音楽ライブ『清水邦子・高田ひろ子 武満徹をうたう』

【出演】
 清水邦子(メゾソプラノ)
 高田ひろ子(ピアノ)

【プロデュース・構成】水谷俊之
【主催】ザムザ阿佐谷
【後援】公益財団法人東京二期会/二期会日本歌曲研究会/埼玉県音楽家協会

【日時(タイムテーブル)】
2014年11月8日(土)
昼の部 14:00−
夜の部 19:00−
※受付・開場は開演の30分前

【チケット】
予約¥4,000
当日¥4,500

【チケット予約・お問合わせ】
ザムザ阿佐谷
Tel:03-5327-7640
※当日清算となります
※やむを得ずキャンセルの場合は、開催の2日前までに会場にご連絡下さい。

コメント:
世界的作曲家であり同時に数多くの素晴らしい映画音楽を生み出した武満徹。その歌は「私のくらしの中から、ふと口をついてでてきたもので、より素朴なもの」という自身の言葉どおり、旺盛な作曲活動の合間で、よりパーソナルなものとして慈しむように作られ、クラシックはもとよりジャズを初め武満が愛した様々なジャンルの音楽を包括した世界で成り立っている。そんなジャンルレスの武満の歌の魅力を引き出したいと、オペラ歌手清水邦子とジャズピアニスト高田ひろ子の二人が取り組んだのが今回のプロジェクト。どんな化学反応が起きるか、その成果をお楽しみ下さい。

【演奏予定曲】
「うたうだけ」 「小さな空」 「恋のかくれんぼ」 「○と△の歌」 
「昨日のしみ」 「ワルツ」 「見えないこども」 「素晴らしい悪女」 
「めぐり逢い」 「三月のうた」 「雪」 「死んだ男の残したものは」 「翼」 
「MI・YO・TA」 「小さな部屋で」 「明日は晴レカナ、曇リカナ」 
「さようなら」  ほか 

【武満 徹】 Toru Takemitsu
1930年東京生まれ。1996年没。独学で作曲を学び、「弦楽のためのレクイエム」「ノヴェンバー・ステップス」など日本を代表する現代音楽作曲家とし世界中でその作品が演奏され続けている。その一方で映画音楽も積極的に手掛け、「不良少年」「怪談」「砂の女」「写楽」など多岐に渡る。大作曲家の音楽に偏重する社会に疑問を呈し、「ただ曲のみが親しまれ愛されうたわれ、作曲家の名前がいつのまにか消えてしまう」そんな匿名性の音楽を目指した武満にとって、歌は象徴的存在だった。

【清水 邦子】 Kuniko Shimizu
国立音楽大学大学院オペラ科修了。二期会会員。藤原歌劇団公演「エレクトラ」のエレクトラでデビュー。「フィガロの結婚」「コシ・ファン・トゥッテ」「魔笛」「ナクソス島の アリアドネ」「ヘンゼルとグレーテル」「運命の力」等に出演.1990年三谷礼二(91年没)演出による「冬の旅」全曲を演奏し好評を博す。1993年からメゾ・ソプラノに転向。近年は橋本国彦「舞」で絶賛を浴びるなど日本歌曲に積極的に取り組み、今回の武満徹作品への挑戦となった。

【高田ひろ子】 Hiroko Takada
1998年「a song for someone」をドイツレーベルからリリース、Disc Union社の90年代のJazz CD Best50の一枚に選ばれた。またベーシストB_nz Oestlerとのデュエットでスイスと日本国内のツアーや新たなトリオでのリリース、多くのミュージシャンとも意欲的に活動し、その透明でいて力強いピアノは多くのファンやミュージシャンの支持を得ている。

【水谷俊之】 Toshiyuki Mizutani
映画監督。「視姦白日夢」「ひき逃げファミリー」「人間椅子」などの映画の他、近年は「マークスの山」「レディジョーカー」(WOWOW)や「猪狩弁護士シリーズ」(TBS)、「刑事」「ラスト・ドクター」(TV東京)などテレビ作品も多数演出する傍ら、ジャズ歌手澄淳子の石巻ライブツアーのドキュメント「東北ブギ」や今回の清水=高田プロジェクトのプロデュースを手掛けるなど、幅広く活動している。

Last Update : 2014/09/10