上映スケジュール | ラピュタ阿佐ヶ谷
12月4日(水)〜10日(火)
1972年(S47)/東映京都/カラー/89分
©東映
■監督:山下耕作/原作:今東光/脚本:高田宏治/撮影:山岸長樹/美術:井川徳道/音楽:八木正生 ■出演:小林旭、田中邦衛、土田早苗、河津清三郎
『惡名』などで知られる名物和尚・今東光の小説『河内ぞろ』を映画化。日活から東映に移籍した小林旭の第一回主演作。長男を小林、次男を田中邦衛、三男を渡瀬恒彦が演じる。兵庫県淡路島で育った渡瀬の流暢な河内弁は聴きもの。(山本) ▲
上映スケジュール
12月7日(土)〜13日(金)
1983年(S58)/松竹/カラー/97分
©1983 松竹株式会社
■監督・脚本:森﨑東/原作:村松友視/脚本:荒井晴彦、長尾啓司/撮影:竹村博/美術:芳野尹孝/音楽:木森敏之 ■出演:夏目雅子、津川雅彦、大坂志郎
村松友視の直木賞受賞作を映画化。大井町にある骨董品屋を舞台にした恋愛人情劇。この作品で演じた安さんは、渡瀬恒彦史上一、二を争うノーマルな男かもしれない。「火曜サスペンス劇場」で知られる木森敏之の音楽がエモーショナル。(山本) ▲
1973年(S48)/東映京都/カラー/84分
■監督・脚本:皆川隆之/脚本:鈴木則文/撮影:増田敏雄/美術:竹川輝夫/音楽:上田正樹 ■出演:白井孝史、伊佐山ひろ子、杉本美樹、三原葉子、戸浦六宏
三十一歳でデビューした皆川隆之監督の若い熱情がほとばしるアクション篇。スピードに憑りつかれ暴走行為を繰り返す白井孝史、それを追う白バイ警官・渡瀬恒彦。立場は違えど、ひたむきにバイクに命を焼やす!男たちの大激突!(佐藤) ▲
12月11日(水)〜16日(月)
1982年(S57)/角川春樹事務所、東映/カラー/123分
©KADOKAWA 1982
■監督:長谷部安春/原作:西村寿行/脚本:丸山昇一/撮影:森勝/美術:中村州志/音楽:萩田光雄 ■出演:浅野温子、夏木勲、郷鍈治、川津祐介、宍戸錠、佐分利信
殺人の濡れ衣を着せられた刑事・渡瀬恒彦は友人の新聞記者の力を借り、真相究明に挑む。次々と起こる襲撃。事件の裏にはオホーツクに消えた金塊を巡る陰謀が……。渡瀬のハードアクションつるべ打ちの超大作!! 悪党・郷鍈治も渋い!!(佐藤) ▲
1973年(S48)/東映東京/カラー/94分
■監督:佐藤純彌/脚本:神波史男、松田寛夫/撮影:仲沢半次郎/美術:北川弘/音楽:日暮雅信 ■出演:安藤昇、梅宮辰夫、葉山良二、室田日出男、待田京介
戦後の混乱期、抑圧された博徒や、退役兵たちが集い「私設銀座警察」を結成。銀座の覇権を手にせんと大暴れ!中でもヒロポン中毒のキリングマシン 渡瀬恒彦の暴走で銀座は彼らに制覇されるが、崩壊の日は近づいていた……。(佐藤) ▲
12月14日(土)〜20日(金)
1983年(S58)/松竹、霧プロ/カラー/99分
■監督・脚本:三村晴彦/原作:松本清張/脚本:加藤泰/撮影:羽方義昌/美術:横山豊/音楽:菅野光亮 ■出演:田中裕子、平幹二朗、伊藤洋一、吉行和子
松本清張の原作を大正時代から昭和期に舞台を移行し映画化。少年のほのかで悲しい慕情が殺人事件の真相に絡み、大きな感銘を与える傑作。渡瀬恒彦は田中裕子、平幹二朗といった名優たちと激しい演技合戦を繰り出し観客を圧倒する。(佐藤) ▲
1974年(S49)/東映京都/カラー/79分
■監督:小沢茂弘/脚本:村尾昭/撮影:古谷伸/美術:雨森義允/音楽:鏑木創 ■出演:大木実、ガッツ石松、沢村忠、光川環世、石橋雅史、天津敏、汐路章
千葉真一、倉田保昭らがリードしていた東映格闘技路線に渡瀬恒彦が参戦。学生時代に空手部で鳴らした渡瀬の剛腕が堪能できる。また、ガッツ石松、沢村忠ら、七〇年代の格闘技レジェンドが多数出演し、朴訥な演技を見せてくるのも楽しみの一つだ。(山本) ▲
12月17日(火)〜23日(月)
1986年(S61)/松竹富士、ニュー・センチュリー・プロデューサーズ/カラー/128分
©1986 松竹株式会社
■監督:藤田敏八/原作:高樹のぶ子/脚本:田村孟/撮影:鈴木達夫/美術:木村威夫/音楽:佐藤隆 ■出演:松坂慶子、大竹しのぶ、峰岸徹、三國連太郎
高樹のぶ子の原作を藤田敏八監督が映画化。壱岐の美しい海を背景に松坂慶子、大竹しのぶ、渡瀬恒彦らの、のっぴきならない大人の恋愛を描く。登場人物たちの悲しみに寄り添う、シンガーソングライター佐藤隆が全篇担当した音楽が秀逸。(佐藤) ▲
text by 山本俊輔(作家・映画監督)、佐藤洋笑(ライター)
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