『家内安全』写真

(c)東宝

2月23日(水) 〜3月1日(火)

家内安全

1958年(S33)/東宝/白黒/89分

■監督:丸林久信/脚本:井手俊郎/撮影:安本淳/美術:清水喜代志/音楽:宅孝二
■出演:飯田蝶子、江原達怡、平田昭彦、佐野周二、家田佳子、中田康子、青山京子、佐原健二

伊吹商事の社長一家は、三男一女のこどもあり。しかし何といっても大黒柱はおばあちゃん──。オール讀物連載の家庭小説を映画化。一家に巻き起こる騒動、家族関係のもつれあいをコミカルに描いたもの。

2月27日(日) 〜3月5日(土)

春の山脈

1962年(S37)/松竹大船/白黒/72分

■監督・脚本:野村芳太郎/撮影:川又 /美術:宇野耕司/音楽:池田正義
■出演:鰐淵晴子、山下洵二、三上真一郎、十朱幸代、佐野周二、藤間紫、西村晃、浦辺粂子

東京の高校を卒業したお嬢さんが故郷に帰って巻き起こす青春騒動──。面白倶楽部連載の小説『わが町の物語』を映画化。都会帰りの明るい乙女・鰐淵晴子×元同級生の半玉芸者・十朱幸代の意地の張り合いが微笑ましい。

『ガンパー課長』写真

(c)東宝

2月27日(日) 〜3月5日(土)

ガンパー課長

1961年(S36)/東宝/白黒/86分

■監督:青柳信雄/脚本:関沢新一、矢田良/撮影:完倉泰一/音楽:松井八郎
■出演:藤木悠、高島忠夫、北あけみ、加東大介、若林映子、中島そのみ、浦辺粂子

殺虫剤を開発中の弱小製薬会社で、平社員が拳銃型噴霧器を提案。名づけて「ガンパー」新型殺虫剤は、過激なCMの効果もあってバカ売れするが…。青年社員・藤木悠が様々な妨害工作に立ち向かっていくサラリーマン喜劇。

3月2日(水) 〜8日(火)

正々堂々

1959年(S34)/松竹大船/白黒/66分

■監督・脚本:堀内真直/脚本:川辺一外/撮影:小原治夫/美術:森田郷平/音楽:木下忠司
■出演:伊藤雄之助、鳳八千代、渡辺文雄、三井弘次、トニー谷、大泉滉、中村是好、左卜全、千田是也

億万長者の帰郷で、寄付金目当ての歓迎攻めに奔走するたぬき市長、きつね助役、むじな議員たち。お手盛り市議会はてんやわんやの大騒動──。欲の塊・伊藤雄之助市長ほか、名バイプレーヤーたちが絶妙の演技をみせる。

『実は熟したり』写真

(c)1959 角川映画

3月2日(水) 〜8日(火)

実は熟したり

1959年(S34)/大映東京/カラー/101分

■監督:田中重雄/脚本:白坂依志夫/撮影:高橋通夫/美術:後藤岱二郎/音楽:北村和夫
■出演:若尾文子、川崎敬三、田宮二郎、見明凡太朗、村瀬幸子、沢村貞子、品川隆二

23歳のしのぶは見合い相手を次々と同僚女性に配給。実は彼女、幼馴染みに想いを寄せていて…。明朗活発なBG・若尾文子を主人公に 結婚をテーマにした青春喜劇が繰り広げられる。原作は読売新聞に連載された長篇小説。

『鬼の居ぬ間』写真

(c)東宝

3月6日(日) 〜12日(土)

鬼の居ぬ間

1956年(S31)/東京映画/白黒/117分

■監督:瑞穂春海/脚本:井手俊郎、長瀬喜伴/撮影:三村明/美術:小島基司/音楽:奥村一
■出演:森繁久彌、木暮実千代、瑳峨三智子、淡路恵子、松島トモ子、藤木悠、藤間紫

積極的な女中に言い寄られ、妖艶な芸者の色香に惑わされ…。単身赴任した森繁専務に次々と降りかかる貞操の危機──。鬼=女房の居ない間に巻き起こる騒動の数々をスマートなタッチで描いたユーモア篇。

『大出世物語』写真

(c)日活

3月6日(日) 〜12日(土)

大出世物語

1961年(S36)/日活/白黒/64分

■監督:阿部豊/脚本:三木克巳/撮影:横山実/美術:横尾嘉良/音楽:斎藤高順
■出演:小沢昭一、吉永小百合、浜田光曠、渡辺美佐子、高原駿雄、山田禅二、神山勝、浜村純

チリも積もれば山となり、一夜あければ百万長者──。小沢昭一扮するクズ屋の親父・六さんが、ひょんなことから社長になっていくサクセス・コメディ。六さんの娘とその恋人を演じる小百合&浜田も初々しさ満点。

『青年の椅子』写真

(c)日活

3月9日(水) 〜15日(火)

青年の椅子

1962年(S37)/日活/カラー/93分

■監督:西河克己/脚本:松浦健郎/撮影:岩佐一泉/美術:佐谷晃能/音楽:池田正義
■出演:石原裕次郎、芦川いづみ、水谷良重、宇野重吉、東野英治郎、滝沢修、藤村有弘

営業部長を失脚させて社をくいものにしようとする悪しき陰謀…。破天荒な熱血サラリーマンが会社を守るべく奔走する。源氏鶏太の人気小説を裕次郎主演で映画化。同僚のタイピスト・芦川いづみと絶妙のコンビで魅せる。