『悪の階段』写真

(c)東宝

7月1日(日) 〜7日(土)

悪の階段

1965年(S40)/東宝/白黒/104分

■監督・脚本:鈴木英夫/原作:南條範夫/撮影:完倉泰一/美術:中古智/音楽:佐藤勝
■出演:山崎努、団令子、久保明、加東大介、久保菜穂子、清水元、佐田豊、渥美国泰、庄司一郎、土屋嘉男

緻密な計画で金庫破りをはたし、大金を手にした四人の男。だが、欲にくらんだ彼らの間で壮絶な現金強奪戦が始まる──。南條範夫原作の傑作犯罪映画。シャープな白黒画面に映えるマスクの西村晃が、前科三犯の兇悪男をイキイキと演じる。

『怪談 片目の男』写真

(c)東映

7月1日(日) 〜7日(土)

怪談 片目の男

1965年(S40)/東映東京/白黒/84分

■監督:小林恒夫/脚本:高岩肇、宮川一郎/撮影:高梨昇/美術:中村修一郎/音楽:木下忠司
■出演:中原早苗、北条きく子、三島雅夫、安城百合子、川津祐介、上田忠好、田代信子、北条純子、神田隆、小沢昭一

財産と会社乗っ取りを企む身内の奸計により殺害された大富豪の男──。妻とその愛人、主治医、苦楽をともにした専務や秘書など…葬儀の後、関係者が集められた別荘では怪事件が続発する。西村晃主演の怪奇ミステリー。

『マタギ』写真

(c)青銅プロダクション

7月4日(水) 〜10日(火)

マタギ

1982年(S57)/青銅プロダクション/カラー/103分 ※16mm

■監督・原作・脚本:後藤俊夫/脚本:大和屋竺/撮影:山崎堯也/美術:大谷和正/音楽:羽田健太郎
■出演:安保吉人、山田吾一、林優枝、稲葉義男、伊沢一郎、伊藤敏孝、桑山正一、藤田美保子、佐竹明夫、伴淳三郎

幻の巨大熊との対決に執念を燃やす老マタギ。臆病なチビ犬をみごとな猟犬に育てあげた孫。秋田の美しい大自然を背景に、二人の交流を描いた感動作。孤高の老マタギ役・西村晃は寡黙で重厚、俳優人生の集大成ともいうべき圧倒的な存在感。

『くノ一化粧』写真

(c)東映

7月4日(水) 〜10日(火)

くノ一化粧ニュープリント

1964年(S39)/東映京都/カラー/90分

■監督・脚本:中島貞夫/脚本:倉本聰、金子武郎/原作:山田風太郎/撮影:赤塚滋/美術:吉村晟/音楽:山本直純
■出演:露口茂、小沢昭一、緑魔子、弓恵子、三島ゆり子、春川ますみ、芦屋雁之助、加藤武、多々良純

豊臣家の遺した莫大な財宝。その在り処を解く六つの鈴を胎内に持つくノ一たちと、幕府の放った男忍者六人衆との攻防を描いたエロティック忍者活劇。今村昌平監督『赤い殺意』のパロディ要素もアリ?男忍者・西村晃が軽妙な演技で笑いを誘う。

『赤い殺意』写真

(c)日活

7月8日(日) 〜14日(土)

赤い殺意

1964年(S39)/日活/白黒/150分

■監督・脚本:今村昌平/脚本:長谷部慶次/原作:藤原審爾/撮影:姫田真佐久/美術:中村公彦/音楽:黛敏郎
■出演:春川ますみ、露口茂、楠侑子、北村和夫、小沢昭一、北林谷栄、加藤嘉、宮口精二、殿山泰司

東北のある町。封建的な「家」思想のもと虐げられてきた主婦・春川ますみが、強姦事件を契機に強靭な存在へと変貌していく──。藤原審爾原作、今村昌平監督の傑作社会ドラマ。西村晃は小心翼々たる中年夫を巧演して多数の演技賞を受賞。

『ある脅迫』写真

(c)日活

7月8日(日) 〜14日(土)

ある脅迫

1960年(S35)/日活/白黒/65分

■監督:蔵原惟繕/脚本:川瀬治/原作:多岐川恭/撮影:山崎善弘/美術:千葉一彦/音楽:佐藤勝
■出演:金子信雄、白木マリ、草薙幸二郎、浜村純、小園蓉子、山田禅二、新井麗子、河上信夫、青木富夫

ヤリ手の銀行マン・金子信雄は出世街道まっしぐら。一方、幼なじみの西村晃はサエない平社員。ところが、ある事件を機に二人の立場は一転する。弱気な男がみごとに仕組んだ恐るべき復讐劇。金子・西村の演技力が光る密度の濃いサスペンス。

『怪談 せむし男』写真

(c)東映

7月11日(水) 〜14日(土)

怪談 せむし男

1965年(S40)/東映東京/白黒/82分

■監督:佐藤肇/脚本:高岩肇/撮影:西川庄衛/美術:北川弘/音楽:菊池俊輔
■出演:楠侑子、北村和夫、葉山葉子、江原真二郎、弓恵子、加藤和夫、春川ますみ、鈴木光枝、桑原幸子

夫の死の謎を探ろうと妻は別荘に向かう。彼女を出迎えたのは不気味なせむし男──。やがて屋敷を訪れた関係者たちに、想像を絶する恐怖が襲いかかる…。われらが西村晃、期待どおりの大怪演!和製ゴシック・ホラーの最高峰。