yah chaika 第五回杉並演劇祭参加作品『三人姉妹』

【作】チェーホフ
【構成・演出】桑原和彦
【出演】
井上和也、大越安明、トモヒカン(Oi-SCALE)、中野博文、細目晃裕、小川友子、川田小百合、小林由香、細木香代子、楓子、山崎ここ、渡邉香林
【訳】安達紀子(群像社刊)
【照明】佐久間淳子
【音楽】吉永芯
【美術協力】谷垣育子
【制作協力】松川ハルミ、三上徹
【宣材design】徳永朝子

【日程】
3月11日19:00〜
3月12日15:00〜 / 19:00〜

【チケット料金】
前売り¥2,500 / 当日¥3,000

【お問合せ】
188-0013 東京都西東京市向台町4-21-45-540

yah chaika(桑原)090-1267-0723
chaika2004@hotmail.co.jp

yah chaika HP:http://www.yahchaika.org/


【コメント】
yah chaika(やー ちゃいか)。ロシア語で「私は(Я)かもめ(чайка)」
わたしたちは2004年の創設より
エドワード・オールビー、ケン・キージー、 テネシー・ウイリアムズなど、
50年代から60年代のアメリカ演劇を一貫して上演しています。

理由は、都市(具体的には東京)で生活する日常生活者の価値観を、
素直に舞台に顕したいからです。。
と同時に主宰の私を含むバブル期に20代を送りその昂奮と終焉を経て、
ある種の「ロスト・ジェネレーション」の
体感したことを糧とした作品を作りたいから です。
私たちの世代の演劇を発表したいからです。

テキストを限定するということは、
集団の嗜好を示しているようで、
存外不明瞭なものなのかもしれません。
集団のなかから、
作家を生み出し、
作家の感性で 時代を斬ることの方がたぶん自然なのでしょう。
このさき劇団もそうした方向にシフトする可能性もあります。

ただそうなったとしても、
これまでの路線は継続したい、
過去劇団で上演した台本は再演したい
と思ってます。

劇団立ち上げから、「現代の演劇」に拘りたい
という気持ちは変わってません。
関心のあること・・・・演劇として表現したいこと、
ある種の社会に対するメッセージ、
幻想や、不公平感、不条理感、
演技のリアルな感覚、演劇に対する愛 憎・・・が、
その原点のひとつがなぜか
50年代から60年代のアメリカ演劇だったのです。
10代のころ出会った、小説や映画の影響から逃れられないのです。
その時代の戯曲に郷愁と同時にコンテンポラリーな、
現代につながる感覚を感じてしまうのです。

yah chaika・・・人類初の女性宇宙飛行士テレシコワが、宇宙船の中から地球と交信した第一声。

yah chaikaを継続する中から、わたしたちがこの時代に生存する意味のような、そんな「何か」を、発信していきたいです。

Last Update : 2008/03/07