『とんかつ大将』写真

©1952 松竹株式会社

2月3日(水) 〜9日(火)

とんかつ大将

1952年(S27)/松竹大船/白黒/95分 ※16mm 

■監督・脚本:川島雄三/原作:富田常雄/撮影:西川亨/美術:逆井清一郎/音楽:木下忠司
■出演:佐野周二、津島恵子、設楽幸嗣、角梨枝子、高橋貞二、三井弘次、徳大寺伸、幾野道子

長屋住まいの青年医師、通称「とんかつ大将」を中心に交錯する下町の人間模様――。原作は『姿三四郎』で有名な富田常雄の小説で、川島雄三松竹時代の佳篇。主人公の佐野周二は浅草界隈をよく歩く。

『ひとりぼっちの二人だが』写真

©日活

2月3日(水) 〜9日(火)

ひとりぼっちの二人だが

1962年(S37)/日活/カラー/97分 

■監督:舛田利雄/脚本:熊井啓、江崎実生/撮影:横山実/美術:千葉和彦/音楽:中村八大
■出演:吉永小百合、浜田光夫、高橋英樹、坂本九、杉山俊夫、渡辺トモコ、内田良平、高品格、小池朝雄

浅草寺境内や浅草六区、花やしき。永六輔作詞・中村八大作曲の「一人ぼっちの二人」をモチーフに、吉永小百合・坂本九・浜田光夫・高橋英樹ら、悩みを抱えた若者たちが、自分の幸せをつかむため懸命に生きる。

『踊子』写真

©KADOKAWA 1957

2月7日(日) 〜9日(火)

踊子

1957年(S32)/大映東京/白黒/96分 ○東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品

■監督:清水宏/原作:永井荷風/脚本:田中澄江/撮影:秋野友宏/美術:柴田篤二/音楽:斎藤一郎
■出演:京マチ子、淡島千景、船越英二、阿井美千子、藤田佳子、穂高のり子、田中春男

レビュー小屋の踊子と楽士夫婦のもとに、奔放な妹娘が転がりこんで周囲の人々を翻弄する──。永井荷風の代表作を京マチ子と淡島千景の顔合わせで映画化、浅草六区を舞台に対照的な姉妹を描く。

『にっぽんのお婆あちゃん』写真

©1962 松竹株式会社

2月7日(日) 〜13日(土)

にっぽんのお婆あちゃん

1962年(S37)/M・I・Iプロダクション/白黒/94分

■監督:今井正/原作・脚本:水木洋子/撮影:中尾駿一郎/美術:江口準次/音楽:渡辺宙明
■出演:北林谷栄、ミヤコ蝶々、飯田蝶子、東山千栄子、岸輝子、浦辺粂子、原泉、村瀬幸子、田村高廣、伴淳三郎

老人ホームを飛びだしたお婆ちゃんと、息子夫婦に邪魔にされて死のうと思ったお婆ちゃんが、庶民の代表的盛り場・浅草に珍道中を繰り広げる──。日本を代表する老け役女優オールスタア、夢の競演映画。

『七人の刑事 終着駅の女』写真

©日活

2月10日(水) 〜16日(火)

七人の刑事 終着駅の女

1965年(S40)/日活/白黒/87分 

■監督:若杉光夫/脚本:光畑碩郎/撮影:井上莞/美術:岡田力/音楽:渡辺宙明
■出演:堀雄二、芦田伸介、菅原謙二、佐藤英夫、城所英夫、美川陽一郎、天田俊明、笹森礼子、北林谷栄、梅野泰靖、平田大三郎

ホームで発見された若い女の刺殺体。謎の切符とボストンバックを手がかりに、おなじみ「七人の刑事」たちが捜査を開始する──。国鉄上野駅構内とその周辺で撮影された、臨場感あふれる傑作サスペンス。

『野獣狩り』写真

©TOHO CO.,LTD.

2月10日(水) 〜16日(火)

野獣狩り

1973年(S48)/東宝映画/カラー/83分 

■監督・潤色:須川栄三/原作・脚本:松山善三、西澤治/撮影:木村大作/美術:薩谷和夫/音楽:村井邦彦
■出演:藤岡弘、伴淳三郎、渚まゆみ、菅原一高、富川?夫、加藤和夫、稲葉義男

東京銀座で、国際企業トップの誘拐事件が勃発!革命を標榜する謎の組織“黒の戦線”を追って、親子刑事が決死の捜査を繰り広げる。東宝ツインタワービルでのノースタントのアクションは迫力満点。

『東京湾』写真

©1962 松竹株式会社

2月14日(日) 〜20日(土)

東京湾

1962年(S37)/松竹大船/白黒/83分

■監督:野村芳太郎/脚本:松山善三、多賀祥介/撮影:川又 /美術:宇野耕司/音楽:芥川也寸志
■出演:石崎二郎、榊ひろみ、葵京子、西村晃、玉川伊佐男、三井弘次、加藤嘉、織田政雄

麻薬取締官が何者かに射殺される事件が発生。ベテラン刑事・西村晃が捜査線上にみいだしたのは元戦友だった──。屋外ロケが多用され、オリンピック開催前の東京風景が生々しくとらえられている。

『現代っ子』写真

©日活

2月14日(日) 〜20日(土)

現代っ子

1963年(S38)/日活/白黒/96分

■監督:中平康/脚本:倉本聰、弘田功治/撮影:姫田真佐久/美術:大鶴泰弘/音楽:佐藤勝
■出演:鈴木やすし、中山千夏、市川好郎、松原智恵子、田代みどり、菅井きん、岸輝子、小沢栄太郎

父の死によって別々に暮らさなければならなくなった兄妹三人が貧しいながらも、たくましく、チャッカリ生き抜いていく──。連続TVドラマでおなじみの人気トリオが佃島の町内を駆けまわる。

『その場所に女ありて』写真

©TOHO CO.,LTD.

2月17日(水) 〜20日(土)

その場所に女ありて

1962年(S37)/東宝/カラー/95分

■監督・脚本:鈴木英夫/脚本:升田商二/撮影:逢沢譲/美術:竹中和雄/音楽:池野成
■出演:司葉子、宝田明、水野久美、原知佐子、大塚道子、北あけみ、柳川慶子、森光子、山崎努、西村晃

高度経済成長期の広告業界を舞台に、熾烈な競争社会を生き抜くキャリアウーマンの姿を鮮やかに描いた傑作。営業担当として働くヒロインを司葉子がクールに好演している。昭和三〇年代の銀座の風景もみもの。

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