架空畳 第四回公演『ディアスポラ』

【作・演出】小野寺邦彦
【舞台監督】志田順一
【舞台美術】三宅寛治、金子寛幸、二木啓輔
【音響】佐川堅央、泉貴樹
【照明】志田順一
【出演】
岩松毅、山本駿、赤城智貴、林純平、
松田榛名、桐村理恵、江花実里
【映像】中山大道
【衣裳】江阪朋子
【宣伝美術】山口彗里子
【制作】築地明日香、露木妙
【タイトルロゴ】島田翠
【協力】ザムザ阿佐谷


【日程】
10月4日(木)19:00〜
10月5日(金)19:00〜
10月6日(土)14:00〜 / 19:00〜
10月7日(日)13:00〜 / 18:00〜
※開場は開演の30分前です。
※7日は開演時間が異なりますのでご注意下さい。
※会場付近に有料駐車場がございますが、車でのご来場はお控え下さい。
※またオートバイ、自転車でのご来場はご遠慮下さい。

【チケット料金】
前売 1,500円 / 当日 1,700円
※前売券は公演前日までの販売になります。
※座席数には限りがございますので、ご予約はお早めにお願い致します。
※未就学のお子様のご入場はご遠慮下さい。

【問合せ・予約】
架空畳 090-3909-1517(露木)
E-mail about_ticket@yahoo.co.jp
※メール予約の方は、本文に「1.お名前、2.ご観劇日時、3.チケット枚数、4.ご連絡先」をお書き下さい。折り返しの確認メールを持ちましてご予約完了とさせて頂きます。


【コメント】
誰が知るだろう。
サーカスの花形、空中ブランコのトップ・フライヤーが
万雷の拍手と共に、真っ赤なスポット・ライトを背に浴びたまさにその瞬間、
少年が、螺旋の屋上から、その身を投げたことを。

誰が知るだろう。
二人のランナーが、凄ましいまでのデッド・ヒートを展開したトラック・レース。
ゴール・テープの目前で崩れ落ち、意識を失った彼が実は周回遅れのランナーだったことを。

誰が知るだろう。
午後の授業を抜け出した少年が、
真っ青な空に向かって吹かしたタバコの白い、白い一筋が、
そのまま掻き消えることなく今もあの屋上に漂い続けていることを。

僕はしっている。
ある初夏の昼下がり、それは僕に向かってまっすぐに落ちてくる。
目も眩むような暗闇の中で、僕は両手をいっぱいに拡げた。

Last Update : 2007/09/10