『狂った果実』写真

(c)日活

4月12日(日) 〜14日(火)

狂った果実

1956年(S31)/日活/白黒/86分

■原作・脚本:石原慎太郎/撮影:峰重義/美術:松山崇/音楽:佐藤勝、武満徹  ■出演:石原裕次郎、北原三枝、津川雅彦、東谷暎子、岡田真澄、藤代鮎子、木浦昭芳

遊び慣れした兄と純真な弟、そして二人を翻弄する魅惑的な女――。湘南の無軌道な若者たちのひと夏を大胆に描写、その型破りな映像感覚は若きトリュフォーを熱狂させたほど。中平康の才気が随所にみなぎって今なお瑞々しい奇蹟の作。

『牛乳屋フランキー』写真

(c)日活

4月12日(日) 〜18日(土)

牛乳屋フランキー

1956年(S31)/日活/白黒/84分

■脚本:柳沢類寿、西河克己、中平康/原作:キノトオル、小野田勇/撮影:姫田真佐久  ■出演:フランキー堺、市村俊幸、小沢昭一、南寿美子、利根はる恵、中原早苗、宍戸錠、坪内美詠子

ギャグ満載でお届けするスラップスティック・コメディ。物語は牛乳配達屋の主人公がライバル店相手に大奮闘するというもの。白いツナギにガンベルトを装着、二挺拳銃式に牛乳を配達するフランキーの破天荒な活躍ぶりが楽しい。

『美徳のよろめき』写真

(c)日活

4月12日(日) 〜18日(土)

美徳のよろめき

1957年(S32)/日活/白黒/96分 ※16mm

■脚本:新藤兼人/原作:三島由紀夫/撮影:岩佐一泉/美術:松山崇/音楽:黛敏郎  ■出演:月丘夢路、三國連太郎、葉山良二、千田是也、信欣三、宮城千賀子、渡辺美佐子、北林谷栄、南田洋子

名家に育ち親の決めた相手と結婚して数年、一児の母である節子に、ふと恋の影がしのびよる。“よろめき夫人”なる流行語を生んだ三島由紀夫のベストセラー小説を映画化。官能の前に崩れ落ちていく人妻の微妙な心の動きをフォトジェニックな映像で綴る。

『才女気質』写真

(c)日活

4月15日(水) 〜18日(土)

才女気質

1959年(S34)/日活/白黒/87分

■脚本:新藤兼人/原作:田口竹男/撮影:山崎善弘/美術:千葉一彦/音楽:黛敏郎  ■出演:轟夕起子、大坂志郎、長門裕之、葉山良二、中原早苗、吉行和子、渡辺美佐子、殿山泰司

三十年の風雪に耐え暖簾を守ってきた、勝気で賢い母・登代。そんな彼女も時代の流れには逆らえず…?古都・京都の表具商一家に巻きおこる母と子のもつれあいを、コミカルかつシニカルに描いたホームコメディ。轟夕起子が肝っ玉母さんを好演。

『黒い賭博師』写真

(c)日活

4月15日(水) 〜21日(火)

黒い賭博師

1965年(S40)/日活/カラー/86分

■脚本:小川英、中西隆三/原作:野村敏雄/撮影:山崎善弘/美術:大鶴泰弘/音楽:伊部晴美  ■出演:小林旭、富士真奈美、横山道代、益田喜頓、小池朝雄、高橋昌也、榎木兵衛、野呂圭介

小林旭扮する天才ギャンブラーの活躍を描いた「賭博師」シリーズ、中平康が手掛けた第六作は洒脱さと荒唐無稽さが全開。黄金の左手をもつ若きギャンブラー・氷室浩次が国際賭博団を相手に華麗なテクニックと熱いアクションをみせる。

『狙われた男』写真

(c)日活

4月19日(日) 〜21日(火)

狙われた男

1956年(S31)/日活/白黒/68分

■脚本:新藤兼人/撮影:中尾駿一郎/美術:松山崇/音楽:川上義彦  ■出演:牧真介、天路圭子、南寿美子、市村俊幸、内藤武敏、北林谷栄

白昼の銀座裏通りで起きた殺人事件。警察の聞き込みが進むなか、ある青年に疑惑が集中する――。『狂った果実』と公開は前後したが、先だって製作された中平康の第一回監督作品。
○東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品

『危いことなら銭になる』写真

(c)日活

4月19日(日) 〜25日(土)

危いことなら銭になる

1962年(S37)/日活/カラー/82分

■脚本:池田一朗、山崎忠昭/原作:都筑道夫/撮影:姫田真佐久/美術:大鶴泰弘/音楽:伊部晴美  ■出演:宍戸錠、長門裕之、浅丘ルリ子、草薙幸二郎、郷えい治、平田大三郎、藤村有弘、武智豊子、左卜全

贋札作りの名人をめぐって、ひと儲けを企むギャング団と三人の悪党どもが何でもアリの争奪戦を繰りひろげる。全篇にわたって中平康のナンセンス趣味がスパーク!都筑道夫の長篇小説『紙の罠』を映画化した傑作アクション・コメディ。

『おんなの渦と渕と流れ』写真

(c)日活

4月19日(日) 〜25日(土)

おんなの渦と渕と流れ

1964年(S39)/日活/白黒/116分

■脚本:成沢昌茂/原作:榛葉英治/撮影:山崎善弘/美術:大鶴泰弘/音楽:黛敏郎  ■出演:仲谷昇、稲野和子、川地民夫、沢村貞子、北村和夫、小池朝雄、神山繁、加藤武、三津田健

プライドと独占欲の強い文学者の夫と、乾いた心を別の男たちとの肉体関係で満たす妻――。榛葉英治の小説『渦』を原作に、理解しあえぬままずるずると夫婦関係を続ける男女の姿を描く。中平康の“性のミューズ”稲野和子が鮮烈。

『紅の翼』写真

(c)日活

4月22日(水) 〜25日(土)

紅の翼

1958年(S33)/日活/カラー/93分

■脚本:中平康、松尾昭典/原作:菊村到/撮影:山崎善弘/美術:松山崇/音楽:佐藤勝、馬渡誠一  ■出演:石原裕次郎、芦川いづみ、中原早苗、二谷英明、大坂志郎、滝沢修、小沢昭一、西村晃、芦田伸介

民間航空のパイロットが病の子供を救うべく八丈島へと空を急ぐ。だが、同乗の紳士の恐るべき正体が明らかになり…。息詰まるサスペンス、雄大な航空シーン。『狂った果実』を世に放った中平康×石原裕次郎コンビが今度はスカイ・アクションに挑戦。