アート・アニメーション監督術2017特別編

『“原作との距離感”/原作に寄り添いながら、如何にして作家の主体性をだすか』
 講師:片渕須直 監督


アニメーションの演出とはいかなるものか。
あの作品はどのようにしてつくってきたのか。
09〜10年に行っていた連続講座「アニメーション監督術」
大地丙太郎、佐藤順一、原恵一、杉井ギサブロー、りんたろう、細田守、
相原信洋、合田経郎、舛成孝ニ、鈴木伸一、片渕須直(敬称略/順不同)
と数々の作品を監督・演出してきた最前線のプロたちが、各人の演出その
方法論を講義してきたアニメーション監督術の2017年特別編。

今回は、2016年度日本映画のベストと云われる
「この世界の片隅に」片渕須直監督の特別講義。

原作を映像化〜作品づくりをするにあたって何をもってのぞむのか。
「“原作との距離感”、原作に寄り添いながら如何にして作家の主体性を
出すか」をテーマにはなしていただきます。
聞き手にはアート・アニメーションのちいさな学校や大学ほかで
教鞭をとるアニメーション研究家・リスト制作委員会の原口正宏さん。
アニメーションを志す学生や、駆け出しの方、アニメーションの制作者
へ向けて、「この世界の片隅に」でのインタビューやトーク等で話され
た事とは異なった、別の切り口で監督からお話を引き出していただきます。


【日時(タイムテーブル)】
 5月15日(月)19:00〜21:00 ※開場18:30


【受講料】
 定員100名 先着順
 学生および25才以下:1,500円
         一般:1,800円 

 ※お申込 受付開始:4月28日より
 ※全席自由席


【受講申し込み・お問い合わせ】
 お申込はアート・アニメーションのちいさな学校ホームページ
 http://www.laputa-jp.com/school/guidelines_nightTime/
 お問い合わせ・申込みフォームより。

 ※2010年度監督術受講者の方はその旨記載下さい。


<プロフィール>
片渕須直

アニメーション映画監督。1960年生まれ。
日大芸術学部映画学科在学中から宮崎駿監督作品『名探偵ホームズ』に脚本家
として参加。『魔女の宅急便』(89/宮崎駿監督)では演出補を務めた。
T Vシリーズ『名犬ラッシー』(96)で監督デビュー。その後、長編『アリー
テ姫』(01)を監督。TVシリーズ『BLACK LAGOON』(06)の監督・シリ
ーズ構成・脚本。2009年には昭和30年代の山口県防府市に暮らす少女・新子の
物語を描いた『マイマイ新子と千年の魔法』を監督。口コミで評判が広がり、
異例のロングラン上映とアンコール上映を達成した。またNHKの復興支援ソング
『花は咲く』のアニメ版(13/キャラクターデザイン:こうの史代)の監督も
務めている。2016年、監督・脚本を務めた『この世界の片隅に』が公開された。


原口正宏

おかだえみこさんが日本アニメーション史家として絶賛するアニメーション研究家。
別名、データ原口。日本アニメーションの基礎資料収集と整理、現場の記憶を掘り
起こす作業を通して、主宰するリスト制作委員会の「パーフェクト・データ」は国
内でもっとも信頼のおける資料となっている。2017年アート・アニメーションの
ちいさな学校一般講座「アニメーション史」5月開講 生徒募集中。


★2017年度夜間アニメーションコース受講者募集中★

Last Update : 2017/04/27