5月10日(日)〜12日(火)

バイバイ・ラブ

1974年(S49)/LED FILM COMPANY/カラー/87分 ※16mm ○国立映画アーカイブ所蔵作品

『バイバイ・ラブ』写真

■監督・脚本:藤沢勇夫/撮影:一ノ瀬紀元/音楽:J・S・バッハ
■出演:田村連、一条雅、アミ・アツコ、沖さとみ、森田雄三、エンベル・テンパイ

ウタマロは警官に追われている美少女ギーコを助け、警官から拳銃を奪う。そして2人は逃避行の旅に出る。セクシャリティの混淆を盛り込み、刹那的な愛の逃避行を描く。近年、クィア・シネマの先駆的作品として再評価が著しい1本。

5月10日(日)〜16日(土)

ハードボイルドハネムーン

1974年(S49)/グループポジポジ/カラー/90分 ※DVD

『ハードボイルドハネムーン』写真

■監督・脚本:後藤和夫/撮影:篠田昇、堀越一哉/音楽:中村誠一カルテット
■出演:グループポジポジ、後藤妙子、長谷邦夫、奥成達、細田尚子

大島渚『東京 争戦後秘話』(70)の主役に抜擢された後藤和夫の初16ミリ。自分の女が以前付き合っていた男を訪ねたKは、そこで死体を発見する。ハードボイルドに魅せられた男が、立派なギャングに成長していく過程を描く。撮影は篠田昇が担当。

5月10日(日)〜16日(土)

眠れる森の吸血鬼

1978年(S53)/セルロイドファンタジー Corp./カラー/60分 ※Blu-ray

『眠れる森の吸血鬼』写真

■監督・脚本:植岡喜晴/脚本:赤井敏夫/撮影:角陸行彦、松田忠幸/美術:天春秀樹/音楽:加藤雄二
■出演:赤井敏夫、市村圭子、笠井文範、植岡喜晴

植岡喜晴の名前を一躍知らしめたファンタジックなホラー映画。吸血鬼とバンパイア・ハンターとの闘いを描く。クトゥルー伝説を創始したラヴクラフトに敬愛をこめて彼自身も登場。8ミリとは思えないほど合成を駆使した撮影にも注目。

5月10日(日)〜16日(土)

特攻任俠自衛隊

1977年(S52)/騒動社/白黒/83分 ※DVD

『特攻任侠自衛隊』写真

■監督:土方鉄人/脚本:長谷川健治郎、小島光二、飯島洋一/撮影:小野優/音楽:高橋照幸
■出演:飯島洋一、山岸勉、鈴木二三夫、佐藤重臣、土方鉄人

サケ・マス漁場の紛争を契機に、日本と北方の蛮国ケロスの関係は緊張した。防衛庁幹部は安藤二尉に極秘のうちに討伐するよう命じた。50名余のスタッフ・キャストが南アルプスで合宿ロケした迫力の戦闘シーンが評判を呼び、大ヒットした。

5月13日(水)〜19日(火)

喜談 南海變化玉(なんかいかわりだま)

1978年(S53)/パノラマフィルム/カラー/90分 ※Blu-ray

『喜談 南海變化玉 (なんかいかわりだま)』写真

©テコ

■監督・脚本:長嶺高文/撮影:志賀葉一、服部和義/美術:郡山陽子/音楽:坂井紅介
■出演:大竹まこと、檀ふみ、鶴丸睦彦、きたろう、潮健児、岡本麗

『ヘリウッド』(82)でメジャーデビューを果たす長嶺高文の第1作。熱気球の実用化を説く老教授と意気投合した若者たちがパノラマ団を結成。気球に乗って南海の大空に飛び出そうというのだ。大竹まことを主役に迎え、夢とロマンがあふれる快作!

5月17日(日)〜19日(火)

青春散歌 置けない日々

1975年(S50)/映影社同人/カラー/90分 ※16mm ○国立映画アーカイブ所蔵作品

『青春散歌 置けない日々』写真

■監督・脚本:橋浦方人/撮影:山田達郎/美術:大重潤一郎/音楽:小林ユタカ
■出演:矢野誠、高間ともこ、鈴木両全、茂利駿、高木馨、松永俊行

地方から上京した映画青年で、今はPR映画の助監督をしている石岡真佐男の日常生活。句点も読点も打つことのできない“置けない日々”を日記風に淡々と描く。製作は佐々木史朗。ATGで『星空のマリオネット』(78)等を監督する橋浦方人の第1作。

5月17日(日)〜23日(土)

ユキがロックを棄てた夏

1978年(S53)/風龍夢企画/白黒/70分 ※DVD

『ユキがロックを棄てた夏』写真

■監督・脚本:長崎俊一/脚本:江浜哲寛/撮影:上野謙一/音楽:薄井文介
■出演:内藤剛志、仲井千雅、佐藤百起、青木隆太郎、諏訪太朗

ロック歌手のユキは仲間を棄て、フォーク歌手としてメジャーデビューを果たそうとする。それをかつてのマネージャーが引き戻さんとする。アクション描写が冴える一方、閉塞した日常への苛立ちと隣り合わせの遊戯性が圧倒的に精彩を放つ。

5月17日(日)〜23日(土)

パン屋襲撃

1982年(S57)/ビーチ・フラッシュ/カラー/17分 ※DVD

『パン屋襲撃』写真

■監督・脚本:山川直人/原作:村上春樹/撮影:手塚義治
■出演:趙方豪、諏訪太朗、室井滋、奥村公延、池田俊秀

村上春樹の同名短篇が原作。札幌の映画上映団体ビーチ・フラッシュの依頼により製作された16ミリ。空腹に耐えかねた二人の男がパン屋を襲撃するが……。全篇にナレーションを使用し、映画的高揚感とユーモアが横溢する民主主義打倒映画。

5月17日(日)〜23日(土)

目白台シーサイドホテル

1983年(S58)/カラー/20分 ※DVD

『目白台シーサイドホテル』写真

■監督・脚本・撮影:山川直人
■出演:室井滋、利重剛、森永規丕児、小野幸生、長崎俊一

マンションの一室をホテルに見立て、そこに奇想天外な人間たちが出入りする様子を、ユーモラスで軽やかに描いたワンセット・ドラマ。20分ワンカット。大林宜彦が「知的なビデオ的冒険である」と評し、第6回東京ビデオフェスティバルに入選した。

5月20日(水)〜26日(火)

歌姫 魔界をゆく

1980年(S55)/パノラマフィルム/カラー/63分 ※16mm

『歌姫 魔界をゆく』写真

©テコ

■監督・脚本:長嶺高文/撮影:志賀葉一/美術:郡山陽子/人形アニメ:渡辺ちよみ
■出演:栗田洋子、藤原清世、亀渕友香、桂歌はち、大泉滉

『喜談 南海變化玉』に続く長嶺高文の監督第2作。魔界に迷い込んでしまった美しい2人の歌姫の冒険を、シュールな作風で描いた奇想天外ドタバタ・コメディ。コマ撮り人形アニメで描かれる花子という巨大怪獣のペットにも注目。

5月24日(日)〜26日(火)

フルーツバスケット

1982年(S57)/CINEMA Co. フルーツバスケット/カラー/67分 ※Blu-ray

『フルーツバスケット』写真

■監督・脚本・撮影:今関あきよし/音楽:鎌田忠
■出演:矢野ひろみ、大蔵悦子、庄司真由美

文芸坐が製作した今関あきよし監督の初16ミリ作品で、同じく16ミリの『赤すいか黄すいか』(犬童一心監督)と2本立てで公開され、大ヒットした。矢野ひろみ、庄司真由美、大蔵悦子の3人の美少女がメルヘン的な冒険を繰り広げる。

5月24日(日)〜30日(土)

WONDER WALL

1980年(S55)/セルロイドファンタジー Corp./カラー/40分 ※Blu-ray

『WONDER WALL』写真

■監督・脚本:植岡喜晴/撮影:デイヴ・植村/音楽:ミッキー重田とメタフィジカル・ワンパターン
■出演:篠田耕一、西田卓、山田富士子、角陸行彦

『眠れる森の吸血鬼』に続いて、異才・植岡喜晴が監督した痛快なホラー・コメディ。白日夢にまどろむ異国の映画監督と青ひょうたんを愛する青年殺人者が繰り広げる摩訶不思議な物語。追跡・遁走・銃撃戦が神戸を舞台に展開する。

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