11月30日(水)〜12月6日(火)

掏摸(すり)

1965年(S40)/大映東京/白黒/83分 ※16mm

『掏摸(すり)』写真

©KADOKAWA 1965

■監督:弓削太郎/脚本:八尋不二/撮影:宗川信夫/美術:仲美喜雄/音楽:池野成
■出演:本郷功次郎、高田美和、久保菜穂子、成田三樹夫、滝田裕介、早川雄三、渡辺鉄弥、浜村純、美川陽一郎、内田朝雄

浅草六区に神出鬼没、日本中にその名を轟かせたスリ・仕立屋銀次の若き日の物語を本郷功次郎主演で。八尋不二がオリジナル・シナリオを執筆、弓削太郎が監督した明治もの。スリの女親分に久保菜穂子、乾分に渡辺鉄弥。対立する一家に成田三樹夫。

12月4日(日)〜10日(土)

団地夫人

1962年(S37)/大映東京/白黒/82分

『団地夫人』写真

©KADOKAWA 1962

■監督:枝川弘/原作:円地文子/脚本:吉岡道夫/撮影:秋野友宏/美術:後藤岱二郎/音楽:北村和夫
■出演:川崎敬三、三条江梨子、渋沢詩子、加茂良子、宮川和子、角梨枝子、松村達雄、清川玉枝、潮万太郎

憧れの団地で新婚生活をスタートさせた夫婦・川崎敬三&三条江梨子が、有閑マダムたちに悩まされ、果ては殺人事件発生と大騒ぎ……というコミカル・スリラー。角梨枝子、宮川和子、加茂良子、渋沢詩子など団地夫人も賑やかな顔ぶれ。

12月4日(日)〜10日(土)

大殺陣 雄呂血

1966年(S41)/大映京都/白黒/87分

『大殺陣 雄呂血』写真

©KADOKAWA 1966

■監督:田中徳三/原案:寿々喜多呂九平/脚本:星川清司、中村努/撮影:牧浦地志/美術:西岡善信/音楽:伊福部昭
■出演:市川雷蔵、八千草薫、藤村志保、中谷一郎、五味龍太郎、内藤武敏、藤岡琢也、内田朝雄、加藤嘉

主家のための行動が運命の躓きとなって転落を辿り、最後には抑えてきた怒りが爆発、木曽谷の宿場に凄絶な殺陣を展開する。阪妻サイレント時代の代表作をリメイク。平泉征が五味龍太郎を斬りつけるという濃い場面から物語が転がり始める。

12月7日(水)〜13日(火)

ジェットF104脱出せよ

1968年(S43)/大映東京/カラー/87分 ※16mm

『ジェットF104脱出せよ』写真

©KADOKAWA 1968

■監督:村山三男/構成:直居欽哉/脚本:服部佳/撮影:渡辺徹/美術:矢野友久/音楽:大森盛太郎
■出演:倉石功、青山良彦、平泉征、酒井修、高見国一、宇津井健、早川雄三、北原義郎、北城寿太郎、藤山浩二

航空自衛隊の全面協力を得て、日夜猛特訓に励む航空学生たちを描いた青春篇。厳しい訓練に耐えきれず除隊する者、練習飛行中の仲間の事故死──様々な試練に立ち向かいながら、彼らは逞しく成長していく。大映若手男優の勇姿を目に焼きつけて。

12月7日(水)〜13日(火)

陸軍落語兵

1971年(S46)/大映東京/カラー/83分 ※16mm

『陸軍落語兵』写真

©KADOKAWA 1971

■監督:弓削太郎/原作:春風亭柳昇/脚本:舟橋和郎/撮影:上原明/美術:後藤岱二郎/音楽:池野成
■出演:高島忠夫、桂南笑、三夏伸、菅野忠彦、松坂慶子、若水ヤエ子、早川雄三、仲村隆、田武謙三、夏木章、大泉滉

補充兵として応召した前座四人組──高島忠夫、桂南笑、三夏伸、菅野忠彦はいつまでたっても失敗の連続。そうこうしているうちに戦火は拡大、中国大陸の前線へと駆りだされていく。春風亭柳昇の同名原作に材をとった風刺喜劇。

12月11日(日)〜17日(土)

ど根性一代

1963年(S38)/大映京都/白黒/84分

『ど根性一代』写真

©KADOKAWA 1963

■監督:池広一夫/原作:今東光/脚本:松村正温、吉田哲郎/撮影:本田平三/美術:神田孝一郎/音楽:鏑木創
■出演:勝新太郎、高千穂ひづる、長谷川待子、曽我廼家明蝶、杉田康、遠藤辰雄、上田吉二郎

大阪で一旗あげようと四国の寒村からでてきた男の無鉄砲な生き様。惚れた女と暮らすため駅仲仕→山伏→人力車夫と職を転々──今東光原作、勝新太郎主演の痛快譚。美人型悪女で売った長谷川待子は本作が大映初出演。杉田康の敵役ぶりもみごと。

12月11日(日)〜17日(土)

高校生芸者

1968年(S43)/大映東京/白黒/79分

『高校生芸者』写真

©KADOKAWA 1968

■監督:弓削太郎/脚本:高橋二三/撮影:渡辺公夫/美術:間野重雄/音楽:池野成
■出演:水木正子、八代順子、渥美マリ、津山由起子、南美川洋子、長谷川待子、菅井きん、山茶花究、中村是好、大泉滉、三崎千恵子

古いしきたりの残る花柳界に飛びこんだドライな現代女子高校生、とっておきのサービスでたちまち売れっ子に!昼は勉強、夜はお座敷。大映期待の新人女優──水木正子、八代順子、渥美マリ、津山由起子らがはつらつとした新鮮なお色気を発揮する。

12月14日(水)〜17日(土)

殺陣師段平

1962年(S37)/大映京都/カラー/86分

『殺陣師段平』写真

©KADOKAWA 1962

■監督:瑞穂春海/原作:長谷川幸延/脚本:黒澤明/撮影:今井ひろし/美術:加藤茂/音楽:高橋半
■出演:市川雷蔵、中村鴈治郎、田中絹代、高田美和、山茶花究、須賀不二男、上田吉二郎、浪花千栄子、嵐三右衛門

チャンバラならワイにまかしとき!胸のすくよな日本一の立廻りをあみだしたる!「新国劇」の創立者・澤正と殺陣師段平との友情、師弟愛──。長谷川幸延の同名戯曲を黒澤明が脚色、瑞穂春海が監督にあたる。中村鴈治郎の至芸をご堪能あれ。

/ / /