『ぶらりぶらぶら物語』写真

(c)東宝

7月11日(日) 〜13日(火)

ぶらりぶらぶら物語

1962年(S37)/東京映画/カラー/98分

■監督・脚本:松山善三/撮影:村井博/美術:村木忍/音楽:林光
■出演:小林桂樹、高峰秀子、団令子、三木のり平、金子吉延、坂部尚子、桂小金治、西村晃、左卜全

風の吹くまま気の向くままに──。生活必需品をすべて身につけ、自由を求めてノンキ旅行に飛びだした男が巻きおこす愉快な事件の数々。小林桂樹が型破りな主人公を楽しげに演じている。

7月11日(日) 〜17日(土)

集金旅行

1957年(S32)/松竹大船/カラー/102分

■監督:中村登/脚本:椎名利夫/原作:井伏鱒二/撮影:生方敏夫/音楽:黛敏郎
■出演:佐田啓二、岡田茉莉子、小林トシ子、瞳麗子、花菱アチャコ、伊藤雄之助、トニー谷

家賃の取立て役になった男と、慰謝料の請求を思いたった女。そんな二人が風変わりな集金目当ての旅にでる──。井伏鱒二の同名小説を、佐田啓二と岡田茉莉子の魅力コンビで映画化した軽やかなコメディ。

『憎いあンちくしょう』写真

(c)日活

7月11日(日) 〜17日(土)

憎いあンちくしょう

1962年(S37)/日活/カラー/105分

■監督:蔵原惟繕/脚本:山田信夫/撮影:間宮義雄、岩佐一泉/美術:千葉和彦/音楽:黛敏郎
■出演:石原裕次郎、浅丘ルリ子、芦川いづみ、長門裕之、川地民夫

遠距離男女の純愛を成就させるため九州までジープをとばす人気タレント・石原裕次郎と、それを追う恋人兼マネージャーの浅丘ルリ子。全篇にみなぎるロケーションの緊迫感が素晴らしい恋愛ロードムービー。

『午前中の時間割り』写真

(c)ATG

7月14日(水) 〜20日(火)

午前中の時間割り

1972年(S47)/羽仁プロ、ATG/カラー/101分

■監督・脚本:羽仁進/脚本:中尾寛治、浜田豊、荒木一郎/撮影:佐藤敏彦/美術:石岡瑛子/音楽監修:荒木一郎
■出演:国木田アコ、蕭淑美、秦野卓爾、沖至

8ミリを携えて旅にでた二人の女子高生の夏休み──。主演の少女たちにカメラを持たせ、その映像を作品に取りこんだ羽仁進の野心作。デリケートでナイーブな思春期の魂が映しだされていく。

『濡れた欲情 特出し21人』写真

(c)日活

7月14日(水) 〜20日(火)

濡れた欲情 特出し21人

1974年(S49)/日活/カラー/77分

■監督・脚本:神代辰巳/脚本:鴨田好史/撮影:姫田真佐久/美術:渡辺平八郎
■出演:片桐夕子、芹明香、絵沢萠子、古川義範、高橋明、粟津號、外波山文明

劇場から劇場へと渡り歩く巡業ストリッパーたちのバイタリティ溢れる姿を描いた傑作ロマンポルノ。関西をふりだしに東京へ、信州へと時間と空間の秩序を無視した映像さばきも鮮やか。

『とべない沈黙』写真

(c)1966 東宝

7月18日(日) 〜24日(土)

とべない沈黙

1966年(S41)/日本映画新社/白黒/100分

■監督・脚本:黒木和雄/脚本:松川八洲雄、岩佐寿弥/撮影:鈴木達夫/音楽:松村禎三
■出演:加賀まりこ、平中実、小沢昭一、戸浦六宏、長門裕之、小松方正

北海道に生息するはずのない蝶を捕まえた少年。しかし「常識」はその事実を否定する──。蝶の幼虫が運命の糸に操られるように日本列島を縦断、少年のもとに辿りつくまでをみずみずしい映像で綴った意欲作。

7月18日(日) 〜24日(土)

にっぽん美女物語 女の中の女

1975年(S50)/松竹、田辺エージェンシー/カラー/89分

■監督・脚本:渡辺祐介/脚本:下飯坂菊馬/撮影:小杉正雄/音楽:青山八郎
■出演:研ナオコ、津坂匡章、夏木マリ、湯原昌幸、田中邦衛、沢村貞子、三木のり平

なぜか不幸な男運、行儀の悪さを直さんと、いざ四国遍路の旅へ──。お茶目なヒロイン・研ナオコが道中に巻きおこす奇行、蛮行の数々を、滑稽にも優しく描いたコメディ篇。