】
一般…1,400円 / シニア・学生…1,200円 / 会員…1,000円 
※水曜サービスデー…1,200円均一


【公演情報】
流山児★事務所+ザムザ阿佐谷
JAPAN AVANT GARDE 1968/2028 連続上演 ─自由への継承─
アングラの原点を探るVol.1
寺山修司生誕90年記念認定事業
青森県のせむし男

作:寺山修司(「演劇実験室◉天井棧敷」旗揚げ作品)演出:流山児祥
2026年7月11日(土)〜20日(月・祝)
ザムザ阿佐谷(ラピュタビルB1)
公式サイト https://www.ryuzanji.com/20/26ao.html