井上靖

2月12日(日) 〜 18日(土)

『慕情の人』写真

(c)東宝

慕情の人

1961年(S36)/東宝/カラー/96分

■監督:丸山誠治/脚本:岡田達門、田波靖男/撮影:太田幸男/美術:植田寛■出演:原節子、白川由美、三橋達也、滝田裕介、岡村文子、丘照美

運動具店の美しい未亡人・耿子。小悪魔さながらに振舞う義妹。二人の女性が、偶然の戯れか一人の男に恋をしてしまう。そして、その間に入って煩悶する青年画家…。井上靖の『揺れる耳飾り』を映画化したメロドラマ。


徳永直

2月15日(水) 〜 21日(火)

『母なれば女なれば』写真

写真提供:独立プロ名画保存会

母なれば女なれば

1952年(S27)/キヌタプロ/白黒/100分 ※16mm

■監督:亀井文夫/脚本:棚田吾郎/撮影:瀬川順一/美術:平川透徹/音楽:飯田信夫■出演:山田五十鈴、神田隆、岸旗江、加藤嘉、沼崎勲

戦争で夫を失い、空襲で長男と別れた若い未亡人・春枝は、二人の子供をかかえ必死に働いていた。そんな彼女を励ます隣の部屋の兄妹。子供への愛情と、再婚の岐路に悩むという徳永直の原作を映画化したもの。


壺井栄

2月15日(水) 〜 21日(火)

小さな花の物語

1961年(S36)/松竹京都/白黒/87分

■監督:川頭義郎/脚本:成沢昌茂/撮影:荒野諒一/美術:川村芳久/音楽:木下忠司■出演:桑野みゆき、瑳峨三智子、川津祐介、朝丘雪路、清川虹子

物置小屋に住み、苦しい生活に耐えて暮らす母娘。しかし、働き疲れた母は二十九歳の若さで逝ってしまう。それから十年がたち…。孤独な少女が世の荒波にもまれながらも、真の幸福を見出していく姿を描く感動作。


畔柳二美

2月19日(日) 〜 25日(土)

『姉妹』写真

写真提供:独立プロ名画保存会

姉妹

1955年(S30)/中央映画/白黒/95分 ※16mm

■監督・脚本:家城巳代治/脚本:新藤兼人/撮影:木塚誠一/美術:山崎正夫/音楽:大木正夫■出演:野添ひとみ、中原ひとみ、信欣三、川崎弘子、内藤武敏

親元を離れ、伯母の家で暮らす圭子と俊子の姉妹。彼女達が成長していく姿を静かに温かく映しだしていく。原作は毎日出版文学賞を受けた畔柳二美のデビュー作。姉妹役を二人の“ひとみ”が演じたことも話題に。


梅崎春生

2月19日(日) 〜 25日(土)

渡る世間は鬼ばかり ボロ家の春秋

1958年(S33)/松竹大船/カラー/93分

■監督:中村登/脚本:椎名利夫/撮影:長岡博之/美術:芳野尹孝/音楽:黛敏郎■出演:佐田啓二、有馬稲子、小山明子、三井弘次、日守新一

弱気なヴァイオリン弾きや、恋人にキッス代を請求する超ドライ娘など…崩壊寸前のボロ邸宅に、海千山千の強者どもが集結。色と金の力に振り回される人々の姿を描いた傑作喜劇。梅崎春生の直木賞受賞作を映画化。


川端康成

2月22日(水) 〜 25日(日)

日も月も

1969年(S44)/松竹大船/カラー/98分

■監督:中村登/脚本:広瀬襄/撮影:竹村博/美術:横山豊/音楽:八木正生■出演:岩下志麻、大空真弓、久我美子、森雅之、笠智衆、中山仁

幸せ薄い環境に育ちながらも、健気に自分の愛をみつけだしていくヒロイン・松子。一人の娘の愛の遍歴が、美しい日本の四季とともにキメ細やかに描かれる。前年ノーベル文学賞を受賞した川端康成原作の映画化。