『花嫁吸血魔』写真

(c)国際放映

8月13日(日) 〜19日(土)

花嫁吸血魔

1960年(S35)/新東宝/白黒/80分

■監督:並木鏡太郎/脚本:長崎一平/撮影:吉田重業/美術:小汲明/音楽:阿部皓哉 ■出演:池内淳子、三田泰子、寺島達夫、高宮敬二、瀬戸麗子

スタアを夢みる女優の卵たち。そのうちの一人、藤子が映画のヒロインに抜擢されたことから、嫉妬に狂った友人たちが恐るべき行動に…。恨みを抱かれて死に追いやられた美貌のヒロインが吸血魔と化して次々と復讐していく。池内淳子が毛むくじゃらのモンスターに変貌する様は衝撃的。


『怪談蚊喰鳥』写真

(c)角川ヘラルド映画

8月16日(水) 〜 22日(火)

怪談蚊喰鳥

1961年(S36)/大映京都/白黒/79分

■監督:森一生/脚本:國弘威雄/原作:宇野信夫/撮影:本多省三/美術:西岡善信 ■出演:船越英二、中田康子、小林勝彦、山本弘子、丹羽又三郎、水原浩一

美しい常盤津の師匠・菊次とその情夫、菊次に恋い焦がれて死んだ按摩・辰の市、その弟の徳の市。奇妙な関係でつながる男女の間に、もつれからまる凄まじい物欲と色欲。宇野信夫の戯曲を映画化した文芸怪談。船越英二が、得体の知れない双子の按摩を不気味に演じている。


『呪いの館 血を吸う眼』写真

(c)東宝

8月16日(水) 〜 22日(火)

呪いの館 血を吸う眼

1971年(S46)/東宝/カラー/82分

■監督:山本迪夫/脚本:小川英、武末勝/撮影:西垣六郎/音楽:真鍋理一郎 ■出演:高橋長英、藤田みどり、江美早苗、岸田森、高品格、大滝秀治、二見忠男

少女時代の恐ろしい幻想に悩まされる秋子。それはある日を境に現実のものとなって彼女を襲う。首筋に咬み傷を残し人々が変貌していく様に秋子は…。山本迪夫監督がおくる怪奇ロマン“血を吸う”シリーズ第ニ作。岸田森が吸血鬼として登場、和製クリストファー・リーともいえる怪演をみせる。


『牡丹燈籠』写真

(c)角川ヘラルド映画

8月20日(日) 〜26日(土)

牡丹燈籠

1968年(S43)/大映京都/カラー/89分

■監督:山本薩夫/脚本:依田義賢/撮影:牧浦地志/音楽:池野成 ■出演:本郷功次郎、赤座美代子、小川真由美、西村晃、志村喬、大塚道子

燈籠流しの宵に新三郎はお露という遊女と知りあい契りを結ぶ。しかし、女はこの世の者ではなかった。カランコロン、下駄の音を響かせながら今夜もお露がやってくる…。恋しさのあまり夜な夜な男のもとに現れる妖艶な美女幽霊。三遊亭圓朝が禁断の逢瀬を描いた幻想怪談の傑作を映画化。


『血を吸う薔薇』写真

(c)東宝

8月20日(日) 〜26日(土)

血を吸う薔薇

1974年(S49)/東宝映像/カラー/83分

■監督:山本迪夫/脚本:小川英、武末勝/撮影:原一民/音楽:真鍋理一郎 ■出演:黒沢年男、田中邦衛、佐々木勝彦、岸田森、望月真理子、太田美緒

“血を吸う”シリーズ第三作。八ヶ岳山麓にある女学院に赴任してきた白木は、その夜、夢遊病状態で徘徊する女性を目撃。さらに、生徒の蒸発事件が起きていることを知り…。夜ごと出現し娘を襲う吸血鬼と新任教師が対決!第ニ作で登場した岸田森の吸血鬼がここでも迫力十分の演技をみせる。


『怪談累が淵』写真

(c)角川ヘラルド映画

8月23日(水) 〜 26日(土)

怪談累が淵

1960年(S35)/大映京都/白黒/90分

■監督:安田公義/脚本:犬塚稔/撮影:竹村康和/美術:内藤昭/音楽:大森盛太郎 ■出演:中村鴈治郎、中田康子、浦路洋子、北上弥太朗、三田登喜子

針医・宗悦は、金をめぐるいざこざから旗本・新左衛門に殺された。まもなく怪異が起こり、新左衛門は恐怖のあまり狂い死ぬ。それから数十年、仇同士の子供たちは過去の悪縁も知らず恋仲に…。二代にわたり陰惨な地獄絵図が繰り広げられる因果応報の物語。鴈治郎の身の毛もよだつ亡霊姿がみもの。