上映スケジュール ｜ ラピュタ阿佐ヶ谷
(c)東宝
9月10日(水) 〜16日(火)
新珠三千代
1957年（S32）／東宝／白黒／100分
■監督：佐分利信／脚本：田中澄江／撮影：芦田勇／美術：北川恵笥／音楽：宅孝二 ■出演：佐野周二、久慈あさみ、田崎潤、佐分利信、佐原健二、河内桃子、藤木悠
次々と夫を失うという運命に翻弄されながらも、常に誰かを愛し、幸せを求め続ける女の半生――。田中澄江のオリジナルシナリオを、名優・佐分利信が映画化。不幸な運命にも負けず健気に生きるヒロイン・けい子を新珠三千代が好演している。
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1961年（S36）／東宝／白黒／97分
■監督：鈴木英夫／脚本：若尾徳平／原作：松本清張／撮影：逢沢譲／音楽：斎藤一郎 ■出演：池部良、平田昭彦、志村喬、宮口精二、丹波哲郎
銀行支店長の沖野は料亭の美人女将と深い関係になるが、上役との三角関係の果てに左遷。憎悪と嫉妬に燃える彼は復讐を決意する…。松本清張原作の傑作サスペンス。一見貞淑そうな悪女に新珠三千代が扮し、抜群の味をだす。
9月14日(日) 〜20日(土)
香川京子
1959年（S34）／宝塚映画／白黒／99分
■監督：佐伯幸三／脚本：依田義賢／原作：長谷川幸延／撮影：岡崎宏三／音楽：真鍋理一郎 ■出演：鶴田浩二、三橋達也、花菱アチャコ、山田五十鈴、柳永二郎、曽我廼家五郎八、頭師孝雄
三味線に全てを託して芸道一筋に生きようとした男と、ただひたすら真実の愛を捧げた女――。彼らが織りなす愛と感動の物語を、戦前戦後と移りゆく大阪法善寺界隈をバックに描いたもの。主演・助演とも芸達者な俳優が顔を揃え名演技をみせてれる。
有馬稲子
1957年（S32）／松竹大船／カラー／96分
■監督：番匠義彰／脚本：椎名利夫、光畑碩郎／撮影：生方敏夫／美術：浜田辰雄 ■出演：高橋貞二、望月優子、大木実、田浦正巳、高千穂ひづる、片山明彦、永井達郎
浅草の老舗寿司屋「鮨忠」では、長男次男が店を継ぐ気をまったくみせず、女将もあせりの面持ち。仕方なく長女・和子に婿養子を迎えようとするのだが…。下町を舞台にした大船調コメディの快作。有馬稲子が勝気な娘を軽快に演じ、溌溂とした魅力をふりまく。
9月17日(水) 〜23日(火)
1958年（S33）／現代ぷろだくしょん／白黒／95分
■監督：今井正／脚本：橋本忍、新藤兼人／原作：近松門左衛門／撮影：中尾駿一郎 ■出演：三國連太郎、森雅之、日高澄子、雪代敬子、中村萬之助、金子信雄、東野英治郎、菅井一郎
長年の江戸勤務を終えて帰国した武士が知る妻の不義密通――。近松門左衛門の『堀川波鼓』を映画化した今井正監督初の時代劇で、演技派三大スタアが共演。有馬稲子は夫に斬り殺される哀れな人妻・お種をひたむきに演じ、代表作のひとつとした。
(c)日活
芦川いづみ
1965年（S40）／日活／白黒／105分
■監督：中平康／脚本：須藤勝人／撮影：山崎善弘／美術：大鶴泰弘／音楽：伊部晴美 ■出演：沢村貞子、高橋昌也、松下達夫、横山道代、浦辺粂子、山本陽子、中尾彬、細川ちか子
婚期を逃したOLが扉をたたいた結婚相談所。そこは、巧妙に隠蔽されたコールガール斡旋組織だった…！！まるで、冗談のようにヒロインに降りかかる不幸の連続――。清純派・芦川いづみがイメージを脱し、男遍歴を重ねる主人公に体当たりで挑んだ。
9月21日(日) 〜27日(土)
1962年（S37）／日活／白黒／107分
■監督：蔵原惟繕／脚本：山田信夫／撮影：間宮義雄／美術：木村威夫／音楽：黛敏郎 ■出演：宍戸錠、アイ・ジョージ、平田大三郎、南田洋子、桂木洋子、松本典子、武智豊子
北海道稚内の昆布採りの娘・みふねは、人買いの男・秋本に売られるが途中で脱走。見知らぬ男ジョーに助けられ…。美しい心を失わない娘と、孤独にさすらう男達の流転の人生を鋭いタッチで描いた異色作。芦川いづみの素晴らしい存在感にただ圧倒される。
