10月30日(日)〜11月5日(土)

お孃さん三度笠

1960年(S35)/大映京都/白黒/74分

『お孃さん三度笠』写真

©KADOKAWA 1960

■監督:安田公義/脚本:小国英雄/撮影:武田千吉郎/美術:神田孝一郎/音楽:高橋半
■出演:仁木多鶴子、弓恵子、宮川和子、北上弥太朗、小林勝彦、丹羽又三郎、鶴見丈二、真城千都世、美川純子、杉山昌三九

武者修行にでたお姫様・弓恵子、大侠客の娘・仁木多鶴子、彼女の道中手形を盗んだ訳あり女・宮川和子。ふとしたご縁で旅は道づれ、中山道に展開する笑いとお色気の痛快篇。同年、このトリオ主演で『東海道ちゃっきり娘』『銀座のどら猫』も。

10月30日(日)〜11月5日(土)

すれすれ

1960年(S35)/大映東京/白黒/91分

『すれすれ』写真

©KADOKAWA 1960

■監督・脚本:瑞穂春海/原作:吉行淳之介/脚本:長瀬喜伴/撮影:秋野友宏/美術:高橋康一/音楽:池野成
■出演:川口浩、弓恵子、宮川和子、川崎敬三、若松和子、穂高のり子、岸田今日子、東野英治郎、見明凡太朗

ドンファンだった父が遺したのは莫大な借金と自家用車、そして色道修行に関する秘伝書?!衣鉢を継ぎ「ハンカチ・タクシー」の運転手となった青年は女性遍歴を重ねるが──。川口浩が絡む女優陣に弓恵子、宮川和子、穂高のり子ほか。

11月2日(水)〜8日(火)

傷ついた野獣

1960年(S35)/大映東京/白黒/74分

『傷ついた野獣』写真

©KADOKAWA 1960

■監督:弓削太郎/脚本:下飯坂菊馬/撮影:石田博/美術:山口 /音楽:塚原晢夫
■出演:根上淳、片山明彦、佐藤正三郎、三木裕子、矢島ひろ子、杉田康、藤山浩二、小山内淳、須藤恒子、星ひかる、隅田一男

スラム街の一角にある小さな医院に、ある夜、負傷したヤクザが倒れこんできた──。指名手配犯の主人公・根上淳と医師・片山明彦の奇しき因縁。ピストルに憧れる少年とその姉・三木裕子が絡んで、スリルとサスペンスに溢れたドラマが展開する。

11月6日(日)〜8日(火)

人情馬鹿

1956年(S31)/大映東京/白黒/70分 ◯国立映画アーカイブ所蔵作品

『人情馬鹿』写真

©KADOKAWA 1956

■監督・脚本:清水宏/原作:川口松太郎/撮影:高橋通夫/美術:仲美喜雄/音楽:米山正夫
■出演:角梨枝子、菅原謙二、根上淳、藤田佳子、三田隆、船越英二、進藤英太郎、浪花千栄子、潮万太郎

自分にいれあげ商売の金を使いこんだセールスマンを救うため、キャバレー歌手が奮闘する──。川口松太郎の連作短篇集『人情馬鹿物語』の一エピソードを戦後に移しかえて映画化、名匠・清水宏監督の大映移籍第一作。歌声も披露する角梨枝子。

11月6日(日)〜12日(土)

女の教室

1959年(S34)/大映東京/白黒/88分

『女の教室』写真

©KADOKAWA 1959

■監督・脚本:渡辺邦男/原作:吉屋信子/脚本:長谷川公之/撮影:渡辺孝/美術:高橋康一/音楽:山田栄一
■出演:野添ひとみ、叶順子、市川和子、岸正子、浜田ゆう子、田中三津子、三宅川和子、川崎敬三、野口啓二

家庭環境も性格も異なるが、医学という一つの目標の下に強い絆で結ばれた七人の女子医大生たち。厳しい国家試験、学長賞争い、そしてそれぞれの恋と友情──。吉屋信子の同名小説を、大映東京が誇る青春スタア総出演で映画化。

11月6日(日)〜12日(土)

競艶八剣伝

1960年(S35)/大映京都/白黒/72分

『競艶八剣伝』写真

©KADOKAWA 1960

■監督:西山正輝/原作:島田一男/脚本:松村正温/撮影:本田平三/美術:上里義三/音楽:渡辺岳夫
■出演:中村豊、阿井美千子、三田登喜子、林成年、藤原礼子、加茂良子、真城千都世、美川純子、千葉敏郎

金山奉行・南部彰三は黄金私蔵の罪を着せられ、切腹した。それから十年、縁者にあたる阿井美千子、三田登喜子、藤原礼子、真城千都世、加茂良子、美川純子、小町るみ子、尾崎和枝の美女八剣士が勢揃い、復讐を果たす……という波乱万丈の興趣篇。

11月9日(水)〜15日(火)

海軍兵学校物語 あゝ江田島

1959年(S34)/大映東京/カラー/105分

『海軍兵学校物語 あゝ江田島』写真

©KADOKAWA 1959

■監督:村山三男/原作:菊村到/脚本:舟橋和郎/撮影:秋野友宏/美術:高橋康一/音楽:木下忠司
■出演:本郷功次郎、野口啓二、小林勝彦、石井竜一、仁木多鶴子、菅原謙二、北原義郎、根上淳、滝沢修、見明凡太朗

江田島の海軍兵学校を舞台に、憧れの将校への道を目指す若者たちの青春群像が描かれる。上級生の厳しい指導、同期の友情、実らぬ恋──。菊村到の同名小説を映画化したもので、時の大映若手スタアが多数出演。新人・三田村元も強い印象を残した。

11月9日(水)〜15日(火)

東海道ちゃっきり娘

1960年(S35)/大映京都/白黒/82分

『東海道ちゃっきり娘』写真

©KADOKAWA 1960

■監督:加戸敏/脚本:八尋不二/撮影:武田千吉郎/美術:太田誠一/音楽:浜口庫之助
■出演:仁木多鶴子、弓恵子、宮川和子、小林勝彦、丹羽又三郎、潮万太郎、須賀不二男、荒木忍、スリー・キャッツ、勝新太郎

『お孃さん三度笠』に続く仁木、弓、宮川トリオの明朗時代劇。少々イカれた三人娘が悪事の証拠品を拾って、江戸へ召喚されることに。護衛役の同心と岡っ引、謎の白頭巾と黒頭巾など、東海道は敵味方入り乱れて、追いつ追われつの大騒動。

11月13日(日)〜19日(土)

七人のあらくれ

1961年(S36)/大映東京/カラー/85分 ※16mm

『七人のあらくれ』写真

©KADOKAWA 1961

■監督:枝川弘/脚本:須崎勝弥、宇喜多八郎/撮影:渡辺徹/美術:千田隆/音楽:北村和夫
■出演:藤巻潤、浜田ゆう子、北城寿太郎、杉田康、守田学、阿部脩、潮万太郎、大川修、丸井太郎、三角八郎、見明凡太朗

雑役専門の小艇、通称「ゲタ」の新任艇長meetsクセ者揃いの乗組員たち。最初は反目しあうものの、危難をのりこえ次第に結束を固めていく──。海のあらくれ野郎どもに、北城寿太郎、潮万太郎、杉田康、守田学、阿部脩などたまらない顔ぶれ。

11月13日(日)〜19日(土)

無茶な奴

1964年(S39)/大映東京/カラー/87分 ※16mm

『無茶な奴』写真

©KADOKAWA 1964

■監督:島耕二/脚本:井手雅人/撮影:小原譲治/美術:渡辺竹三郎/音楽:大森盛太郎
■出演:丸井太郎、姿美千子、藤村志保、藤巻潤、見明凡太朗、北城寿太郎、大川修、倉田マユミ、上田吉二郎、松村達雄、菅井一郎

競馬の馬主を夢みる無鉄砲なチンピラが、勢力の弱まったヤクザ一家に取りいり、派手に売りだしていく──。TBSドラマ『図々しい奴』で一躍お茶の間の人気者となった丸井太郎が主演。名前どおりの丸い顔と愛嬌のあるとぼけた表情で親しまれた。

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