【モーニングショー】
 連日朝10:30より
 1回のみ上映

 【料金】
 一般…1,200円
 シニア・学生…1,000円
 会員…800円
 ※水曜サービスデー…
 1,000円均一


昭和の銀幕に輝くヒロイン【第13弾】若尾文子スペシャル
2月15日(日)−4月10日(土)'04ラピュタ阿佐ヶ谷

『永すぎた春』 『しとやかな獣』 『越前竹人形』 『妻の日の愛のかたみに』
『氷点』 『雁』 『雪の喪章』 『砂糖菓子が壊れるとき』


2月15日(日)ー21日(土)
永すぎた春
1957年(S32)/大映東京/カラー/99分
■製作:永田雅一/監督:田中重雄/脚本:白坂依志夫/撮影:渡辺公夫/美術:柴田篤二/音楽:古関裕而 ■出演:花布辰男、滝花久子、船越英二、川口浩、見明凡太朗、沢村貞子
永すぎた春
(c)大映
若き男女のモラルと恋愛を描いた三島由紀夫の同名小説を映画化。家柄の違いを乗り越えて婚約した二人の、永すぎた婚約期間中の思わぬ波紋、青春の倫理課題を描く問題作。


2月22日(日)ー28日(土)
しとやかな獣
1962年(S37)/大映東京/カラー/96分
■監督:川島雄三/原作・脚本:進藤兼人/撮影:宗川信夫/音楽:池野成/美術:柴田篤二 ■出演:船越英二、浜田ゆう子、高松英郎、伊藤雄之助、山岡久乃
しとやかな獣
(c)大映
金のためにモラルなど捨て去った人々の騙し合いが、狭い公団住宅の室内だけで展開する実に痛快なブラック・コメディ。若尾文子は、男を騙して金を巻き上げる悪女役にローレン・バコール風の髪型で挑戦。


2月29日(日)ー3月6日(土)
越前竹人形
1963年(S38)/大映京都/白黒/103分
■製作:永田雅一/監督:吉村公三郎脚本:笠原良三/撮影:宮川一夫/音楽:池野成/美術:西岡善信 ■出演:山下洵一郎、中村玉緒、中村鴈治郎、殿山泰司、伊達三郎、浜村純
越前竹人形
(c)大映
原作者の水上勉が、自ら玉枝役に若尾文子を指名 。越前を舞台に、純真無垢な青年竹細工師と遊女・玉枝の愛と別れが、「白と黒の魔術師」と呼ばれた宮川一夫のキャメラで描かれる。


3月7日(日)ー13日(土)
妻の日の愛のかたみに
1965年(S40)/大映東京/カラー/89分
■監督:富本壮吉/脚本:木下恵介/原作:池上三重子/撮影:小原譲治/音楽:木下忠司 ■出演:船越英二、滝花久子、浜村純、原泉、早川雄三、藤村志保
妻の日の愛のかたみに
(c)大映
病に冒され夫の幸福を願い離別を迫る妻と、愛を貫く夫との哀切と苦しみを描く。若尾文子はほとんど身体を動かせない難しい役柄ながら、唇を小刻みに震わせ、静かに涙を流して見事に苦悩を表現した。


3月14日(日)ー20日(土)
氷点
1966年(S41)/大映東京/白黒/97分
■監督:山本薩夫/脚本:水木洋子/原作:三浦綾子/撮影:中川芳久/音楽:池野成/美術:間野重雄 ■出演:安田道代、山本圭、津川雅彦、森光子、船越英二、成田三樹夫
氷点
(c)大映
幼い娘を殺された原因は妻の浮気と信じ込んだ夫が、妻への復讐として犯人の子を引き取った。家庭内で繰り広げられる複雑な愛憎劇をきめ細やかな心理描写を交えて描いたヒューマン・ドラマ。


3月21日(日)ー27日(土)

1966年(S41)/大映東京/白黒/87分
■監督:池広一夫/脚本:成沢昌茂/原作:森鴎外/撮影:宗川信夫/音楽:池野成/美術:仲美喜雄 ■出演:山本学、姿美千子、小沢栄太郎、山岡久乃、水戸光子、井川比佐志
雁
(c)大映
森鴎外の「雁」の映画化。高利貸しの妾でありながら、大学生に恋をしてしまうお玉役の若尾文子は、演技に集中するためカツラは使わず地毛を結い、明治という時代に生きた女性をしっとりと演じている。


3月28日(日)ー4月3日(土)
雪の喪章
1967年(S42)/大映東京/カラー/92
■監督:三隅研次/脚本:八住利雄/原作:水芦光子/撮影:小林節雄/音楽:池野成/美術:下河原友雄 ■出演:福田豊士、中村玉緒、月丘千秋、吉川満子、天知茂、浜世津子
雪の喪章
(c)大映
古都金沢を舞台に、四人の男女の複雑に入り組んだ関係を軸として、運命に翻弄される女性の半生が描かれる。本妻に扮した若尾文子は十九歳から五十歳近くまで、戦中戦後の動乱を生き抜いた女性を好演。


4月4日(日)ー10日(土)
砂糖菓子が壊れるとき
1967年(S42)/大映東京/カラー/97分
■製作:永田雅一/監督:今井正/脚本:橋田寿賀子/原作:曽野綾子/撮影:中川芳久/音楽:渡辺岳夫 ■出演:藤巻潤、津川雅彦、田村高廣、船越英二、志村喬、山岡久乃
砂糖菓子が壊れるとき
(c)大映
肉体派女優として成功するも、男性遍歴を繰り返し、薬物依存で自己崩壊していく…。 M・モンローがモデルといわれる同名小説の映画化、天真爛漫で不器用な「女優」を若尾文子が鮮やかに演じる。


■フィルム状態により、作品によって画面、音声が必ずしも良好でない場合がございますのでご了承下さい。敬称略。
■当日午前10時15分より整理番号付き入場券を発行します。定員48名。