アレクサンドル・ニコラエヴィッチ・ソクーロフ
1951年、西シベリアのイルクーツク生まれ。軍人であった父の勤務地の関係上、少年時代はトルクメニスタンやポーランドを転々とする。
68年ゴーリキー大学で歴史学の単位を修得後、モスクワの国立映画大学の監督コースに進み、大学の教養課程を期限前に修了、レニングラード・ドキュメンタリー・スタジオおよびレンフィルム撮影所で働き始める。第1回監督作品『孤独な声』(78)が映画委員会で物議をかもし、以後彼の作品はことごとく公開禁止となった。『孤独な声』の評価にあたって、タルフスキーが率先して擁護したのは有名なエピソードである。
ペレストロイカ以降、西欧の観客の目に触れたロシア人監督では、ゲルマンと並び最も注目度が高い。ドキュメンタリーとフィクション、フィルムとビデオ、長編と短編の枠をも超越した旺盛な創作活動には目を見張るものがある。
これまで30本以上の作品を作っているが、よく知られた監督作品に『マリア』(75/88)、『日陽はしずかに発酵し』(88)、『ストーン』(92)、『静かなる一頁』(93)、『ロシアン・エレジー』(93)、『精神(こころ)の声』(95)、『マザー、サン』(97)などがある。島尾敏雄の夫人である島尾ミホさんを撮影したビデオ作品『ドルチェ〜優しく〜』の日本公開(4月BOX東中野にて 配給:クエスト)も控えている。
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