トークイベント

  • 【トークイベント】
    5月5日(日)10:30『春泥尼』 上映後
    ゲスト:筑波久子さん
    聞き手:佐藤利明さん(娯楽映画研究家)
    ※料金:1,700円均一
    ※招待券はご利用いただけません。

4月28日(日)〜5月4日(土)

『肉体の反抗』写真

©日活

肉体の反抗

1957年(S32)/日活/白黒/89分

■監督:野口博志/原作・脚本:陶山鉄/撮影:松橋梅夫/美術:坂口武玄/音楽:渡辺浦人
■出演:青山恭二、岡田真澄、利根はる恵、西村晃、ハロルド・S・コンウェイ、大坂志郎、水島道太郎

神戸に巣食うチンピラ愚連隊のせいで病身の母と年頃の妹を失ったヒロインは、自らの肉体を武器に復讐を果たそうとする──。筑波久子の身体を張った演技が話題となり映画は大ヒット、グラマー女優として人気を博し「肉体」シリーズは日活のドル箱に。

5月5日(日)〜7日(火)

『春泥尼』写真

©日活

春泥尼

1958年(S33)/日活/白黒/98分 ○国立映画アーカイブ所蔵作品

■監督:阿部豊/原作:今東光/脚本:松浦健郎/撮影:峰重義/美術:木村威夫/音楽:斎藤高順
■出演:左幸子、岡田真澄、沢本忠雄、二谷英明、小杉勇、山本かほる、細川ちか子

尼僧の愛憎、苦悩と生き様を描いて大評判となった、今東光の週刊サンケイ連載小説『春泥尼抄』を映画化。河内の貧農の娘・筑波久子は口減らしのために尼寺へ。厳しい戒律に抵抗しながらも、やがて彼女は「仏の道」を歩む決意を固めていく。

5月8日(水)〜13日(月)

『海女の岩礁』写真

©日活

海女の岩礁

1958年(S33)/日活/白黒/82分

■監督:森永健次郎/脚本:直居欽哉、佐治乾/撮影:山崎安一郎/美術:西亥一郎/音楽:村山芳男
■出演:香月美奈子、二谷英明、青山恭二、安部徹、近藤宏、木室郁子、深見泰三

太平洋に面したある漁村へ、東京で女優をしていたという娘が帰ってくる。色めきたつ男たち、羨望と嫉妬の目を向ける海女たち。さらに、追手のチンピラ一味も絡んでひと騒動が巻き起こる──。千葉県御宿の美しい白砂に映える筑波久子の肢体。

5月14日(火)〜19日(日) ※2本立て上映

『らぶれたあ』写真

©日活

らぶれたあ

1959年(S34)/日活/白黒/40分

■監督:鈴木清順/原作:松浦健郎/脚本:石井喜一/撮影:柿田勇/美術:柳生一夫/音楽:間宮芳生
■出演:待田京介、雪丘恵介、フランク永井

遠い山小屋で療養中の恋人と交わす愛の手紙。しかし時が経つにつれてその数も少なくなり、やがて音信不通に──。たった四人の登場人物がラブレターを軸に織りなす恋愛模様。フランク永井の哀愁メロディにのせて描かれる純愛ミステリ。

『夜霧に消えたチャコ』写真

©日活

夜霧に消えたチャコ

1959年(S34)/日活/白黒/49分

■監督:森永健次郎/原作:川内康範/脚本:銀座八郎/撮影:山崎安一郎/美術:西亥一郎/音楽:杉原泰蔵
■出演:青山恭二、丘野美子、フランク永井、広岡三栄子、三田容子、小泉郁之助

ある霧深い夜、タクシー運転手が自殺未遂の女を救う。二人で生きていく決意をしたのも束の間、彼女は自らの過去を恥じて夜霧の街に消えていく──。川内康範原作を森永健次郎が監督した歌謡悲恋メロドラマ。薄倖のヒロインに筑波久子。

5月20日(月)〜25日(土)

『昼下りの暴力』写真

©日活

昼下りの暴力

1959年(S34)/日活/白黒/82分

■監督:野口博志/脚本:秋元隆太、柳瀬観/撮影:永塚一栄/美術:小池一美/音楽:山本直純
■出演:川地民夫、水島道太郎、宍戸錠、稲垣美穂子、菅井一郎、弘松三郎、深江章喜

一人のチンピラ青年を通して描かれる暗黒街の非情な世界──落ち目のボスにとって代わろうとするヤクザ幹部・水島道太郎、ファム・ファタールの筑波久子、ヒットマン宍戸錠。裏切りに次ぐ裏切りが美しいモノクロ画面に繰り広げられる。

5月26日(日)〜28日(火)

『仮面の女』写真

©日活

仮面の女

1959年(S34)/日活/白黒/95分 ○国立映画アーカイブ所蔵作品

■監督:阿部豊/原作:芝木好子/脚本:松浦健郎/撮影:岩佐一泉/美術:木村威夫/音楽:佐藤勝
■出演:岡田真澄、葉山良二、南田洋子、渡辺美佐子、大坂志郎、内藤武敏、小園蓉子

赤線に身を沈めた女が、売春防止法施行とともに前歴を隠して銀座のバーへ。初めて知った真実の愛のため、ひたすら新しく生きようと希うが、その夢も虚しく崩れていく──。芝木好子の同名小説を筑波久子主演で映画化したメロドラマの佳品。

5月29日(水)〜6月1日(土)、5日(水)〜8日(土)

『暗黒の旅券』写真

©日活

暗黒の旅券

1959年(S34)/日活/白黒/87分

■監督:鈴木清順/原作:鷲尾三郎/脚本:高岩肇/撮影:永塚一栄/美術:坂口武玄/音楽:小杉太一郎、河辺公一
■出演:葉山良二、岡田真澄、沢たまき、白木マリ、芦田伸介、近藤宏

新婚旅行の駅から謎の失踪、さらに怪死を遂げた花嫁のため、ミュージシャンの夫が復讐と真相究明に乗りだす──。鷲尾三郎の『地獄の旅券』を高岩肇が脚色、鈴木清順が監督したスリラー活劇。筑波久子と白木マリ、二大グラマー女優が初の競演。

6月2日(日)〜4日(火)

『海底から来た女』写真

©日活

海底から来た女

1959年(S34)/日活/白黒/76分 ※英語字幕付 ○国立映画アーカイブ所蔵作品

■監督:蔵原惟繕/原作・脚本:石原慎太郎/脚本:蔵原弓弧/撮影:山崎善弘/美術:千葉一彦/音楽:佐藤勝
■出演:川地民夫、内田良平、武藤章生、草薙幸二郎、横山運平、浜村純

ヨットを愛する孤独な青年・川地民夫は、ある日生魚をかじる不思議な少女・筑波久子と出逢い、魅せられる。その頃、村の若者がフカに喰い殺されるという怪事件が発生し……。原作は石原慎太郎の小説『鱶女』。海辺に結ばれた神秘的な恋。

6月9日(日)〜15日(土)

『ヒマラヤ無宿 心臓破りの野郎ども』写真

©東映

ヒマラヤ無宿 心臓破りの野郎ども

1961年(S36)/ニュー東映東京/カラー/87分

■監督:小沢茂弘/原作・脚本:松浦健郎/撮影:西川庄衛/美術:藤田博/音楽:鈴木静一
■出演:片岡千恵蔵、進藤英太郎、佐久間良子、水谷良重、江原真二郎、山形勲、三島雅夫、羅生門

片岡千恵蔵主演の荒唐無稽な娯楽活劇「無宿」シリーズ第二弾。雪男の発見、捕獲に成功したヒマラヤ探検隊が帰国。ギャング団も次々と来日し、それぞれの思惑を孕んだ争奪戦が始まる──。偽雪男ショーで荒稼ぎする進藤英太郎&筑波久子も◎。

6月16日(日)〜22日(土)

『男の銘柄』写真

©KADOKAWA 1961

男の銘柄

1961年(S36)/大映東京/カラー/84分 ※16mm

■監督:弓削太郎/原作:円地文子/脚本:荒井八郎/撮影:石田博/美術:間野重雄/音楽:池野成
■出演:大瀬康一、渋沢詩子、弓恵子、根上淳、丹羽又三郎、石井竜一、左幸子、清川玉枝

平凡な一組の夫婦に倦怠が忍び寄り、妖艶な妻は不倫に走る。純情サラリーマン、サディストのCMデザイナーと助手青年……。筑波久子がその肉体美と可愛い魅力を大いに発散させて、色とりどりの「男の銘柄」によろめく人妻を演じている。

■料金(当日)

一般…1,400円 / シニア・学生…1,200円 / 会員…1,000円
※水曜サービスデー…1,200円均一

■インフォメーション

  • 各回定員入れ替え制
  • 午前10時より当日の全回分の整理番号付き入場券を発売します。定員48名になり次第、締め切らせていただきます。
  • 混雑状況により、販売開始時刻を早める場合がございます。
  • 上映開始後10分を過ぎてのご入場はお断りさせていただきます。
  • 作品により画像、音声が必ずしも良好でない場合がございます。あらかじめご了承下さい。

協力:日活株式会社、東映株式会社、株式会社KADOKAWA、国立映画アーカイブ

トップ写真: 『海底から来た女』1959年/蔵原惟繕 ©日活