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モーニングショー「昭和の銀幕に輝くヒロイン 第111弾 若山セツ子」
2025年1月2日[木]〜2月22日[土]連日10:30より
ラピュタ阿佐ヶ谷
【上映作品】
『石中先生行狀記』『銀嶺の果て』『女の四季』『薔薇合戰』『青い山脈』『續 青い山脈』『さすらいの旅路』『次郎長三國志 次郎長賣出す』『若い娘たち』『ゴジラの逆襲』
【上映日程】
1.2[木]〜4[土]
石中先生行狀記
1950年(S25)/藤本プロ/白黒/93分 ○国立映画アーカイブ所蔵作品
■監督:成瀬巳喜男/原作:石坂洋次郎/脚本:八木隆一郎/撮影:鈴木博/美術:中古智/音楽:服部正
■出演:池部良、堀雄二、三船敏郎、杉葉子、宮田重雄
舞台は東北のある城下町。有名な小説家の石中先生が、老若男女の御意見番としてユーモラスに問題を解決していく──。石坂洋次郎原作のオムニバス映画で、若山セツ子は第三話「千草ぐるまの巻」に登場。農夫・三船敏郎との恋の芽生え。
1.5[日]〜8[水]、1.12[日]〜15[水]
銀嶺の果て
1947年(S22)/東宝/白黒/88分
■監督:谷口千吉/脚本:黒澤明/撮影:瀬川順一/美術:川島泰三/音楽:伊福部昭
■出演:三船敏郎、志村喬、河野秋武、小杉義男、高堂国典、深見泰三
強盗三人組が捜査網を逃れて北アルプスへ。やがて彼らは、老人と孫娘(純情可憐、若山セツ子)、登山家の三人が暖をとる山小屋に辿りつく──。日本映画には珍しい山岳アクションとして好評を得た、谷口千吉の監督昇進第一作。
1.9[木]〜11[土]
女の四季
1950年(S25)/東宝/白黒/100分 ○国立映画アーカイブ所蔵作品
■監督:豊田四郎/原作:丹羽文雄/脚本:八住利雄/撮影:木塚誠一/美術:久保一雄/音楽:飯田信夫
■出演:池部良、杉村春子、東山千栄子、薄田研二
丹羽文雄の風俗小説『かしまの情』の映画化。住宅難の東京。大陸からの引揚者・若山セツ子が、恩師や親戚、知人の家を転々とするなかで、戦後のすさんだ世相を思い知らされる──。お相手は池部良。ごうつくばりの老婆を怪演する杉村春子。
1.16[木]〜18[土]
薔薇合戰
1950年(S25)/松竹京都、映画芸術協会/白黒/98分 ○国立映画アーカイブ所蔵作品
■監督:成瀬巳喜男/原作:丹羽文雄/脚本:西亀元貞/撮影:竹野治夫/美術:松山崇/音楽:鈴木静一
■出演:三宅邦子、桂木洋子、鶴田浩二、安部徹
化粧品会社経営に辣腕を振るう長女・三宅邦子、姉の薦めるまま社内の男と結婚する内気な次女・若山セツ子、雑誌記者として働く活動的な末娘・桂木洋子。どす黒い企業競争を背景に、美しき三姉妹の波瀾万丈物語が展開。原作は丹羽文雄。
1.19[日]〜25[土]
青い山脈
1949年(S24)/藤本プロ/白黒/92分
■監督・脚本:今井正/原作:石坂洋次郎/脚本:井手俊郎/撮影:中井朝一/美術:松山崇/音楽:服部良一
■出演:原節子、龍崎一郎、池部良、杉葉子
女子高生に届いた偽のラブレターが、町全体を揺るがす大騒動に発展──。地方都市を舞台に、封建的な価値観と果敢にたたかう女教師や学生たちの姿をのびのびと。清々しい主題歌とともに、戦後の日本を明るく照射した青春映画の名篇。
1.26[日]〜2.1[土]
續 青い山脈
1949年(S24)/藤本プロ/白黒/83分
■監督・脚本:今井正/原作:石坂洋次郎/脚本:井手俊郎/撮影:中井朝一/美術:松山崇/音楽:服部良一
■出演:原節子、杉葉子、池部良、木暮実千代
『青い山脈』の一週間後に封切られた後篇。ラブレター事件は大人たちをも巻きこんで、ついにPTA役員会議の俎上へ。果たしてその顛末やいかに──?若山セツ子は丸眼鏡をかけたおしゃまな女学生・笹井和子役でたちまち人気を獲得。
2.2[日]〜4[火]
さすらいの旅路
1951年(S26)/新東宝、岸プロ/白黒/82分 ○国立映画アーカイブ所蔵作品
■監督:中川信夫/原作:大林清/脚本:岸松雄、井手雅人/撮影:鈴木博/美術:加藤雅俊/音楽:服部正
■出演:龍崎一郎、田崎潤、暁テル子、柳永二郎
街の艶歌師から華やかなスタア歌手へ。しかし、その出世が愛の破局を招く──。講談倶楽部所載、大林清の小説『流行歌手』を映画化した歌謡メロドラマ。龍崎一郎と若山セツ子、恋人たちのすれ違いが、ほろ苦く、爽やかに描かれる。
2.5[水]〜8[土]、2.12[水]〜15[土]
次郎長三國志 次郎長賣出す
1952年(S27)/東宝/白黒/82分
■監督:マキノ雅弘/原作・脚本:村上元三/脚本:松浦健郎/撮影:山田一夫/美術:中古智/音楽:鈴木静一
■出演:小堀明男、河津清三郎、田中春男、田崎潤
清水港きっての暴れん坊、米屋のせがれ長五郎が俠客人生の第一歩を踏みだす──。村上元三原作、マキノ雅弘監督の痛快娯楽時代劇「次郎長三国志」の第一部。若山セツ子は次郎長の恋人お蝶を演じ、以後シリーズにレギュラー出演。
2.9[日]〜11[火]
若い娘たち
1951年(S26)/東宝/白黒/90分 ○国立映画アーカイブ所蔵作品
■監督:千葉泰樹/原作:石坂洋次郎/脚本:井手俊郎/撮影:會田吉男/美術:小川一男/音楽:飯田信夫
■出演:池部良、伊豆肇、杉葉子、島崎雪子、村瀬幸子
ある山のみえる田舎町。姉は皆、下宿学生と結婚したという伝統の家で、適齢期の四女は新たに入居したハンサム学生と結ばれるか──?『青い山脈』を卒業した若手スタアたちが再び顔をあわせ、賑やかな恋愛模様が繰り広げられる。
2.16[日]〜22[土]
ゴジラの逆襲
1955年(S30)/東宝/白黒/82分
■監督:小田基義/特技監督:円谷英二/原作:香山滋/脚本:村田武雄、日高繁明/撮影:遠藤精一/音楽:佐藤勝
■出演:小泉博、千秋実、土屋嘉男、志村喬
魚群探査の飛行艇操縦士がゴジラと新たな怪獣アンギラスを目撃。やがて二体は戦いの舞台を大阪へ移し、凄絶なバトルを展開する。『ゴジラ』の反響に応え急遽製作された第二作。若山セツ子がヒロインの無線通信員に扮して華を添える。
【料金】
一般…1,400円 シニア・学生…1,200円 会員…1,000円
※水曜サービスデー…1,200円均一
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