2005年5月29日(日)〜6月25日(土) ラピュタ阿佐ヶ谷アチャラカ、ドタバタ、ナンセンス!喜劇の神様・斎藤寅次郎


「蒲田ナンセンス」の先頭を走って、昭和初期の激動の時代に笑いの旋風を巻き起こした寅次郎。 「ドタバタの寅さん」と呼ばれて、奇作・怪作を撮る変人監督と想われながらも映画ファンには圧倒的に支持された。 職人気質に磨きをかけて、エノケン、ロッパ、金語楼、エンタツ、アチャコ、川田晴久ら、スーパーコメディアンたちとスラップスティックな作品を生み出した。 戦後は「美空ひばりの発見者」としてもよく知られ、マキノ雅弘、渡辺邦男と並ぶ早撮りの名手としても重宝された。 喜劇映画を作らせたら、日本映画史に右に出る者はいない! 「生誕百年」を迎えて、斎藤寅次郎ワールド探訪の扉が、今、新たに開かれた!!

エノケンの法界坊[短縮版]びっくり三銃士吃七捕物帖 一番手柄勢揃い江戸っ子長屋仇討珍剣法腰抜け伊達騒動底抜け忍術合戦金語楼の子宝騒動石川五右ヱ門の法事恋すれど恋すれど物語底抜け青春音頭勢揃い 大江戸六人衆底抜け忍術合戦 俺は消えるぜアジャパー天国お父さんはお人好し子宝騒動明け行く空爆笑水戸黄門漫遊記大笑い江戸っ子祭トンチンカン 怪盗火の玉小僧


作品解説
スケジュール

アチャラカ、ドタバタ、ナンセンス!
喜劇の神様・斎藤寅次郎
2005年5月29日(日)〜6月25日(土) ラピュタ阿佐ヶ谷

【料金】

一般…1,200円 学生・シニア…1,000円
会員…800円 3回券…2,700円
水曜日サービスデー…1,000円均一

●各回定員入れ替え制  ●午前10:15より当日の全回分の整理番号付き入場券を発売します。定員48名になり次第、締め切らせていただきます。  ●作品により画像、音声が必ずしも良好でない場合がございます。あらかじめご了承ください。

■監督略歴

斎藤寅次郎/1905年1月30日、秋田県生まれ。22年松竹蒲田撮影所に入社。大久保忠素監督に師事し、26年『桂小五郎と幾松』で監督デビュー。
サイレント時代は短篇喜劇に異才を放ち『子宝騒動』『この子捨てざれば』(35年)で笑いの頂点を極める。38年東宝に移籍してエノケン、ロッパ、金語楼等トップ喜劇陣と組み、傑作・名作・珍作を連打する。戦後は新東宝を中心に各社で監督し、ハズさない笑いと早撮りで「喜劇の神様」の名を欲しいままにする。62年『大笑い清水港・三ン下二挺拳銃』が最後の公開作品。悠々自適の日々の後、82年5月1日永眠。

【トークイベント】

●6月11日(土)3:00〜 ゲスト:斎藤稔氏
特別上映:「石川五右ヱ門の法事」(21分)
斎藤寅次郎監督のご長男で、元シナリオ・ライターでもある氏をゲストに迎えてのトークショー。さらに、貴重な作品「石川五右ヱ門の法事」を特別上映。

●6月11日(土)7:00〜 ゲスト:松林宗恵監督
斎藤寅次郎門下出身の松林監督に、助監督時代のエピソードや斎藤喜劇の笑いのルーツをきく。
※松林監督のトークは『恋すれど恋すれど物語』上映前になります。

【イベント】

●6月19日(日)3:00〜 ゲスト:澤登翠
上映:「子宝騒動」「明け行く空」(活弁上映)
日本における弁士の第一人者・澤登翠さんをゲストに迎え、傑作スラップスティック・コメディ「子宝騒動」の魅力と活弁を。

6月20、21日は澤登翠門下の、片岡一郎さん、桜井麻美さんによる活弁で上映いたします。

●20日(月)
『明け行く空』弁士/片岡一郎
『子宝騒動』弁士/桜井麻美 

●21日(火)
『明け行く空』弁士/桜井麻美
『子宝騒動』弁士/片岡一郎