2月20日(日) 〜22日(火)

抱かれた花嫁

1957年(S32)/松竹大船/カラー/96分

『抱かれた花嫁』写真

©1957 松竹株式会社

■脚本:椎名利夫、光畑碩郎/撮影:生方敏夫/美術:浜田辰雄/音楽:牧野由多可
■出演:有馬稲子、高橋貞二、高千穂ひづる、大木実、田浦正巳、望月優子

松竹グランドスコープによる「花嫁シリーズ」第一作。浅草の老舗寿司屋の看板娘・有馬稲子と母・望月優子、二世代の恋をめぐる騒動。隅田川風景、懐かしの浅草オペラなどの風俗描写も楽しく、モダンでハイテンションの番匠コメディが本作で確立。

2月20日(日) 〜26日(土)

オンボロ人生

1958年(S33)/松竹大船/カラー/109分

『オンボロ人生』写真

©1958 松竹株式会社

■原作:加藤芳郎/脚本:沢村勉、富田義朗/撮影:西川亨/美術:芳野尹孝/音楽:牧野由多可
■出演:佐田啓二、宮城まり子、益田喜頓、片山明彦、杉田弘子

加藤芳郎の漫画を原作に、新宿を舞台に青空生活を満喫する自由人たちのユーモラスな行状を描く。東宝ミュージカルのスタア・宮城まり子とウエスタン歌手・小坂一也の歌もふんだんに盛り込んだ総天然色ファンタジー。浜口庫之助が意外な役で登場!

2月20日(日) 〜26日(土)

花嫁の抵抗

1958年(S33)/松竹大船/白黒/95分

『花嫁の抵抗』写真

©1958 松竹株式会社

■原作・脚本:池田忠雄/脚本:富田義朗/撮影:森田俊保/美術:平高主計/音楽:牧野由多可
■出演:小山明子、田村高廣、桑野みゆき、有沢正子、清川虹子

結婚相談所の娘・小山明子と、頼りない魚類学者の卵・田村高廣は果たしてゴールインできるのか?母・清川虹子が勝手に決めた縁談や芸者・有沢正子の横恋慕など、次々とハードルが現れ、事態はややこしいことに。番匠の「花嫁シリーズ」第二作。

2月23日(水) 〜3月1日(火)

1959年(S34)/松竹大船/カラー/95分

『橋』写真

©1959 松竹株式会社

■原作:大佛次郎/脚本:柳井隆雄/撮影:生方敏夫/美術:逆井清一郎/音楽:牧野由多可
■出演:岡田茉莉子、大木実、石濱朗、渡辺文雄、水戸光子、笠智衆

元海軍の父・笠智衆の頑固さ、父を慕う次女・岡田茉莉子の優しさ、彼女を愛する青年・石濱朗の善良さ。運命の皮肉と人が人を想う温かさに溢れたハートウォーミングな佳作。築地界隈の「橋づくし」、隅田川を行く水上バス。東京風景も堪能できる。

2月23日(水) 〜3月1日(火)

空かける花嫁

1959年(S34)/松竹大船/カラー/92分

『空かける花嫁』写真

©1959 松竹株式会社

■原作:藤沢桓夫/脚本:笠原良三/撮影:生方敏夫/美術:逆井清一郎/音楽:牧野由多可
■出演:有馬稲子、高橋貞二、小山明子、高野真二、志村喬、沢村貞子

日本橋大伝馬町の老舗繊維問屋の孫娘・有馬稲子と頑固一徹の祖父・志村喬の世代間の対立と融和をハイテンポで描く傑作コメディ。桂小金治、浪花千栄子などのベテラン喜劇人の賑やかな共演も楽しい。原作は松竹新喜劇の「花嫁シリーズ」第三作。

2月27日(日) 〜3月8日(火)

新家庭問答

NEW

1958年(S33)/松竹大船/白黒/95分

『新家庭問答』写真

©1958 松竹株式会社

■原作:中野実/脚本:斎藤良輔/撮影:生方敏夫/美術:逆井清一郎/音楽:牧野由多可
■出演:佐野周二、淡島千景、高千穂ひづる、大木実、九条映子

倦怠期を迎えた医師・佐野周二と文化人・淡島千景の夫婦。佐野が愛人・高千穂ひづるを囲っているアパートを妹・九条映子が、ヒッチコックの『裏窓』よろしく覗き見たことから狂騒曲が始まる。様々な人物が入り乱れてのスクリューボール・コメディの快作。

2月27日(日) 〜3月5日(土)

三羽烏三代記

1959年(S34)/松竹大船/カラー/102分

『三羽烏三代記』写真

©1959 松竹株式会社

■脚本:椎名利夫、富田義朗/撮影:生方敏夫/美術:熊谷正雄/音楽:牧野由多可
■出演:高橋貞二、佐田啓二、大木実、上原謙、佐野周二、佐分利信

三世代の三羽烏と三世代のヒロイン、九組のスタアによる恋と思惑が錯綜する賑やかな「松竹映画3,000本記念」大作。浅草の煎餅屋を舞台に、謎めいた家出娘・桑野みゆきをめぐって私立探偵や新聞記者たちが右往左往。微苦笑と爆笑の傑作コメディ。

3月2日(水) 〜8日(火)

恋とのれん

1961年(S36)/松竹大船/カラー/86分

『恋とのれん』写真

©1961 松竹株式会社

■脚本:柳沢類寿、菅野昭彦/撮影:生方敏夫/美術:逆井清一郎/音楽:牧野由多可
■出演:桑野みゆき、淡島千景、山下洵一郎、小坂一也、佐野周二、伴淳三郎

湯島天神下の老舗料理旅館の「のれん」を守る若女将・桑野みゆき、近代的なホテルに改造して団体客を受け入れようと計画する母・淡島千景。二つの世代の対立と融和、そして恋を、モダンなタッチで描く「花嫁シリーズ」のバリエーション。

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