●伝説の美女、魅惑の独演● 昭和の銀幕に輝くヒロイン【第25弾】山口淑子スペシャル 宿命と、生きて。

【モーニングショー】朝10:30〜 1回のみ上映
2005年12月18日(日)〜2006年1月28日(土) ラピュタ阿佐ヶ谷

『暁の脱走』'50/谷口千吉 『風雲千両船』'52/ 稲垣浩  『わが生涯のかゞやける日』'48/ 吉村公三郎 『醜聞〈スキャンダル〉』'50/ 黒澤明  『サヨンの鐘』'43/ 清水宏 『東京の休日』'58/ 山本嘉次郎 ▼ インフォメーション



暁の脱走

(c)東宝
暁の脱走 12月18日(日)−24日(土)
1950年(S25)/新東宝/白黒/110分
■監督・脚本:谷口千吉/脚本:黒澤明/撮影:三村明/美術:松山崇/音楽:早坂文雄 ■出演:池部良、小沢栄、伊豆肇、田中春男、若山セツコ、利根はる恵、柳谷寛

戦争末期の中国中部戦線。敵の捕虜となって軍に送還されてきた三上上等兵は、慰問団の歌手・春美と激しい恋におち、ついには脱走を図るが…。田村泰次郎原作『春婦伝』を谷口千吉と黒澤明が脚色、谷口がダイナミックな演出で映画化した。  


風雲千両船

(c)東宝
風雲千両船 12月25日(日)−30日(金)
1952年(S27)/東宝/白黒/93分
■監督:稲垣浩/脚本:三村伸太郎/原作:村上元三/撮影:安本淳/音楽:深井史郎 ■出演:大谷友右衛門、長谷川一夫、市川段四郎、二本柳寛、加東大介、大日方伝、山根寿子、東野英治郎

かつて幕府の砲撃手だった花火師が、華僑の手放した船の争奪戦にまきこまれる。船をめぐる争いに、華僑の元愛妾と主人公の恋がからむ娯楽時代劇。戦時下で『白蘭の歌』『支那の夜』の大ヒットを放った長谷川一夫・李香蘭(=山口淑子)コンビが戦後初共演。  



わが生涯のかゞやける日 1月3日(火)−7日(土)
1948年(S23)/松竹大船/白黒/101分
■監督:吉村公三郎/脚本:新藤兼人/撮影:生方敏夫/美術:浜田辰雄/音楽:木下忠司、吉沢博 ■出演:森雅之、滝沢修、宇野重吉、井上正夫、逢初夢子、村田知英子、加藤嘉、清水将夫

暗黒街の用心棒として自棄的な生活をおくる男は、かつて反乱グループのリーダーとして重臣を暗殺した。重臣の娘は父の仇とも知らず、いつしかこの用心棒を愛するようになり…。当時としては驚くほど濃厚な接吻シーンが話題に。  



醜聞〈スキャンダル〉 1月8日(日)−14日(土)
1950年(S25)/松竹大船/白黒/105分
■監督・脚本:黒澤明/脚本:菊島隆三/撮影:生方敏夫/美術:浜田辰雄/音楽:早坂文雄 ■出演:三船敏郎、志村喬、桂木洋子、小沢栄、千石規子、三井弘次、日守新一

新進画家の青江は、偶然知りあった美貌の声楽家・美也子とのツーショット写真をネタに事実無根のスキャンダルをでっちあげられて…。低俗なジャーナリズムに対する痛烈な社会批判がこめられた作品。山口淑子が歌う「きよしこの夜」に聞き惚れる。  



サヨンの鐘 1月15日(日)−21日(土)
1943年(S18)/松竹下加茂/白黒/74分
■監督:清水宏/脚本:長瀬喜伴、牛田宏、斎藤寅四郎/撮影:猪飼助太郎/音楽:古賀政男 ■出演:近衛敏明、大山健二、若水絹子、島崎溌、中川健三、三村秀子、中村実

台湾の高地民族の部落。サヨンは明るくて誰からも好かれる娘。娘。内地から帰ってきた婚約者とともに楽しい日々を過ごしていたが…。満映の大スター・李香蘭を、高砂族と呼ばれた台湾原住民の娘に仕立てて“皇民化”を讃えた国策映画。  


東京の休日

(c)東宝
東京の休日 1月22日(日)−28日(土)
1958年(S33)/東宝/カラー/87分
■監督・脚本:山本嘉次郎/脚本:井手俊郎/撮影:山崎市雄/美術:浜上兵衛/音楽:松井八郎 ■出演:小泉博、久慈あさみ、上原謙、小林桂樹、三船敏郎、原節子、司葉子、八千草薫、宝田明

ニューヨークで活躍している一流デザイナー・メリー川口がおしのび帰国。ところが、彼女の名声を利用して一旗あげようと企む人々が…。原節子の呼びかけで実現したという、山口淑子引退記念映画。二十年にわたる映画生活に終止符を打った。  


■料金
一般/1,200円 学生・シニア/1,000円 会員/800円 水曜日サービスデー/1,000円均一

■インフォメーション
●12/31(土)〜1/2(月)は休館致します。
●作品によって画面、音声が必ずしも良好でない場合がございますのでご了承下さい。
●チケットは当日午前10時15分より販売致します。定員48名。