『泥だらけの純情』写真

(c)日活

5月6日(水) 〜9日(土)

泥だらけの純情

1963年(S38)/日活/カラー/91分

■脚本:馬場当/原作:藤原審爾/撮影:山崎善弘/美術:大鶴泰弘/音楽:黛敏郎  ■出演:浜田光夫、吉永小百合、和泉雅子、小池朝雄、滝沢修、細川ちか子、清水将夫、星ナオミ

外交官の令嬢と、チンピラ青年。身分違いの淡い恋が、やがて純白の世界に散る――。祝福されない愛の哀しみと痛みをみごとに描きあげた純愛ラブ・ロマンス。興行としてもヒットを記録し、吉永小百合の人気を絶対的なものとした。

『猟人日記』写真

(c)日活

5月6日(水) 〜12日(火)

猟人日記

1964年(S39)/日活/白黒/123分

■脚本:浅野辰雄/原作:戸川昌子/撮影:山崎善弘/美術:大鶴泰弘/音楽:黛敏郎  ■出演:仲谷昇、戸川昌子、北村和夫、十朱幸代、小園蓉子、稲野和子、宮口精二、中尾彬、天坊準、三橋敏男

夜ごと女性を漁っては、その成果を「猟人日記」と称するノートに逐一書き記す…。そんな男が巻きこまれた連続殺人事件――。戸川昌子の同名小説をもとにしたエロティック・ミステリーで、原作者自身も準主演。センセーショナルな話題をふりまいた。

『殺したのは誰だ』写真

(c)日活

5月10日(日) 〜12日(火)

殺したのは誰だ

1957年(S32)/日活/白黒/91分

■脚本:新藤兼人/撮影:姫田真佐久/美術:松山崇/音楽:伊福部昭  ■出演:菅井一郎、山根寿子、小林旭、渡辺美佐子、西村晃、殿山泰司、清水将夫、青山恭二、筑波久子

成績不振に悩む自動車セールスマンに、保険金搾取という恐ろしい誘いが舞いこんだ――。非情な現代社会に押し流されていく老セールスマンの悲劇を描いた渾身の社会派ドラマ。
○東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品

『光る海』写真

(c)日活

5月10日(日) 〜16日(土)

光る海

1963年(S38)/日活/カラー/125分

■脚本:池田一朗/原作:石坂洋次郎/撮影:山崎善弘/美術:松山崇/音楽:黛敏郎  ■出演:吉永小百合、浜田光夫、和泉雅子、十朱幸代、和田浩治、山内賢、田中絹代、高峰三枝子、森雅之

大学を卒業し、それぞれの道を歩みはじめた男女の恋・仕事・セックス・結婚をいきいきと描いた青春群像劇。勝気な才女役の吉永小百合がすこぶるキュートで、田中絹代、森雅之、高峰三枝子などベテラン勢の共演が風格を添える。

『混血児リカ』写真

(c)東宝

5月10日(日) 〜16日(土)

混血児リカ

1972年(S47)/オフィス203、近代映画協会/カラー/90分

■脚本:新藤兼人/原作:凡天太郎/撮影:杉田安久利/美術:大谷和正/音楽:竹村次郎  ■出演:青木リカ、長本和子、宗田マサミ、佐藤文紀、津嘉山正種、内田良平

港ヨコハマの不良少女・リカVS奴隷商人の死闘を凄まじい血の噴出とともに描いたズベ公アクション。「週刊明星」に連載された凡天太郎の同名劇画を映画化したもので、リカのタトゥー・ルック、筒美京平作曲の挿入歌にも注目。

『密会』写真

(c)日活

5月13日(水) 〜16日(土)

密会

1959年(S34)/日活/白黒/72分

■脚本:中平康/原作:吉村昭/撮影:山崎善弘/美術:松山崇/音楽:黛敏郎  ■出演:桂木洋子、宮口精二、伊藤孝雄、峰品子、千代侑子、細川ちか子、鈴木瑞穂

大学教授の妻でありながら、夫の教え子との不倫愛に溺れる紀久子。だが、逢いびき中に強盗殺人を目撃したことから、二人の歯車は狂いはじめる…。保身の沈黙か、破滅の告白か――?!無駄のない、ひきしまった演出がみごとな心理サスペンス。

『混血児リカ ひとりゆくさすらい旅』写真

(c)東宝

5月13日(水) 〜19日(火)

混血児リカ ひとりゆくさすらい旅

1973年(S48)/オフィス203、近代映画協会/カラー/83分

■脚本:新藤兼人/原作:凡天太郎/撮影:杉田安久利/美術:阿部三郎/音楽:竹村次郎  ■出演:青木リカ、峰岸隆之介、浜かおる、鈴木やすし、鈴木瑞穂、藤木孝、柄沢英二、大月ウルフ

謎の事件を追って青森へと飛んだリカ――。今度は、東北一帯を支配する悪の実業家やヤクザ組織を相手に、ハチャメチャな活躍をみせる!さらに勢いを増したシリーズ第二作。ステキなマント(裏地がイレズミ模様)をひるがえして戦うリカが最高にクール。

『街燈』写真

(c)日活

5月17日(日) 〜19日(火)

街燈

1957年(S32)/日活/白黒/91分

■脚本:八木保太郎/原作:永井龍男/撮影:間宮義雄/美術:松山崇/音楽:佐藤勝  ■出演:月丘夢路、南田洋子、葉山良二、岡田真澄、中原早苗、渡辺美佐子、草薙幸二郎、細川ちか子

ファッション業界を舞台に、男女二組の恋の行方を軽快なテンポで綴ったソフィスティケイテッド・コメディ。中平康作詞による主題歌のシャンソンもステキで、心地よい余韻を残す。
○東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品