4月23日(日)〜25日(火)

音樂映画 百萬人の合唱 [新篇]

1935年(S10)/J.O.スタヂオ、日本ビクター/白黒/59分 ※英語字幕付 ◯国立映画アーカイブ所蔵作品

『音樂映画 百萬人の合唱 [新篇]』写真

©TOHO CO., LTD.

■監督:富岡敦雄/原案:J.O.ビクター文藝部/脚本:山名義郎/撮影:円谷英二/美術:吉田謙吉/音楽:飯田信夫
■出演:徳山璉、伊達信、夏川静江、伏見信子、ヘレン隅田、浅草市丸、藤山一郎

ピアノ調律師の徳山璉が、令嬢・夏川静江の支援を受けて、当代人気歌手勢揃いの晴れ舞台に──。東宝の前身の一つ、J.O.スタヂオの第一回作品で日本ビクターと提携。昭和初期の歌謡、小唄、ジャズまで幅広い音楽が楽しめる。

4月23日(日)〜29日(土)

ジャズ・オン・パレード ジャズ娘乾杯!

1955年(S30)/宝塚映画/白黒/100分

『ジャズ・オン・パレード ジャズ娘乾杯!』写真

©TOHO CO., LTD.

■監督・脚本:井上梅次/脚本:高木史郎/撮影:遠藤精一/美術:西七郎/音楽:多忠修、河村篤二
■出演:雪村いづみ、朝丘雪路、寿美花代、江利チエミ、伴淳三郎、フランキー堺、中山昭二、高英男

歌と踊りが大好きな寿美花代、朝丘雪路、雪村いづみはレヴュー女優志願の三人姉妹。しかし男やもめの曲芸師・伴淳は娘たちがその道へ進むことに大反対──。父を想う姉妹の愛情と、スタア誕生の物語を豪華顔あわせで。

4月23日(日)〜5月2日(火)

嵐を呼ぶ楽団

1960年(S35)/宝塚映画/カラー/108分

『嵐を呼ぶ楽団』写真

©TOHO CO., LTD.

■監督・脚本:井上梅次/脚本:若尾徳平/撮影:岡崎宏三/美術:鳥居塚誠一/音楽:多忠修、河辺公一
■出演:宝田明、雪村いづみ、高島忠夫、朝丘雪路、神戸一郎、水原弘、柳沢真一、江原達怡

宝田明扮するピアニストが、自分のサウンドを求めてジャズバンドを結成。活動が波にのる一方で深まるメンバー間の溝、解散、そして和解──。苦楽を分けあって音楽の世界に生きる若い群像を描いた日本シネミュージカルの決定版。

4月23日(日)〜29日(土)

乾杯!ごきげん野郎

1961年(S36)/ニュー東映東京/白黒/90分

『乾杯!ごきげん野郎』写真

©東映

■監督:瀬川昌治/脚本:井手雅人/撮影:田中義信/美術:北川弘/音楽:松井八郎
■出演:梅宮辰夫、今井俊二、南廣、世志凡太、三田佳子、榎本健一、渡辺マリ、松島アキラ、トニー・スコット

九州の男性コーラス四人組が一念発起して上京。キテレツな売りこみ作戦に奔走する様を小気味よいタッチで描いた東映史上空前絶後のミュージカル・コメディ。歌声はすべて実力派グループ、デューク・エイセスによる吹き替え。

4月26日(水)〜5月2日(火)

かっこいい若者たち

1962年(S37)/大映東京/カラー/72分

『かっこいい若者たち』写真

©1962 KADOKAWA

■監督:弓削太郎/脚本:池田一朗、山崎忠昭/撮影:秋野友宏/美術:山口熙/音楽:宮川泰
■出演:長沢純、高橋元太郎、高倉一志、叶順子、姿美千子、高野通子、小桜純子、水原弘、飯田久彦

チンピラ青年、こがね焼の店員、アルバイト学生……と歌好きの三人が、大人の無理解やヤクザの妨害を乗りこえ、新たな音楽で大いに売りだしていく──。元祖アイドルグループ、スリーファンキーズが歌いまくってごきげんの青春明朗篇。

4月30日(日)〜5月6日(土)

希望の乙女

1958年(S33)/東映東京/カラー/96分

『希望の乙女』写真

©東映

■監督:佐々木康/原案:加藤喜美枝/脚本:笠原良三、笠原和夫/撮影:西川庄衛/美術:森幹男/音楽:米山正夫
■出演:美空ひばり、高倉健、小野透、山東昭子、山村聰、柳家金語楼

北海道の牧場の娘が、歌手になる夢を胸にたった一人で上京。持ち前の才能を発揮していく──。美空ひばりの芸能生活十周年を記念して製作された絢爛の娯楽大作。若きバンドマスター高倉健との恋の行方も見逃せない。

4月30日(日)〜5月6日(土)

嵐を呼ぶ友情

1959年(S34)/日活/カラー/95分

『嵐を呼ぶ友情』写真

©日活

■監督・脚本:井上梅次/撮影:高村倉太郎/美術:中村公彦/音楽:河辺公一、大森盛太郎
■出演:小林旭、川地民夫、沢本忠雄、浅丘ルリ子、白木マリ、金子信雄、宇野重吉、浜村美智子、広岡三栄子

全情熱をトランペットに託して青春を生きる──。華やかなジャズの世界を舞台に繰り広げられる恋と友情、そして父子愛の物語。小林旭、川地民夫、沢本忠雄の日活三悪トリオが若きジャズメンに扮して、得意の歌と楽器で溌剌とした芸を競う。

5月3日(水)〜9日(火)

ロマンス祭

1958年(S33)/宝塚映画/カラー/104分

『ロマンス祭』写真

©TOHO CO., LTD.

■監督:杉江敏男/脚本:須崎勝弥/撮影:完倉泰一/美術:北辰雄/音楽:神津善行
■出演:江利チエミ、雪村いづみ、宝田明、山田真二、環三千世、峯京子、柳家金語楼、有島一郎、小泉博

江利チエミはジャズ歌手を夢みる中華料理店の出前持ち。彼女が憧れのリサイタルを開くまでの紆余曲折に、友人令嬢・雪村いづみのロマンスも織り交ぜて。フランク永井、フランキー堺が華を添え、宝田明、山田真二も歌う贅沢なショウ場面!

5月3日(水)〜9日(火)

体当りすれすれ娘

1959年(S34)/松竹大船/白黒/73分

『体当りすれすれ娘』写真

©1959 松竹株式会社

■監督:穂積利昌/脚本:芦沢俊郎/撮影:西川亨/美術:木村芳男/音楽:広瀬健次郎
■出演:九條映子、有沢正子、中圭子、杉浦直樹、伊藤雄之助、浅茅しのぶ、木村洋子、丸山明宏、中原美紗緒

九條映子、有沢正子、中圭子のコーラス三人娘が、お得意の悩ましソングと若い魅力で颯爽と世間を闊歩する──。歌唱シーンで声の代役をつとめた小沢桂子、梅田和代、上原由里江が劇中のグループ名「スリー・キャッツ」を名乗ってデビュー。

5月7日(日)〜13日(土)

乙女ごころ三人姉妹

1935年(S10)/P.C.L.映画製作所/白黒/75分

『乙女ごころ三人姉妹』写真

©TOHO CO., LTD.

■監督・脚本:成瀬巳喜男/原作:川端康成/撮影:鈴木博/美術:久保一雄/音楽:紙恭輔
■出演:堤真佐子、細川ちか子、梅園龍子、林千歳、松本千里、三條正子、松本万里代、大川平八郎、滝沢修

歓楽の街、浅草の盛り場で、夜ごとネオンの軒をつたう門付け女たちの悲哀を描く、川端康成『浅草の姉妹』の映画化。成瀬巳喜男監督のP.C.L.入社第一回作品で、初のトーキー。浅草寺、仲見世、六区──当時の賑わいもみてとれる。

5月7日(日)〜13日(土)

星の瞳をもつ男

1962年(S37)/日活/カラー/88分

『星の瞳をもつ男』写真

©日活

■監督:西河克己/原案:西田一夫/脚本:星川清司/撮影:岩佐一泉/美術:佐谷晃能/音楽:池田正義
■出演:高橋英樹、吉永小百合、山内賢、田代みどり、吉行和子、中村是好

刑務所帰りの兄・高橋英樹と、人気歌手の弟・山内賢。過去の事件が原因ですれ違い続ける二人が、音楽という同じ道を歩み、和解するまで──。雑誌「平凡」とテイチクの共催懸賞企画“高橋英樹の映画主題歌”で選ばれた『星の瞳をもつ男』を映画化。

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