11月4日(日) 〜6日(火)

どんと行こうぜ

1959年(S34)/松竹大船/白黒/89分

■監督・脚本:野村芳太郎/脚本:大島 /撮影:川又昂/美術:宇野耕司/音楽:芥川也寸志
■出演:津川雅彦、牧紀子、川津祐介、小坂一也、九条映子、高千穂ひづる、高橋貞二、渡辺文雄、山茶花究、西村晃

放送研究会所属の女子大生が「学生のセックス、スピード、スリル」をテーマに録音ルポを制作──。牧紀子&津川雅彦のフレッシュコンビを中心に、若者たちの恋の行方を描いた青春明朗篇。当時の学生風俗も興味深い。

『白雪先生と子供たち』写真

(c)角川映画

11月4日(日) 〜10日(土)

白雪先生と子供たち

1950年(S25)/大映東京/白黒/89分 ※16mm

■監督:吉村廉/脚本:八住利雄/原案:森岡昇/撮影:峰重義/美術:今井高一/音楽:渡辺浦人
■出演:原節子、瀧花久子、関千恵子、山口勇、吉川公一郎、伊東光一、河原侃二、宮崎準、茂崎幸雄、小濱崇、大平正

東京都のはずれにある小学校。富士の白雪のように美しく優しい白雪先生と、子供たちとの交流を描いた感動篇。森岡昇教諭の『太陽は子供の上にも』をもとに映画化したもので、女教師・原節子が素晴らしい存在感。

『若い人』写真

(c)東宝

11月4日(日) 〜10日(土)

若い人

1937年(S12)/東京発声/白黒/81分

■監督:豊田四郎/脚本:八田尚之/原作:石坂洋次郎/撮影:小倉金弥/美術:河野鷹思/音楽:久保田公平
■出演:大日方傳、市川春代、夏川静江、英百合子、山口勇、伊藤智子、林千歳、押本映二、鹿島俊策

エキセントリックな言動の陰に、傷つきやすい心を隠した美少女・江波恵子。彼女に理解を示す男性教師・間崎、それを戒める女教師・橋本。函館の女学校を舞台に、微妙な三角関係が展開していく。市川春代が好演。

11月7日(水) 〜13日(火)

風の中の瞳

1959年(S34)/松竹大船/白黒/77分

■監督:川頭義郎/脚本:楠田芳子/原作:新田次郎/撮影:荒野諒一/美術:平高主計/音楽:木下忠司
■出演:田村高廣、有沢正子、富永ユキ、石川龍二、平山芙美子、坂井重男、桜むつ子、北龍二、奈良真養、永田靖

進学を控え受験勉強に励む者、家庭の事情でその夢を断念する生徒。新任教師・田村高廣と男女中学生が織りなす学園生活の一年を、みずみずしいタッチで描いたハートフル・ストーリー。原作は新田次郎の青春小説。

『ごめん遊ばせ花婿先生』写真

(c)角川映画

11月7日(水) 〜13日(火)

ごめん遊ばせ花婿先生

1958年(S33)/大映東京/白黒/98分

■監督:田中重雄/脚本:舟橋和郎/原作:宮崎博史/撮影:渡辺徹/美術:仲美喜雄/音楽:古関裕而
■出演:菅原謙二、叶順子、左幸子、紺野ユカ、田中三津子、小林勝彦、田中春男、穂高のり子、高橋とよ

かかあ天下とからっ風。女の町の高校に赴任してきた独身のハンサム先生・菅原謙二が巻き起こす明るい恋愛騒動と、男性陣の権威回復運動──。宮崎博史の平凡連載小説を映画化した明朗篇。

『十代の性典』写真

(c)角川映画

11月11日(日) 〜17日(土)

十代の性典

1953年(S28)/大映東京/白黒/82分 ※16mm

■監督:島耕二/脚本:須崎勝弥、赤坂長義/撮影:中川芳久/美術:高橋康一/音楽:大森盛太郎
■出演:沢村晶子、津村悠子、南田洋子、若尾文子、長谷部健、小田切みき、千田是也、見明凡太朗、小沢栄、東野英治郎

大映の「十代の性典」シリーズ第一作。過去に強姦されたトラウマをもつ女学生・沢村晶子、彼女を慕うエスの若尾文子、万引き事件から堕ちていく南田洋子などが登場。危うい思春期の問題を扱って注目を集めた。

『交換日記』写真

(c)日活

11月11日(日) 〜17日(土)

交換日記

1963年(S38)/日活/白黒/79分

■監督:森永健次郎/脚本:鈴木政男/原作:玉井美知子/撮影:松橋梅夫/美術:西亥一郎/音楽:渡辺宙明
■出演:和泉雅子、山内賢、初井言栄、東恵美子、高田敏江、嵯峨善兵、山田禅二、奈良岡朋子、小夜福子、清水将夫

高校三年生の男女がはじめた、ふたりだけの秘密の日記交換──。玉井美知子編『虹子と啓介の交換日記―裏から見た男女高校生の記録』をもとに、山内賢&和泉雅子のコンビで贈る、みずみずしい青春ドラマ。