1月3日(火)〜9日(月)

クレージーの殴り込み清水港

1970年(S45)/東宝、渡辺プロ/カラー/95分

『クレージーの殴り込み清水港』写真

©TOHO CO., LTD.

■監督:坪島孝/脚本:田波靖男/撮影:田島文雄/音楽:萩原哲晶
■出演:植木等、谷啓、ハナ肇、内藤洋子、星由里子、布施明、なべおさみ、平田昭彦

『無責任清水港』の続篇。前作に続いて植木等が抜群のリズム感でC調な追分三五郎を演じ、ハナ肇の次郎長、谷啓の石松とともに悪辣な新興一家をやっつける。明るく、楽しく、エネルギッシュ。座頭市や用心棒まで繰りだすノリノリ具合!

1月3日(火)〜9日(月)

男の顔は履歴書

1966年(S41)/松竹/カラー/89分

『男の顔は履歴書』写真

©1966 松竹株式会社

■監督:加藤泰/脚本:星川清司/撮影:高羽哲夫/音楽:林光
■出演:安藤昇、中谷一郎、伊丹一三、中原早苗、角梨枝子、真理明美、内田良平、嵐寛寿郎

加藤泰が松竹大船撮影所に呼ばれ、安藤昇を主演に撮った野心作。敗戦直後の闇市を舞台に、戦中派の医師の数奇な半生、日本人と三国人との対立、国籍を越えた恋や友情が描かれる。タイトルはジャーナリスト大宅壮一の名文句より。

1月7日(土)〜9日(月)

忠次旅日記[デジタル復元版]

1927年(S2)/日活大将軍/染色/無声/74分 ◯国立映画アーカイブ所蔵作品

『忠次旅日記[デジタル復元版]』写真

■監督・原作・脚本:伊藤大輔/撮影:渡会六蔵、唐澤弘光
■出演:大河内傳次郎、伏見直江、中村英雄、澤蘭子、中村吉次、阪本清之助、磯川元春

伊藤大輔、大河内傳次郎コンビによるサイレント時代劇の金字塔。三部作のうち、第二部「信州血笑篇」の一部と第三部「御用篇」の大部分が現存。

※本作の適正映写速度は16fpsですが、当館では映写機の仕様上、24fpsでの上映となります。記載の上映時間も24fpsの場合です。
※画郭についても、本来はサイレント・フルフレームですが、スタンダードでの上映となります。予めご了承ください。
※9日(月)は活弁・生演奏付

1月7日(土)〜14日(土)

網走番外地

1965年(S40)/東映東京/白黒/92分

『網走番外地』写真

©東映

■監督・脚本:石井輝男/原作:伊藤一/撮影:山沢義一/音楽:八木正生
■出演:高倉健、南原宏治、丹波哲郎、待田京介、田中邦衛、安部徹、嵐寛寿郎

北海道・網走刑務所に服役中のやくざ者が、母恋しさに、囚人仲間と手錠につながれたまま脱獄。冬の大雪原を彷徨い続ける。高倉健の人気を不動のものとした任侠アクション・シリーズ第一作。独特の哀愁に満ちた主題歌も大ヒット。

1月10日(火)〜14日(土)

侠花列伝 襲名賭博

1969年(S44)/日活/カラー/93分

『侠花列伝 襲名賭博』写真

©日活

■監督:小澤啓一/脚本:星川清司/撮影:横山実/音楽:小杉太一郎
■出演:松原智恵子、藤竜也、梶芽衣子、高橋英樹、江原真二郎、深江章喜、見明凡太朗

日活の清純派・松原智恵子がイメージを一新。渡世の義理から三代目を襲名し女組長として生きる道を選んだヒロインを体当たりで演じ、艶やかに女の意地を咲かせる。彼女を盛りたてる男たちの存在、壺振り師・梶芽衣子との対決も◎。

1月10日(火)〜17日(火)

嵐来たり去る

1967年(S42)/日活/カラー/99分

『嵐来たり去る』写真

©日活

■監督:舛田利雄/原作:富田常雄/脚本:池上金男、星川清司/撮影:横山実/音楽:真鍋理一郎
■出演: 石原裕次郎、浅丘ルリ子、長門裕之、葉山良二

元やくざの板前・石原裕次郎が、親友の弟妹、そして将来を誓いあった恋人を守るため、一度は捨てた賽を振ったり、包丁片手の大立ち回りをみせたり……粋な着流し姿で大暴れする波乱万丈の大アクション。浅丘ルリ子の芸者も美しい。

1月10日(火)〜17日(火)

男の顔は切り札

1966年(S41)/日本電映/カラー/92分

『男の顔は切り札』写真

©1966 松竹株式会社

■監督:マキノ雅弘/脚本:宮川一郎/撮影:本田茂樹、木下富蔵/音楽:小倉博
■出演:安藤昇、長門裕之、津川雅彦、平井昌一、東千代之介、南田洋子

昭和初年、東京深川。選挙に立候補するため組を解散した親分が何者かに殺害され、元乾分たちの暮らしにも波風がたつ。『男の顔は履歴書』で好評を博した安藤昇が、今度は大ベテラン・マキノ雅弘監督作に。風来坊に扮して新興やくざの悪事を暴いていく。

1月15日(日)〜21日(土)

女の賭場

1966年(S41)/大映東京/カラー/84分

『女の賭場』写真

©1966 KADOKAWA

■監督:田中重雄/原案:青山光二/脚本:直居欽哉、服部佳/撮影:小林節雄/音楽:池野成
■出演:江波杏子、川津祐介、南廣、酒井修、夏木章、渡辺文雄

名の知れた胴師の父が罠に陥り、イカサマの汚名を着せられたまま自殺。娘は復讐のため博奕の世界に足を踏みいれる。「入ります」の決め台詞が流行語になった女侠ものの源流、江波杏子主演「女賭博師」シリーズの第一作。

1月15日(日)〜21日(土)

解散式

1967年(S42)/東映東京/カラー/90分

『解散式』写真

©東映

■監督・脚本:深作欣二/脚本:松本功、山本英明/撮影:星島一郎/音楽:冨田勲
■出演:鶴田浩二、渡辺美佐子、丹波哲郎、宮園純子、渡辺文雄、金子信雄

八年ぶりのシャバで男がみたものは、命を張って勝ちとったシマに立ち並ぶコンビナート群と、元幹部たちによる利権争いだった。深作欣二が俊藤浩滋プロデューサーとの初タッグで手がけた任侠映画。同路線の全盛期に異彩を放った。

1月18日(水)〜24日(火)

花札渡世

1967年(S42)/東映東京/白黒/92分

『花札渡世』写真

©東映

■監督・脚本:成澤昌茂/撮影:飯村雅彦/音楽:渡辺岳夫
■出演:梅宮辰夫、鰐淵晴子、伴淳三郎、小林千登勢、城野ゆき、安部徹、遠藤辰雄、西村晃

賭場に現れる妖艶な女・鰐淵晴子&老いかさま師・伴淳との出会いが、博徒・梅宮辰夫の人生を変える。『ひも』『いろ』など「夜の青春」シリーズのシナリオを手がけ、梅宮の資質を十分に知り尽くしていた成澤昌茂による任侠ノワール。

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