
チケット
A〜K :1回券…700円 3回券…1500円 L : 前売…1000円 当日…1300円
●各回定員入れ替え制
●各回上映の30分前から受付いたします。
●上映10分前開場
●上映開始10分過ぎての入場はお断りさせていただきます。
●作品により、画像、音声が必ずしも良好でない場合がございます。あらかじめご了承ください。
※チケットはラピュタ阿佐ケ谷でも購入できます。
お問い合わせ:アート・アニメーションのちいさな学校
[TEL]03-5327-3725 [FAX]03-5327-7655 [Email]school@laputa-jp.com
『リトル・リリィ(1995/16min)』『空の歌(2010/45min)』
空の歌― これは空を飛びたいと思う全ての人に贈る頌歌だ。一息で月へ行くことは可能か?答えはイエスだ。飛ぶという意志を持ち、適切なトレーニングをすれば可能である。これはそんな時代における郵便屋レインの物語だ。この作品は、人類の歴史から着想を得たキャラクターや、何かを象徴化したもの、超現実的なイメージであふれている。この歩く脳みそは一体なんなのか。これは郵便屋が小包を月へ届けに行くだけの話ではない。人々とキャラクター、思考と想像に通じる哲学的な旅でもあるのだ。日本初公開。

『時の王たち(2008/72min)』
エリベルト・トゥガノフとヘイノ・パルス。エストニア人として初めて世界中の映画館に作品を届けた作家たちである。時代の変貌に背を向けていながら、時の王として自身を確立した二人のドキュメンタリー。(英語字幕)

『風と共に去りぬ(2009/2min)』『リトル・ハウス(2008/6min)』『ライカ(2007/4min)』『イン・ジ・エアー(2009/9min)』『対話(2008/5min)』『雨の中の潜水夫(2010/23min)』『鰐(2009/17min)』『キッチン・ディメンジョンズ(2008/19min)』
Estonian Academy Of Artsで教鞭をとるウロ・ピッコフが学生と広くアニメを学ぶために書いた本『ANIMASOPHY』(Estonian Academy Of Arts発行)のケーススタディ素材としての8作品。テーマは上映順に、アニメーションにおける「時間」「構造」キャラクターの「真実性」「リアリズム」「ストーリーテリング」「空間」「キャラクター」「音」について、となっている。
本書は会場にて閲可。(英語)

『身体の記憶/ウロ・ピッコフ(2011/10min)』『オラナス/ガリン&バソフスカヤ(2009/17min)』
『インヒアレント・オブリゲイション(2008/10min)』『着物/ガリン&バソフスカヤ(2007/7min)』
『預言者(2011/13min)』
エストニアにはアニメのスタジオはふたつしかない。ヨーニス(エ語で「描き」の意)フィルムとヌク(人形)フィルムだ。パルン以下二、三十人いるヨーニスは地階含む三階建ての大きな家という感じだ。
そこから車で数分、タリン駅の裏手にかつてなにかの工場だったところを改修したヌクフィルムのスタジオがある。約二十五人の精鋭のスッタフ。
ソ連占領時代から独立後の今日までの傑作群。

『手紙2002/5min)』『おじいさんの蜂蜜2002/4min)』『不眠症(2004/7min)』『ロスト・イン・スノウ(2007/8min)』『翼と櫂(2009/6min)』 他
氷上の観測小屋。男たちは何を見張っているのか。溶ける氷。氷のなかで迷った彼らは何処を目指すのか。彼らは何者なのか。我々なのか。では彼らの見ている風景は…。このバルトの海から100年も昔明治の末、大艦隊が
日本海めざしてやってきた。この海の風景は日本海と繋がっているのだ。
各地の映画祭で上映される作家ウラディミール・レスチョフ作品群に加え、ラトビアのアニメーションスタジオ "Animacija brigade"の作品も上映。

『歌の歌/ウルテ・ブディナイテ(2010/4min)』『ホブゴブリン/イリヤ・ベレズニカス(1987/10min)』
『ライマの決意/ユーラテ・レイカイテ(2010/13min)』『懺悔の季節/ユーラテ・レイカイテ(2005/11min)』『納屋の花嫁/ユーラテ・レイカイテ(2006/13min)』『生いしげるシダの花/ユーラテ・レイカイテ(2003/7min)』
普段あまり観る機会のないリトアニアアニメーション。
ヴィリニュス市で“ANIMACIJOS MOKYKULA”(インディペンデント・アニメ・スクール)を設立し
教鞭をとるユーラテ・レイカイテ監督のペインティングからコラージュまで多様な技法による作品から新作までまとめて上映。また同氏が開催するリトアニアの国際アニメーション映画祭「Tindirindis」の2010学生最優秀作品(スーパーバイザーにオルガ&プリート・パルン)、そして風刺漫画・イラストレーションで世界的な漫画展覧会にも参加している作家イリヤ・ベレズニカスの国立リトアニア映画スタジオで制作した初期作品も上映!。

『ガブリエラフェッリのいない生活(2008/44min)』『カール・アンド・マリリン(2003/23min)』
愛、軟禁された子供、顔のない泥棒、傷ついたコウノトリ、暴走するコンピューター、踊る電脳娼婦、連鎖する人々。
シュールとエロティシズムの洗練された破壊的ドラマティックな物語。
パルンのパリのワークショップでの教え子、若き婦人との共棲作品。パルン円熟期、そしてはじめての長編。

『ウェイツェンベルグ通り(2002/11min)』『マラソン(2006/15min)』『鰐(2009/17min)』
『漆黒の天井/ヨーニスフィルム作家陣(2007/18min)』
1975年タリン生まれ。幼少期よりまんがを描くことが好きで、兄の友人が制作したクレイアニメーションを手伝う。
1996年にTallinn Pedagogical Universityで映画を始め、1997年からパルンの指導を受けるためTurk Arts And Media School(フィンランド)で学ぶ。パルンの影響を濃厚に受けつつ独自色を見つけつつある。ほかエストニアの7つの古い詩を各作家がアニメーション化したオムニバス作品「漆黒の天井」を上映。

『重力(1996/9min)』『ヴィオラ(1999/12min)』『白い山(2001/11min)』
『隣人へのメッセージ(2006/11min)』『植物ディレクター(2007/3min)』
『キッチン・ディメンジョンズ(2008/19min)』
技巧派。アニメーションの様々な様式に挑戦しつつ追求するテーマは何か。
1971年タリン生まれ。1995年にTallinn Polytechnic Collegeを卒業後、プリート・パルンとヤンノ・ポルドマによる『1985』(’95)の美術スタッフとしてキャリアをスタート。
1996年に『グラビテーション』で監督デビュー。人形、ドローイング、CGと多様な表現方法を駆使。一貫して、グラフィックを追求。代表作『ヴィオラ』(’99)など6作品。

『身体の記憶(2011/10min)』『バミューダ(1998/11min)』『首なし騎手(2001/11min)』
『スパーラブ(2001/1min)』『申年(2003/12min)』『人生の味(2006/12min)』
『バルト海のテーブルマット(2007/2min)』『対話(2008/5min)』
私達の身体は期待、あるいは想像するよりずっと多くのことを記憶している。
その記憶は前世の悲しみや痛みであり、両親や先祖の物語であったりする。
しかし、その記憶をどこまで遡ることができるのだろうか。最新作『身体の記憶』('10)。
タリン生まれ。1994年にTuruk Arts Academyに入学し、パルンの影響でアニメーション制作をはじめる。
在学時代に撮った『カプチーノ』(’96)や卒業制作『バミューダ』(’98)が国際映画祭で好評を博す。

『発明村のロッテ(2006/74min)』
ロッテが住む村は変わり者ばかり。発明家のパパの自信作は自動洗濯アイロン畳み機。体ごと飛ばすハンマー投げに夢中の猫。畑の作物を天井のインテリアにしているモグラ。そんな中に日本からやってきた蜂のススムがみんなにジュードーを伝授。一癖も二癖もあるキャラクターでいっぱいの大人から子供まで楽しめるアニメ。(英語字幕)

『THE SINGING REVOLUTION(2004/94min)』
せまりくるソ連軍の戦車。国境をつなぐ人の鎖。自由への渇望、祖国の愛、大国への思惑、歴史のうねり。軍隊をもたないちいさなバルト海の三つの国が歌の力で独立を成しとげた。二十世紀、奇跡の物語(ドキュメンタリー)。
